メジャーリーグのペナントレースが終了したが、今年は僕が思うにとても意外な結果となった(見る目がなかった)。
シーズン前に僕が予 想したのは次の通り。
ア・リーグが◎レンジャーズ、○レイズ、▲エンゼルス、△タイガース、レッドソックス、ヤンキース
ナ・リーグが◎ブルワーズ、○Dバックス、▲フィリーズ、△レッズ、ジャイアンツ、マーリンズ
ところがア・リーグで地区優勝を決めたのが東地区ヤンキース(地区3位予想)、中地区タイガース(地区1位予想)、西地区アスレチックス(地区3位予想)、それにワイルドカード進出がオリオールズ(地区5位予想)、レンジャーズ(地区1位予想)。またナ・リーグでは東地区ナショナルズ(地区4位予想)、中地区レッズ(地区2位予想)、西地区ジャイアンツ(地区2位予想)でワイルドカード進出はブレーブス(地区3位予想)、カージナルズ(地区3位予想)となった。各リーグともに6チーム予想しているのにプレーオフに進出したのはア・リーグがレンジャーズ、タイガース、ヤンキースの3チーム、ナ・リーグがレッズとジャイアンツの2チームだけである。まぁそれでもヤンキース、アスレチックス、カージナルズなどはある程度この結果の予想はついたが、オリオールズとナショナルズの快進撃だけはとてもじゃないけど僕には予想ができなかった。
まずはオリオールズ。正直レッドソックスの低迷やヤンキースの故障者続出もあったが、ショーウォルター監督の手腕が光った。彼は以前から下位球団を復活させる監督で、過去に指揮したヤンキース、Dバックス、レンジャーズでは彼の退任後まもなくWシリーズへ進出している。ここ数年は投手陣の不振がチーム低迷の原因となっていたが、それを打開するために、ショーウォルター監督は調子のいい投手から使っていく方法を採った。先発もそうだが、とくに中継ぎはドンドンと投入した。このチャンスを数多く与えられる起用法に若手投手陣が奮起、4月は14勝9敗と好スタートを切り、5月も15勝13敗と勝ち越して、6月以降の健闘に結び付けた。その投手陣の中で唯一ローテーションを守ったのが中日から移籍してきたチェンだった。彼の加入にジョンソン、ストロップのセットアッパー、クローザーの充実がこの快進撃を支えた。残念ながら和田はこの中に入れなかったが、和田もまさかここまで活躍するとは思わなかったのではなかろうか。
またナショナルズの監督はあのD・ジョンソンである。は第一次長嶋巨人の助っ人で、メッツなど4球団で実績を積み、昨年から同チームで指揮を執っている。ナショナルズは新興球団だ。前身はモントリオール・エクスポズ。’05年にワシントンD.C.に移転。
ナショナル・リーグ16球団でリーグ優勝、Wシリーズ進出経験のない唯一のチームである。この弱小球団の快進撃が支えるのが。オーナーであるT・ラーナー氏の執念だ。彼はワシントン・セネターズ(現テキサス・レンジャーズ)があった時代からのファン。25㌣外野席券を握りしめ、球場に通い、10代の頃には本拠地球場でアッシャーと呼ばれる席の案内人をしたという。その後不動産の開発で大金を得て、’06年には悲願の球団買収した。
そして488億円をかけ’08年ナショナルズ・パークの開業した。球場の次は選手である。今年ナショナルズから球宴に3人の選手が出場したが。その3人はラーナー氏の肝いり選手である。まずはS・ストラスバーグ投手。彼は’09年ドラフトの全体1位で、契約金は1,510万ドル(約12億800万円)で入団。最速162㌔を誇り、一昨年衝撃のデビューを飾ったが、12試合目で右肘を痛めトミー・ジョン手術を受けた。その彼が15勝6敗の好成績を挙げた。俊足強肩の外野手として活躍したハーパーも’10年ドラフトの全体1位で入団した選手。この時若干17歳。ラーナー氏は彼になんと625万ドル(約5億円)を投じた。19歳の球宴出場はメジャー史上3人目の快挙。彼は2割7分、22本塁打の成績を残した。また21勝を挙げたゴンザレスもラーナー氏のお気に入り。若手4人を放出してまで獲得した選手だ。他にもまだまだ魅力あふれる選手が数多くいるが、この選手たちをまとめたのがジャンソン監督。ラーナー氏の執念プラス若手の成長そして、ジョンソン監督の指導力が実を結んだものと言っていいだろう。このチームまだまだ強くなりそう。
そして今年とんでもない記録が達成された。タイガースのミゲル・カブレラ内野手(29)が打率3割3分、44本塁打、139打点の打撃3部門ともア・リーグトップとなり、三冠王に輝いたのだ。’67年のカール・ヤストレムスキー(レッドソックス)以来、大リーグで45年ぶりの快挙。彼はベネズエラ出身のカブレラは’03年にマーリンズでメジャーにデビュー。’09年から4年連続で打率3割、30本塁打、100打点を記録した。その彼が前述のオリオールズやヤンキース、ダルのいるレンジャーズの前に立ちはだかる。それを観るだけでもプレーオフは面白そう。
ちなみに僕はア・リーグが、レンジャーズが明日勝てばV。負ければタイガース。ナ・リーグはジャイアンツがVだと思っているのだが・・・。
では明日の予想。まずは東京メイン【オクトーバーS】。人気でも11番ムスカテール。ここにきて充実ぶりが目立つ。前走は格上挑戦であったが、0.1差の5着。ここでは一枚力が上だろう。相手は6,10番。東京10R【多摩川特別】は1番マスクトヒーロー。とにかく中山1800m2勝は強かった。東京1600mは初めてだが、あの走りなら問題ないだろう。更なる上昇を期待する。相手は13,15,16番。
京都メイン【デイリー杯2歳S】は7番メイケイベガスター。とにかく緒戦の走りが圧巻。ここは重賞V馬がいるが、ここは通過点。相手は1,9番。京都10R【愛宕特別】は9番キングブレイク。人気でもダートでは一枚力が上だ。すでに1000万条件を勝っているダノンゴールド、エアハリファには先着した実績がある。ここは通過点だろう。相手は8,14番。
明日から3連休。競馬も3日連続開催。それに土日は2日続けてWIN5発売となる。JRAはいったい僕がどれだけまきあげるつもりでいるのだろう。