先週の【安田記念】を制したJRAの藤沢和雄調教師(68)が、今日の函館10Rで管理するシークレットアイズが勝ち、史上2人目となるJRA通算1500勝を達成した。藤沢師は1988年3月1日に厩舎を開業。初勝利は同年4月24日の新潟競馬11Rで飾っている。通算8615戦目での到達。JRA重賞は、G1・30勝を含む121勝。史上1位は尾形藤吉調教師の1670勝。天晴れ!
今日の新馬戦を振り返る。東京5R【2歳新馬】(1400m芝)は、D・レーン騎乗の1番人気ノックオンウッド(牡・堀宣行厩舎)が2番手から直線に入ると逃げたレオテソーロ(5番人気)との叩き合いをクビ差制して初陣を飾った。タイムは1分26秒8。クビ+4馬身差の3着にはスターリングワース(2番人気)が続いた。
ノックオンウッドは、父フランケル、母トゥアーニー(母父カントリーリール)という血統。フランケル産駒では過去にソウルスターリング、モズアスコットが出世している。
阪神5R【2歳新馬】(1200m芝)は、福永祐一騎乗の2番人気ヨカヨカ(牝・谷潔厩舎)が中団の5番手から、直線に入って先頭に立った1番人気のモントライゼをアタマ差差し切ってデビュー勝ちを果たした。タイムは1分10秒8。アタマ+3馬身半差の3着にはブラックアーメット(6番人気)が続いた。
ヨカヨカは、父スクワートルスクワート、母カチューシャ(母父デインヒルダンサー)という血統。熊本の本田土寿牧場で生産され、今年のJRAブリーズアップセールにて1122万円で取引された。1986年以降では、熊本県産馬による、九州産限定戦以外のJRA2歳新馬戦初勝利の快挙。よかよか!
函館5Rの【2歳新馬】(1000m芝)は1番人気リンゴアメ(牝・菊川厩舎・丹内騎乗)が勝利した。勝ちタイムは57秒6。1馬身3/4差の2着に7番人気クムシラコ、さらにクビ差の3着に4番人気トーセンロジャーが入った。
リンゴアメは父マツリダゴッホ、母マイネデセール(母父マイネルラヴ)。通算成績は1戦1勝。マツリダゴッホ産駒は早くも今年2勝目。ノルマンディーで僕もマツリダゴッホ産駒を1頭出資しているのだが・・・。
続く、函館6R【2歳新馬】(1200m芝・牝馬限定)は、団野大成騎乗の1番人気ラヴケリー(栗東・高柳大輔厩舎)が最内から二の脚を生かしスピードの違いで逃げ切り勝ちを果たした。タイムは1分09秒6。3馬身差の2着にはスノークリスマス(7番人気)、さらに半馬身差遅れた3着にセントポーリア(8番人気)が続いた。
ラヴケリーは、父カレンブラックヒル、母ダームドゥラック、母の父シンボルクリスエスという血統。カレンブラックヒル産駒はこれまで16勝を挙げているが、まだ2勝馬が出ていない。ラヴケリーがその壁を敗れるか注目!
明日の予想。東京メイン【エプソムカップ】。本命は一昨年の勝ち馬・サトノアーサー。このところ勝ちきれないが、確実に走っている。距離も1800mがいちばん合いそう。鞍上はレーンだし、年齢的に人気が落ちる今回が狙い目。相手は1,2,3,5,13,17番。阪神メイン【マーメイドS】は7番エアジーン。切れる脚がないので重馬場は歓迎のクチで鞍上は川田。面白い!あとは輸送で馬体重が減らなければ・・・。相手は1,2,3,6,9,12番。函館メイン【UHB杯】は12番スギノヴォルケーノ。函館は2勝2着1回と好相性。ひと叩きしてここを狙い撃ち。相手は4,6,7,8,10,15番。
今日の一口馬・カーヴィーレーザーは今日の東京【3歳未勝利】(1300mダート)に宮崎北斗騎乗で出走も結果15着と惨敗。調子もよく、馬体も大きくなって期待していたが、今日の馬場が合わなかったのだろう。これで3アウトとなり、未勝利の出走が厳しくなってきた。残念!