銚子・角巳之・三代目

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下方硬直性②

2008年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2999 選択肢が示されないまま、一つの決定に従わざるを得ない....。さて、これが良い社会と言えるのか...。日本の会社は圧倒的に中小企業が多い。効率悪いし国際競争に勝てないから、みんな潰れてしまえ。大手だけ残れば良いだろう。農業も水産業も畜産業も効率悪い。後継者もいないんならやめちまえ。海外から買えばいいだろ買えば...。(買えればいいですが...すでに買い負けですよ)大都市だけ残ればいいよ。地方なんていらない。過疎で街が維持できないだろ....。少々飛躍が過ぎたでしょうか?ただ、私個人としては、そう飛躍しているとも思えない....。中小や地方が知恵を出し、試行錯誤する過程で新しいものが生まれる。絶対に沈まない船に乗っていると勘違いしている方々から時代の変革は起こらない。これは歴史が証明しております。浮沈艦なんてありえないのに、俺は一等客室、あんたは三等ね....。滑稽な話です。沈んでしまえば一等も三等もないのに...。変革は辺境から起こる....。現在、他者を非難しない仏教が世界的に注目を浴びているのだそうです。単一価値観を押し付けるような考え方に人間の本性が拒否反応を示し始めている。全国どこに行っても同じような風景、同じようなお店....。確かに効率はいいかもしれません。ただしあらゆる面で“下方硬直性”の弊害が出てくる。値段が下がり難いだけでなく、弱者の立場を考えなかったり、子供の目線を忘れたり、地方の現実を無視したり.....。上とか下とかあまり使いたくない表現ですが、上から下は見えないけれど、下から上は良く見える....。下方に硬直した社会では何かと弊害が多くなる....。一時の怒りに任せて感情的な2日間でありました。まとまりの無い文章で誠に申し訳ありません。本日も印旛・グリーブさんに出没しております。銚子の海から利根川沿いを抜け、印旛沼に着く頃には気分も新たになっていることでしょう。それでは本日も印旛でお会いしましょう。