エンゼルスの大谷翔平が今日のレンジャーズ戦「2番・投手」で投打同時出場し、7回2失点で9勝目(1敗)をマークした。自身では8連勝。ピンチで100マイル(160.9㌔)を超える速球を連発するなどした熱投で、米自己最多を更新する117球を投げた。打撃成績は4打数無安打だった。この勝利で、大谷は、ベーブ・ルースがレッドソックス時代の1918年に記録した「2桁本塁打&2桁勝利」にあと1勝とした。103年ぶりの大記録が目前に迫り、次の登板に全世界の野球ファンの注目が集まる!
野球の話題をもうひとつ。西武の栗山巧(38)が楽天17回戦の9回に元同僚の牧田和久から左前打を放ち、史上54人目の通算2000安打を達成した。38歳0カ月、2041試合目での到達。西武の生え抜きでは史上初の達成となった。38歳の誕生日だった3日の楽天戦に、あと2本の状態で臨んで1安打。史上初となるバースデー到達とはならなかったが、その翌日、あと1本として迎えた試合で足踏みすることなく決めた。3年目だった2004年9月24日の近鉄27回戦に先発でプロ初出場し、7回に小池秀郎からプロ初安打(右前打)。20年目の今季は残り74本からスタートし、開幕から83試合目の出場で到達した。兵庫・育英高からドラフト4巡目で02年に入団。08年に主に2番打者として167安打で初タイトルとなる最多安打に輝き、チームの日本一をけん引。主力として18年の10年ぶりとなるリーグ優勝にも貢献した。天晴れ!
女子ゴルフの話。《ゴルフ5レディス》2日目。雷雲接近のため午後2時43分から競技中断となっていたが、その後も天候回復が見込めず。午後4時10分にコースコンディション不良のため、7組19選手を残して競技順延が決定。トータル10アンダー・暫定首位タイに大里桃子、新垣比菜、吉本ここね。トータル9アンダー・暫定4位タイには岡山絵里、野澤真央が続いている。 約2カ月ぶりツアー復帰のイ・ボミ(韓国)はトータル4アンダー・暫定28位タイ。大会連覇がかかる小祝さくらはトータル2アンダー・暫定46位タイでホールアウトしている。僕の注目は吉本。《東京五輪》銀メダルの稲見萌寧稲と同じ1999年度生まれの谷間の世代。暫定ながら首位に立つのは2019年6月の《ヨネックス・レディース》初日以来2度目で、稲見に続く谷間の世代2人目のツアー優勝を目指す。吉本頑張れ!
今日の競馬の話題。札幌5R【2歳新馬】(1500m芝)で、武豊騎乗の1番人気ドーブネ(牡、栗東・武幸四郎厩舎)が後方待機から徐々にポジションを上げ、直線に入ると外から前団を一気に捕らえて初陣を白星で飾った。タイムは1分30秒5。ドーブネは、父ディープインパクト、母プレミアステップス(母父フットステップスインザサンド)という血統で、千葉サラブレッドセールで史上最高額となる5億1711万円(税込)で取引された。馬主は「ウマ娘」の藤田晋氏。高額馬がいきなり勝つ。それも粗削りながら完勝。高い馬には嫉妬を感じるが、この馬強いかもしれない。強いといえば、今日ドーブネより今後注目したいと思ったのが、小倉2R【2歳未勝利】(1700mダート)で、単勝1.7倍と断然の人気に支持され、8馬身差の逃げ切り勝ちを見せたコンクパール(牝・中竹厩舎)。走破タイム1分44秒8は、サージュミノル(2017年8月12日)を0秒1上回る2歳1700mダートの日本レコードで、小倉1700mダート(エーシンスコルピオ11年12月10日)を0秒8更新した。父アメリカンフェイローは15年に米クラシック3冠制覇を達成し、同年の年度代表馬に輝いた名馬で、母エーゼットウォリアーは10年に米GI【フリゼットS】をVの世界的な名血。まだデビューしていない僕の一口馬にはダート向きの馬も多い。よってこの馬の出現はちょっとがっかり。
今日の重賞を振り返る。札幌11Rで行われた【第56回札幌2歳S】は、C・ルメール騎乗の1番人気ジオグリフ(牡・岩戸孝樹厩舎)が3コーナーから徐々に進出を開始し直線入り口で早め先頭に立つと、そのまま後続を勢いよく突き放して4馬身差の快勝。新馬戦から連勝で重賞初制覇を果たした。新種牡馬ドレフォン産駒はJRA重賞初勝利。タイムは1分49秒1。2着には武豊騎乗で後方待機策から直線で追い込んだアスクワイルドモア(4番人気)、さらに1馬身1/2差遅れた3着に同じく後方から末脚を伸ばしたヴァンキッシュラン産駒トーセンヴァンノ(5番人気)が入った。
勝ったジオグリフだが、僕が思っているより強い馬だった。反応も良く、最後は良い脚を使える。能力が相当だが、子供で伸びしろもありそう。今後注目の馬だ。2着アスクワイルドモアは自分の競馬に徹して2着。ただ勝ち馬は強すぎた。3着トーセンヴァンノも良い脚を使っている。もう少し、切れる脚があればいいが・・・。トモがパンとすればもっと良くなる。
ジオグリフは、父ドレフォン、母アロマティコ母父キンカメという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は2戦2勝。重賞は初制覇。【札幌2歳S】は岩戸孝樹調教師は初勝利、C・ルメールは2017年ロックディスタウンに次いで2勝目となった。
明日の予想。まずは新潟メイン【新潟記念】は5番リアアメリア。昨秋から成績はイマイチだが、着差ほど負けていないし、【エリザベス女王杯】はラッキライラック、サラキアから0.6差。このメンバーなら十分勝ち負けになる。鞍上が川田に戻り、中内田厩舎との黄金コンビ。人気にならないなら・・・。相手は2,6,9,11,12,13,17番。小倉メイン【小倉2歳S】は7番スリーパーダ。新馬戦から福永が控える競馬を見せたセンスは2歳馬としては上出来。馬体が小さいので将来性は厳しいかもしれないが、血統的にもシンハライトの下と侮れない。またキャロットは今1歳場の募集中で、勝ってアドバルーンを上げたいところ。相手は2,3,4,5,9,10番。札幌メイン【丹頂S】は10番カウディーリョ。前走で距離適性を見せた。こちらも募集中のキャロットで、ディアデラマドレの下。勝ち負けを期待したい。相手は3,4,5,7,9番。
明日の一口馬は昨日も書いたが、新潟10R【両津湾特別】にゴールドレガシーが出走する。ここは人気になっているが、新潟は得意の舞台で、勝利を期待したい!