競馬の話題にする前に野球ネタを少し。今日、西武の選手が二つ記録を達成した。まずは秋山翔吾(27)。今日行なわれたロッテ戦の5回2死二塁の第3打席でロッテ涌井から三塁内野安打を放って史上6人目(7度目)のシーズン200安打を達成した。131試合目での200安打達成は94年のイチロー(オリックス)の122試合に次ぐ歴代2位のペース。尚、秋山は7回の第4打席でも右前適時打を放ち201安打としたが、シーズン最多安打プロ野球記録マートンの214本も、残り12戦残っているので十分届く可能性がある。もうひとりは菊池雄星(24)。同じくロッテ戦2回1死走者無し、デスパイネを二ゴロに抑えた4球目の内角高め直球がプロ野球左腕史上最速となる157㌔をマークした。プロ野球史上最速は大谷(日本ハム)、クルーン(元巨人)ら162㌔で157㌔以上をマークした投手は10人以上いるが、全て右腕投手だ。秋山といい、菊池といい、今日の記録は大変立派だが、そんな投打の記録があったのにCSに向けて大事なロッテ戦に負けるのだから、野球って上手くいかないものだ。
競馬の話。レース回顧する前に夢のような話をひとつ。今日の競馬の【WIN5】で史上最高となる3億9,566万3,730円の高額配当が飛び出した。対象5レースで1番人気が総崩れし、的中1票だけだった。
1レース目の中山9R木更津特別で4番人気イントrpダクションイが勝つとその後は、11番人気リメインサイレント→3番人気ナンチンノンが勝ち、残る2レースの阪神11R【セントウルS】は10番人気のアクティブミノル、中山11R【京成杯AH】は13番人気のフラアンジェリコが勝って大波乱の決着となった。これまでの過去最高配当は昨年10月12日の2億3,253万1,180円で的中は2票。【WIN5】は昨年6月8日から配当の限度額が2億円から6億円に引き上げられ、これまで2億円超えは3度記録されていたが、3億円超えは初めての記録となった。それにしてもこんな【WIN5】、どうして買えるのだろう。
では今日の重賞を振り返る。まずは中山11Rで行われた【第60回京成杯AH】。勝ったのは田辺裕信騎乗の13番人気フラアンジェリコ(牡7歳・斎藤誠厩舎)。これこそまさしくハンデ戦といえるような7頭がほぼ一団となってゴールに飛び込んだ大混戦を制し重賞初Vを飾った。タイムは1分33秒3。これぞまさにハンデ戦。レースはケイティープライドが単騎逃げ。アルビアーノが2番手、その外にコスモソーンパークが続いた。さらにスマートオリオン、エキストラエンド、レッドアリオンなどが好位集団を形成。先行勢は坂下まで粘りを見せるが、ゴール前は後続が一気に殺到しての大混戦となった。そして最後にハナ差だけ差し切ったのは道中は最後方にいて、直線でスルスルと末脚を伸ばし、53㌔のハンデを利した7歳馬フラアンジェリコだった。ハナ差2着は11番人気のエキストラエンド。さらにハナ差の3着が7番人気のヤングマンパワーが入った。
勝ったフラアンジェリコはまさしハンデ差を利しての勝利だろう。展開も嵌ったというのもあったが、鞍上の田辺の原の据わった騎乗も見事だった。まぁあくまでも今後もハンデキャップホースだろう。2着エキストラエンドは僕も抑えていたが、このくらい走っても不思議ではない馬。新潟は苦手で、右回りのほうが良いような気がする。3着ヤングマンパワーはよく走っている。3歳馬でいちばんいい末脚を使ったが、この馬の成長を感じた走りだった。これから楽しみだ。4着グランシルクも3歳馬で狭いところを割ってよく伸びてきているし力もつけているのは確か。今日は馬券にならなかったが、今お馬は中山向き!のような気がする。僕が本命に推したレッドアリオンは16着。道中から走りっぷりが悪かった。気性的なものだろうか。川須も建て直しが出来なかったが、この騎乗見ると鞍上を考えても・・・。
フラアンジェリコは、父ネオユニヴァース、母カーリーエンジェル(母父ジャッジアンジェルーチ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は37戦6勝。重賞初勝利。斎藤誠調教師は【京成杯AH】初勝利。田辺裕信は昨年のクラレントに次いで2勝目(連覇)。
阪神11Rで行われた【第29回セントウルS】は、藤岡康太騎乗の10番人気アクティブミノル(牡3歳・北出成人厩舎)が驚きの逃走劇で、並みいる古豪の追撃を封じ込めて会心の逃げ切りを決めた。タイムは1分7秒8。これでアクティブミノルは【スプリンターズS】の優先出走権を獲得した。レースはアクティブミノルが積極的に先手を取り、ハクサンムーンは2番手。ルチャドルアスールもその外で3番手を追走。さらにメイショウイザヨイも加わり、4頭が先行争いを繰り広げた。人気のウリウリは後方で脚をためる競馬。直線に向いてもアクティブミノルは後続との差をなかなか詰めさせない。最後は馬群の中から猛然と追い込むウリウリをハナ差で振り切って押し切った。2着がウリウリで、さらにクビ差3着には5番人気のバーバラが入った。
勝ったアクティブミノルは正直驚いた。しかしデビュー2戦目で重賞勝ちしたのだから素質はあったのだろう。特に1200mは負け知らず、今後ひょっとしたら・・・。まだこれから強くなるだろう。2着 ウリウリは良く走っているし、力があるところを存分に見せた。瞬発力は一級品で、今後が楽しみ3着バーバラも良く走っている。ただ最内を走って最高の騎乗。ただ一線級にはもう一段階力をつけないと厳しいか・・・。4着ストレイトガールはさすがGⅠ馬らしいところを見せた。ただこの馬、今は1400~1600mの方がよさそうな気がする。
アクティブミノルは、父スタチューオブリバティ、母ピエナアマゾン(母父アグネスタキオン)という血統。北海道新ひだか町・フジワラフアームの生産馬で、吉岡實氏の所有馬。通算成績は7戦3勝。重賞は【函館2歳S】(2014年)に次いで2勝目。北出成人調教師、藤岡康太ともに【セントウルS】は初勝利となった。
今日初日を迎えた【大相撲秋場所】。36度目の優勝を目指す白鵬は小結隠岐の海に敗れる波乱のスタートとなった。隠岐の海は立ち合い鋭く、先手先手で攻めて寄り切り、13回目の対戦で初めて白鵬に勝った。横綱初賜杯を目指す鶴竜は栃ノ心に勝って好スタートを切った。大関陣は昇進2場所目の照ノ富士が碧山を一気の寄りで、琴奨菊が佐田の富士を、豪栄道は大砂嵐を、稀勢の里が嘉風をそれぞれ下した。白鵬が負けたことによって、今場所が面白くなった!