昨日2頭で悩んだベールドインパクト、ユウキソルジャーが4,3着。ただ僕が本命に推したのは4着になったベールドインパクト。一瞬「嵌った」と思ったが、ゴール前で・・・。道中折り合いに欠いたところがあったので、それが響いたようだ。まぁこんなところが“馬券下手”と自負している所以なのだが・・・。
その【菊花賞】を振り返る。勝ったのは、内田博幸騎乗で1番人気ゴールドシップ(栗東・須貝厩舎)。4角先頭の積極策から押し切り、【皐月賞】に続く2冠を達成した。タイムは3分2秒9。ゴールドシップは先行馬がひしめき合う流れを見ながら、前半は最後方を追走。しかし3角で一気に仕掛けると大外を回って進出し、4角では早くも先頭に並びかける。力任せの競馬をしながら最後まで脚いろはまったく衰えず、2着スカイディグニティ以下を寄せ付けることなく1馬身3/4差の完勝。3着にはユウキソルジャーが入った。
はっきり言ってこのメンバーでは力が違った。鞍上の内田も「GIホースとして強いレースをしなければと思いました」と言っていたが、その通りの競馬だった。まさしく横綱相撲、この競馬ができれば古馬との対戦も面白そう。
2着のスカイディグニティもよく走っている。初めてのGIでこれだけ走れば十分だろう。距離は長い方が良さそうで来年の【天皇賞・春】あたりでも面白いかもしれない。3着のユウキソルジャーも距離は長ければ長いほどいい馬。正直これからの馬で、今後も楽しみだ。4着のベールドインパクトは前述したように折り合いを欠いたのが痛かった。それがなければ2着と際どかったかもしれない。9着マウントシャスタはやはり2000m~2200mぐらいまでの馬だろう。
勝ったゴールドシップは父ステイゴールド、母ポイントフラッグ(母父メジロマックイーン)の黄金血統。この勝利で通算成績は9戦6勝となった。重賞は今年の【皐月賞】、【神戸新聞杯】、【共同通信杯】に続き4勝目。ステイゴールド産駒はJRA重賞43勝目(今年11勝目)。GⅠ勝利は【宝塚記念】以来今年3勝目、通算12勝目となった。
内田博幸は’08年のオウケンブルースリで勝って以来の同レース2勝目、JRA重賞は通算23勝目、今年6勝目となった。GⅠは【皐月賞】以来7勝目となった。管理する須貝尚介調教師は同レース初制覇。JRA重賞はすべて今年で6勝目、GⅠは【皐月賞】以来2勝目となった。
来週は【天皇賞・秋】。強い3歳馬、無敗のカレンブラックヒル、【ダービー】2着馬で重賞2勝フェノーメノが登録している。僕は古馬を本命に考えているのだが、フェノーメノは相当強いと思っている。