だが、競歩王国か!? 《陸上・世界選手権》男子20キロ競歩で山西利和(愛知製鋼)が1時間26分34秒で同種目日本勢初の表彰台となる金メダルを獲得し、2020年《東京五輪》代表に決まった。大出身の23歳は「うれしい気持ちとほっとする気持ち」と胸をなでおろした。7㌔過ぎで先頭に立ち、そこから一人旅。深夜のレースながら気温32度、湿度77%の消耗戦。首に保冷剤をあてるなどして対策し、2位と15秒差で制した。1936年《ベルリン五輪》男子三段跳び覇者の田島直人らに続く京大出身の五輪選手となったことについては「二番煎じです」と語った。50㌔の鈴木に続いての金メダル。それも過酷な中での逃げ切りレース。度胸の凄さに感服した! 天晴れ!
クライマックスシリーズ(CS)が始まった。セ・パ両リーグともに3位チームが逆転勝ち。僕の予想と違って下克上第一弾に王手を掛けた。そのCSだが、パ・リーグファーストステージ第1戦。下剋上で日本一を目指すパ・リーグ3位の楽天がソフトバンクに逆転勝ち。ファイナルステージ進出に王手をかけた。両チーム6本の本塁打が飛び出した空中戦を楽天が制した。一回、浅村の右へのソロで先制。2点を追う三回、オコエが左へソロ弾を放つと、1点を追う五回、浅村がこの日2本目となるソロ弾で同点に追いついた。3-3で迎えた七回、茂木が2死から左へ勝ち越し弾を放ち試合を決めた。先発の則本昂は6回5安打3失点だった。それにしても千賀が誤算だった。打線も繋がらなかったし、完敗。ソフトバンクらしくない試合運びだった。後のないソフトバンク、工藤監督の手腕に期待する。
一方、セ・リーグのCSファーストステージもレギュラーシーズン3位の阪神が最大6点差を終盤にハネ返して同2位のDeNAに8―7で大逆転勝利。“下克上”でのファイナルステージ進出に王手をかけた。阪神は先発右腕の西が初回に先頭から筒香の3ランを含む5連打を浴び、5連打目となった宮崎の投手強襲安打を左足に受けて1死も取れずわずか12球で降板。5回には4番手左腕・島本が4点を失い、一時は1―7と一方的にリードを許す展開となった。だが、レギュラーシーズン最後に6連勝し、最終戦で広島をかわしてCS進出を果たした阪神の勢いはポストシーズンに入っても衰えていなかった。1―7で迎えた7回、北條の左越え3ランなどで一挙4点を返して5―7と2点差に詰め寄ると、8回には木浪の右前適時打で1点差とした後に北條が中越えへ2点適時三塁打を放ってついに逆転に成功。8回は7番手左腕・岩崎が3者連続三振に斬って取ると、9回は守護神の藤川が1点差を守り切った。DeNAは右手小指打撲から復帰して今年初の3番に入った筒香が初回の先制3ランを含む5打点と活躍。1番に入った神里が4安打と途中まではラミレス監督の起用がはまったが、終盤の継投に失敗した。7―1で迎えた7回に登板したバリオスがピンチを招くと、代わったエスコバーが北條に3ランを被弾。エスコバーがその裏の打席に入って8回も続投すると、木浪の適時打で1点差に迫られた。エスコバーはさらに近本にも打たれて2死一、三塁とピンチを広げたところで降板。ここでマウンドに上がった国吉が北條に逆転の中越え2点適時三塁打を浴びた。ラミレス監督の油断以外何者でもない。短期決戦に油断を見せた結果。これでラミレスの続投はなくなったかな!?
今日の競馬を振り返る。東京11Rで行われた【第5回サウジアラビアロイヤルカップ】は、石橋脩騎乗の1番人気サリオス(牡・堀宣行厩舎)が4番手追走から、直線で2番人気のクラヴァシュドールとのマッチレースを制し、1分32秒7のレコード勝ちで新馬戦からの連勝で重賞初制覇を飾った。1馬身1/4差の2着にはクラヴァシュドール、さらに3馬身半差遅れた3着に逃げたアブソルティスモ(3番人気)が粘り、人気サイドの決着となった。
勝ったサリオスだが、相当能力は高い。2着馬も頑張っていたけど、力の差は感じた。これからが楽しみな馬だ。2着クラヴァシュドールも良く走っているが、今日は相手が悪かった。まだ強くはなる。3着アブソルティスモは自分のリズムで良い感じに進めた。長く良い脚を使うタイプだが、前2頭が強すぎた。
サリオスは、父ハーツクライ、母サロミナ(母父ロミタス)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は2戦2勝。【サウジアラビアRC】は、堀宣行調教師、石橋脩ともに初優勝となった。
明日の予想。まずは東京メイン【毎日王冠】は4番インディチャンプを狙う。目標は次の【マイルCS】のように思えるが、この馬右回りは不安がある。また【天皇賞・秋】もやはり1ハロン長い。となると、休み明けだがこのレースは稼ぎたい舞台。福永もずっと乗っているし、ここは勝負。相手は1,2,3,8,9,10番。京都メイン【京都大賞典】は9番エアウインザー本命。2400mは長いイメージだが、逆にこの距離はGⅠチョイ足らずの決め手を補ってくれるのでは・・・と思っている。過去16戦中13戦1番人気はこの馬の素質を誰もが認めている証拠。人気落ちの今回が面白い。相手は1,4,6,11,14,16番。新潟メイン【信越S】は9番デアレガーロ。前走は距離が短かった。このメンバーなら十分勝ち負け。相手は1,2,5,7,16,17番。
明日はこの秋PGAツアー《ZOZOチャンピオンシップ》が行なわれる習志野カントリーに行ってくる。昔一度行ったことがあるが、ほぼ覚えていない。松山、ウッズに替わって下見してきます!