2020年注目の新馬戦。東の一番星は超伏兵だった。東京5R【2歳新馬】(1600m芝)は、横山武史騎乗の8番人気ウインアグライア(牝・和田雄二厩舎)がインの4番手から、直線で抜け出した断然の1番人気ブエナベントゥーラとサンハーリンゲン(5番人気)の間をしぶとく伸びてデビュー勝ちを果たした。タイムは1分37秒2。クビ差の2着にはブエナベントゥーラ、さらに1馬身半差遅れた3着にサンハーリンゲンが続いた。勝ったウインアグライアは、父マツリダゴッホ、母ウインアルテミス(母父アーチ)という血統。超良血馬がマツリダゴッホ産駒の1200万円(3万円400口)に負ける。これも競馬。だから面白い。尚3回東京開幕週の1600m芝の新馬戦(混合)は、17年ステルヴィオ、18年グランアレグリア、19年サリオスと、3年連続でG1馬を輩出している出世レース。果たしてウインアグライアは・・・。
一方、18年生まれ1番星は豊騎乗馬。阪神5R【2歳新馬】(1600m外回り芝)は、武豊騎乗の6番人気ダディーズビビッド(牡・千田輝彦厩舎)が、逃げたウインメイユール(7番人気)の2番手からゴール前余裕十分に抜け出して初陣を飾った。タイムは1分36秒6。半馬身差の2着にはウインメイユールが逃げ粘り、1番人気のステラリアは中団から追い込んだが半馬身+3馬身差の着に終わった。ダディーズビビッドは、父キズナ、母ケイティーズギフト(母父フレンチデピュティ)という血統。ケイティーブライド(父ディープインパクト)の半弟。思ったより走る馬。先々までちょっと楽しみな馬だ。
阪神11Rで行われた【第73回鳴尾記念】は、福永祐一騎乗の10番人気パフォーマプロミス(牡8歳・藤原英昭厩舎)が中団イン待機から直線伸びて1番人気ラヴズオンリーユーとの叩き合いをハナ差凌いで勝利。昨年の【天皇賞・春】3着以来の実戦だったものの、地力の高さを発揮し重賞3勝目を飾った。タイムは2分00秒1。ハナ差の2着には1番人気ラヴズオンリーユー、さらに半馬身差遅れた3着には後方から追い込んだレッドジェニアル(4番人気)が続いた。
勝ったパフォーマプロミスだが、8歳馬で1年ぶりに出走して勝つのですから、能力はあるのだろう。最後はクビの上げ下げだったが、福永が運を持ってきたのかもしれない。勝負事に運は不可欠だから・・・。逆に運が無かったのがM・デムーロ騎乗の2着ラヴズオンリーユー。一瞬は前に出ていたんだが・・・。ここは勝ちに行っての2着。運がないし、出来も完璧では無いのかもしれない。3着レッドジェニアルは酒井の肝の据わった騎乗ぶりが光った。スタートの時点で後方から・・・。最後は際どく来ていたので、あとはゲートが良くなってくればもっと良い。4着引退レースの10歳馬サイモンラムセス。これまでの先行策とは一変、後方で脚をため、2番目に速い上がり35秒3の脚で追い上げた。今後は種牡馬を目指し北海道日高町のサンシャイン牧場でけい養される予定らしい。お疲れさま!僕本命のレッドガランは5着。初めてコーナー4つの2000m戦が響いた感じ。ただ慣れてくれば十分勝負になりそう。
パフォーマプロミスは、父ステイゴールド、母アイルビーバウンド(母父タニノギムレット)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は19戦8勝。重賞は2018年【日経新春杯】、【アルゼンチン共和国杯】に次いで3勝目。【鳴尾記念】は、藤原英昭調教師は初勝利。福永祐一は2008年サクラメガワンダー、12年トゥザグローリーに次いで3勝目となった。
明日の予想。まずは東京メイン【安田記念】。今までアーモンドアイはレースの疲れが残るため、前哨戦は使わず1戦必勝の競馬をしてきた。それを考えると、中2週で使えるなんて無謀。ただこれだけの名馬を名調教師国枝師が使うのだから、相当の自信があるはず。【宝塚記念】との天秤でこっちを選んだのだから黙って買い。相手は1,2,6,11,13,14番。ダノン3頭ではスマッシュが面白そう。東京12R【小金井特別】は4番オルクリスト。展開の利が欲しいが、東京1300~1400mはこの馬にとって最高の舞台。ここは力が入る。相手は3,5,8,13,14,15番。阪神メイン【ストークS】は14番アドマイヤスコール。前走マイルで好走。阪神は合うし、鞍上も2度目。あんまり人気ににもならないようなら面白い。相手は4,8,9,12,13,15番。阪神12Rは10番セカンドエフォート。差のない競馬が続くが、勝ちきるまでは出来ない馬。末脚が基本だが、馬込みでも競馬が出来るタイプ。相手は3,4,5,11,12,16番。
明日は一口馬フラッフィクラウドが東京7Rに出走する。初めて古馬との競馬。少し敷居は高いが今後に繋がる競馬を見せて欲しい。
今日久々にゴルフに。ハーフだけだったが、暑さにぐったりだった。OB連発でスコアはイマイチだったが、ゴルフできる幸せを感じた瞬間だった。