いやいやWBCはしんどいぞ!2大会ぶりのWBC王者を目指す侍ジャパンの前に準決勝以降で対戦する可能性のある4強(米国、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ)が現役メジャーをずらりと揃えてきた。中でも初優勝を目指す米国は史上最強のメンバーが集結した。今までそれなりのビッグネームを揃えてきたが、今回はGMを務める元ヤンキースの名将ジョー・トーリに、監督を務めるジム・リーランドの本気度がそのまま表れたメンバー選出となった。まずは野手陣。なんと15人中12人がオールスター戦経験者で、レギュラーはほぼゴールデングラブ賞受賞者。昨季41本塁打133打点で2年連続ナ・リーグ2冠王アナレド(ロッキーズ)はいるが、どちらかというとバランスのいい選手が揃う。そして今回もっと本気度を感じるのが投手陣。とにかくブルペンの層が分厚い。メジャー最高の救援左腕の一人とされるミラー(インディアンス)を筆頭に、37Sのロバートソン(Wソックス)、38Sのダイソン(レンジャーズ)、15Sのマギー(ロッキーズ)、15Sのグレガーソン(アストロズ)、クリッパード(ヤンキース)と各球団の左右のクローザーとセットアッパーがズラリ。球数制限もあり起用法が限られる大会で、これだけの駒が揃うのは強み。先発も昨季16勝のロアーク(ナショナルズ)、12勝のダフィー(ロイヤルズ)、ともに9勝のアーチャー(レイズ)にストローマン(ブルージェイズ)と並ぶ。残念がら予備登録投手に期待されたカーショー(ドジャース)やバムガーナー(ジャイアンツ)は呼べなかったが、昨季20勝のハップ(ブルージェイズ)、新人王のフルマー(タイガース)らが予備登録されたのも心強い。
また2連覇を目指すドミニカ共和国代表も豪華。前回MVPの強打のカノ(マリナーズ)に加えマチャド(オリオールズ)や元本塁打王のクルーズ(マリナーズ」など昨季30本塁打以上マークした大砲が6人もいる。投手も昨季18勝の右腕クエト(ジャイアンツ)、16勝マルティネス(カージナルス)、10勝ボルケス(マーリンズ)が入った。やや米国に対し投手が弱いか。
前回準優勝のプエルトリコ代表はベルトラン(アストロズ)とメジャー最高捕手モリーナ(カージナルス)の両ベテランが中心だが、インディアンスの2番を打つリンドア、Aロッド2世と言われるコレア(アストロズ)、昨年世界一に貢献したバエス(カブス)の若手内野手トリオもいて楽しみ。投手は昨季13勝サンティアゴ(ツインズ)がエース格だろうが、モリーナの好リードが若手投手陣を牽引する。
プエルトリコよりビッグネームが揃ったのがベネズエラ。メジャー最後の三冠王カブレラ(タイガース)、元首位打者ゴンザレス(ロッキーズ)、昨季338、24本塁打のアルテューベ(アストロズ)、27本塁打のマルティネス(タイガース)と重厚打線。捕手には15年ワールドシリーズMVPのペレスもいて投手陣を引っ張る。その投手陣は絶対的エース・ヘルナンデス(マリナーズ)、ペレス(レンジャーズ)、チャシーン(パドレス)が先発だが、後ろには通算430サーブのロドリゲス(タイガース)、昨季37セーブのゴメス(フィリーズ)が控える。選手層はやや薄いが、役者はそろっている。
その他で僕が注目しているのはメキシコ。野手陣はドジャースの主砲ゴンザレス、昨季42本塁打のデービス(アスレチックス)が核となるが、日本で活躍しているレナード(日本ハム)、クルーズ(巨人)、アマダ―(楽天)とそれなり面白いメンバー。たた注目なのが投手陣で日本ハムのメンドーサはいるが、通算108勝のガヤード(マリナーズ)、2年連続二けた勝利のガルシア(ブレーブス)、昨季10勝ゴンザレス(Wソックス)らが先発を担い、抑えには若きクローザー昨季36Snoオズナ(ブルージェイズ)がいる。それとオランダも侮れないと思っている。野手は2年連続シルバースラッガー賞に輝いたボガーツ(Rソックス)が加わり、グレゴリアス(ヤンキース)、スクープ(オリオールズ)、シモンズ(エンゼルス)、プロファー(レンジャーズ)と若手実力派が並んだ。これにヤクルトのバレンティンが加わるのは面白い。投手陣は国内リーグが中心だが、可2次ラウンドで日本と当たり、ソフトバンクのバンデンハークが投げて来たら足元を掬われることも・・・。
他にも韓国、キューバ、台湾、カナダと伏兵はいるが、僕の予想では1次ラウンドを勝ちあがるのはAが韓国、オランダ。Bが日本、キューバ。Cが米国、ドミニカ。Dメキシコ、ベネズエラ。2次ラウンドでは日本とオランダ、米国とドミニカ。そして日本は準決勝で米国、ドミニカのどちらかに敗れるのではないかと思っている。でもこれは楽観的見方で、下手したら2次ラウンドで負ける可能性も十分あると思っている。
では明日の予想。まずは【クイーンC】。本命はオークス馬になると思っている15番アドマイヤミヤビ。昨秋の【百日草特別】の走りが圧巻。のちに【京都2歳S】を勝ったカデナを撃破は立派の一言。ひと息入れた今回も資質は断然。惚れた女振られるまで追いかける。ストーカーか!?相手は1,4,6,8,11,13番京都メイン【洛陽S】は5番ケントオー。道悪は苦にしない馬だし、京都も得意。今年好調の和田だったら馬券圏内には持ってこれる。相手は3,4,6,7,9,10番。明日から始まる小倉【帆柱山特別】は5番シゲルノコギリザメ。前に行ってなんぼの馬、小倉1200mが一番の舞台。重馬場もこなす。相手は1,2,4,6,8,12番。今HPを観たら明日雪で京都小倉が開催延期になる可能性がある。よって開催中止になった場合の予想もしておく。東京12Rは人気でも7番アルールキャロル、ここ2戦は相手が悪かっただけ。能力は高くここは単勝勝負。相手は5,6,8,9,13,16番。東京10R【銀蹄S】は11番イーグルフェザー。ひょっとしたらダート界の大物になると思っている馬。馬券的にはライバルが多い今回が美味しい。相手は1,2,7,10,13,15番。特に勝負は2,10番。
今日はこれまで!