銚子・角巳之・三代目

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ちょっと前まで

2008年04月06日 | 銚子の魚

Img_2954_2 ちょっと前まで、大衆魚の代表格“アジ” ちょっと前までと書かないといけないほど、最近は貴重品になっているようです....。ある会社の役員さんから、うちの商品担当者がアジが無いって言うんだよ。本当か?とお電話を頂きました。百聞は一見にしかずですよ....。という事で銚子へお越し頂きました。浜の相場聞いてビックリ、今までの倍、三倍以上じゃねえか....。これまたちょっと前まで、干物にするにはオランダ産が良い。いやミッドウェー産もいけるよ...。こういう会話良く聞こえてました。原産国表示が義務化される前の話のようですが....。要するに輸入アジが沢山入っていたので、国産アジの漁獲量は減少していたものの、依然としてアジが“大衆魚”の代表格として君臨していられたのです。が、様相一変。世界の水産物輸入の20数パーセントを独り占め出来ていた時代が去り、世界各地で“買い負け”状態。もう高級魚じゃねえか...という事になっております。気が付けば水産業(漁師)の平均年齢も60代後半。どうすんだ....という事であります。イワシの値段が上がったら、何もイワシ食べなくたって死ぬ訳でナシ..、アジも同様、キャベツは?、大根は?農業の平均年齢も60代後半....。今まで大衆商品であったものが、貴重品、高級品になる。そのスピードが非常に速くなっているように感じております。これがダメなら、あれを....。こんなんじゃなくて、根本的に何かおかしいぞ....。こう考えるのが妥当でありましょう。