ア・リーグの優勝決定シリーズでヤンキースにとって激震が走った。なんとヤンキースのチームリーダーであるデレク・ジーターが延長12回表、ジョニー・ペラルタ遊撃手が打った二遊間へのゴロをキャッチした際に骨折をしたのだ。ジーターはグラウンドに倒れたまま立ち上がることができず、ジラルディ監督とトレーナーに肩を借りながらベンチに下がったが、ヤンキースにとってあまりにも大きな損失。これでA・ロッドが気合を入れなおし活躍してくれれば良いが・・・。僕の予想、タイガースが勝ち抜くが少し近づいたかな!? ヤンキースの奮起を期待したい。
今日の重賞を振り返る。まずは京都メイン【秋華賞】。勝ったのは岩田康誠騎乗で1番人気に推されたジェンティルドンナ(牝3・石坂正)。ヴィルシーナとの叩き合いをハナ差制して優勝。史上4頭(’86年メジロラモーヌ、’03年スティルインラブ、’10年アパパネ)の牝馬三冠獲得となった。の牝馬3冠を達成した。2分0秒4。3着には6番人気のアロマティコが入った。レースは最内枠のヴィルシーナがハナを主張してスローに流れたが、向こう正面で小牧騎乗のチェリーメドゥーサが一気にまくり、そのまま大逃げの形になって場内は騒然とした。直線半ばでもチェリーはかなりのリードを保っていたが、ゴール手前で外からジェンティルドンナ、内からヴィルシーナが併せ馬の形でかわし、鼻面をそろえてゴール。写真判定の結果、わずかに外のジェンティルに軍配が上がった。いやぁ参りました。この1,2着馬は本当に強かった。特にジェンティルドンナは直線で差し返すまだ成長の余地があるような走り。恐れ入った! これで【エリザベス女王杯】に向かうのだろうが、断然1番人気だろう。岩田が「ブエナビスタ、ウオッカに匹敵する」と口にするのだから・・・。僕は今のところ古馬を狙うつもりだが、正直少し自信が揺らいでいる。2着ヴィルシーナも精一杯の走りだった。普通なら1冠ぐらいは獲れた馬だろうが、相手が悪かった。3着アロマティコはこれから経験をつめばもっと走ってくるだろう。いい走りであった。今後面白いのはレースを掻き回したチェリーメドゥーサ。デビュー時父シックスセンスにそっくりの走りをすると思った馬。少し注目したい。6着アイムユアーズは枠の不利もあったがやはり力負けだろう。僕が本命に推したハワイアンウインドは13着。3角すぎから失速。何があったのかわからないが、もっと走れる馬だと思っている。
勝ったジェンティルドンナは父:ディープインパクト、母:ドナブリーニ(母父Bertolini)という血統。通算成績は8戦6勝(重賞5勝)。ディープインパクト産駒はJRA重賞通算26勝目(今年はなんと17勝目)。GⅠは【ダービー】のディープブリランテ以来7勝目となった。
鞍上の岩田康誠はJRA重賞通算50勝目(今年8勝目)で、GⅠは先日の【スプリンターズS】のロードカナロア以来通算17勝目。【秋華賞】はブラックエンブレム、アヴェンチュラに続き3勝目となった。管理する石坂正調教師は【秋華賞】初制覇。JRA重賞は通算36勝目(今年10勝目)、GⅠは【オークス】以来9勝目となった。
東京で行われた【東京ハイジャンプ】は簡単に。勝ったのは2番人気デンコウオクトパス(西谷誠騎乗)。勝ちタイムは3分27秒1のレコード。3/4馬身差の2着に4番人気ナリタシャトルが、1馬身半差の3着に3番人気シゲルジュウヤクがそれぞれ入線した。尚、1番人気のマジェスティバイオは落鉄もあり、9着に敗れた。
デンコウオクトパスは坂口正則厩舎の5歳牡馬で、父マヤノトップガン、母シルキーマニッシュ(母父リズム)。通算成績は34戦8勝となった。トップガン産駒はJRA重賞17勝目、今年は2勝目となった。鞍上の西谷は’09年【中山大障害】のキングジョイ以来13勝目となった。また坂口調教師はJRA重賞23勝目、今年3勝目となった。
来週は遅すぎる夏休みのため、奥さんと旅行に行く予定。木曜日から土曜日まででよって【菊花賞】の予想は書けても、土曜日の予想は書けないかも・・・。