銚子・角巳之・三代目

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諫鼓鳥(かんこどり)

2024年06月18日 | 日記・エッセイ・コラム

過日、旭市の鎌数伊勢大神宮前にて...。通り掛りましたらお神輿が出ていましたのでしばし見学...。
勝手に写真を掲載してしまい申し訳ありません。毎度のことながら全く他意ありません(ご容赦を)
本日の話題、お神輿の上に載っている鳥(故事の由来など)...同行者がお祭り大好き人間で...。

お神輿の上に載っている鳥は鳳凰(ほうおう)と呼ばれ、その外形の特徴は優雅な羽根で羽の先端
は上向きだそうです。他方、諫鼓鳥(かんこどり)というものがあり、主に山車等で用いられ、
羽の先端は下向きになるのだそうです。諫鼓鳥?...閑古鳥とどう違うのですか?と聞きました。

閑古鳥が鳴く...というと、一般的にはお店等が暇な状況を示しているかと思います。お客さんが
来なくて閑古鳥が鳴いてるよ...なんて聞くことあります...。お祭り男に聞くとこの閑古鳥はカッコー
(鳥のカッコー)のようで、カッコーの鳴き声に哀愁あることが所以だ(?)とのことでした...。

これに対して諫鼓鳥(中国の故事に由来)。ある大様が自らの政(まつりごと)に誤りあらば、人々
に太鼓を鳴らさせることで訴えを聞こうとした...が、善政が敷かれていて太鼓が鳴ることはなく、
太鼓は鳥の遊び道具になった...。本当に安泰なら必要ないもの...を祀る。日本のお祭りの奥深さです。