銚子・角巳之・三代目

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合成の誤謬とTPP③

2013年04月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_9229業務用需要は原価率を下げて利益を確保することが目的であって、食料自給率を上げようとか、国内商品を優先的に使おうなどという事より、まずそれらが優先される訳であります。あたり前ですが...。家庭の消費行動と同じ、これまた合成の誤謬。ある統計によると、スーパーマーケットの店頭での自給率は80%近くありながら、全体では40%程度になってしまうのは、食の外部化。家で食事作らず、それだけ外食機会が増えているのでしょう。で、誰も責められない...。それぞれが自らのおかれた状況において賢明な判断をしただけ....。理事会中に南米・エルサルバドルの話が出て参りました。エルサルバドルは1990年代にコメの自由化を行い、外国から安価なコメが大量流入し、結果、エルサルバドルのコメ農家は激減、水田は従来の4分の一になって...。2008年の穀物相場高騰に際し、コメが入ってこなくなり(買えなくなり)、結果、農村部で子供の栄養失調が蔓延した...と。この論議は故にコメは一粒たりとも入れてはならず、TPPなんかに参加したら大変なことになる...と、捉えかねられませんが...。さてさて、さにあらずかも。これら問題、もっと高次元、さらに言うと逆説的ですが、個人・個人の意識の問題...。続きは次回に。写真は九州からのマグロ延縄船の入港風景。マグロを追って黒潮を遡上して参ります。


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