人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

胃に吹いた寂しい風

2005-11-18 23:32:12 | Weblog
“食べ放題、飲み放題、バイキング”
 昔好きだった言葉である。この他にもよく“セットメニュー、時間内、ライス無料、ポッキリ・・・”など食に関してはこういうあま~い言葉についつられて店内に導かれてしまっていた(僕は力士か!)。学生時代から30代半ばまでのことである。
 今週大阪にいる大学時代の友人と約半年振りに食事をした。その親友というのは大学まで野球部だったやつで、大学時代は彼が部活動以外のときはほとんど一緒にいて、大学を卒業してからも彼が東京にいる時はちょくちょく会い、また彼がニューヨークに転勤になったときも年に一度は会いに行っていたような、20年以上腐れ縁の友人である。そんな彼は現在大阪で身内の会社の重役として働いているのだが、年に数度は仕事の関係で上京してくる。そしてそのときは必ずといって彼と食事をする。ウマが合うといえばただそれだけなのだが、そのひとときは多分うちの奥さんでもわからない絶妙の雰囲気の中での会食となる(趣味が野球、競馬など同じ)。しかしそんな彼との食事も最近昔とは微妙に違うことが起きるようになった。
 彼が前回上京したときは両国でステーキを食べた。僕も彼も野球をやっていたほどだから、ただでさえ人よりは大食漢であり、まして肉類は二人とも大得意である。大食漢については昔こんなこともあった。二人でファミリーレストランに入って食事をオーダーしたときにお店の女の子から「(オーダーの品数を聞いて)あと何名様こられますか?」と言われたのである。そんな僕らがステーキ屋に入ったのである。勿論、僕も彼も食べる気満々で、まず彼がハンバーグのセットを注文した(彼はお酒を飲まない)。僕はビールとつまみになるサラダ、肉料理を注文。このとき、二人の心中はお互いに「この後に美味しいステーキを200g!」である。ところが・・・これらの料理を平らげた時には二人とももうお腹がいっぱいになっていたのである。しかしそのお店はその場で肉をカットして焼くステーキが売り、よってステーキを食べずに帰るわけにはいかない。「昔の僕たちだったら・・・」そう思いつつ、取った策が二人合わせて100gのオーダー(実際はカットの関係で120g)である。それでもさすがに美味しい肉だったが、僕たちにとってはその肉の美味しさよりも胃袋の衰えと過ぎ去った月日を感じた瞬間であった。
 そして今回。僕たちは前回に懲りずあるホテルの好きな言葉の一つであった「バイキング」に入った。そこはたまたま『北海道フェア』もやっていてその魅力にも惹かれての入店だったのだが、そこでまざまざと衰えを再び感じてしまった。テーブルに案内され、とりあえず飲み物を注文。友人は「バイキング」にあるソフトドリンクで用を成すが、僕の場合は”とりあえずビール”である。そしてお互い料理を取りにいくのだが、彼はおかず系で僕はサラダを含めたつまみ系である。それからそれらの皿が空いた頃、ひとつの目的であるオプションのタラバガニをオーダーした。「で、でかい」思ったより大きいカニが運ばれてきた。それでも僕の気持ち的にはそのカニを食べて、あと2,3度はバイキングに立つ予定だったのだが・・・足を3本ほど食べた時点でギブアップ(情けない)。まだ友人のほうが幾分余裕はあったが、それでも昔の彼から比べたら激減していた(最後にデザートを口にしていたのはさすがだが)。
 今まで僕は“食べ放題、バイキング”で損をしたことはないと思っていた。しかし今回生まれて初めて“バイキング”というものを後悔してしまった。もう胃の老化には勝てないということだろうか・・・。そして僕は店を出たとき友人に一言。「今度は普通の店にしような」笑いながらも僕の心には寂しい空気が流れていたのは言うまでのない。 
 では予想。明日は安田君らと府中に久々に出かける予定。まずはその府中のメイン【東京スポーツ2歳S】。実はそのレースに僕の会社の後輩が一口馬主となっている馬が出走する。その馬は5番リメインオブザサンで、2、3戦目は強い競馬を見せている。ここでも十分勝負にはなると思うのだが、2勝目は【萩S】を避けての福島遠征だったし、3戦ともに上がり36.1はやや不満。そこで本命は人気だが1番オンファイア。兄ディープインパクトほど出世するとは思えないが、ブラックタイドぐらいは走りそう。ディープにしても、姉レディブロンドにしても、ブラックタイドにしてもとにかく走る馬。人気だからといって毛嫌いしてはダメだろう。相手は2,10,6番。リメインはそのあとだ。3Rは1番マイラブユアラブ。前走は一息入っていたし、折り合いも欠いていた。新潟で連続2着の馬、人気が落ちる今回は狙い目だ。最終レースは1番クリアエンデバー。何度も書くが、とにかく府中1300mダートは1枠馬。この条件も最適でここは全力投球だ。
 京都からは9R【もちの木賞】。東京を使っての連闘ははっきり言って無茶である。しかしそれを敢えてやるというのは相当の自信があってのもの。まして白井―豊のコンビ、7番アグネストラベルを信じていいはず。11R【トパーズS】は7番マルブツトップが面白い。前走も着順ほど負けておらず、【佐賀記念】ではクーリンガーをも破っている。人気が割れそうなここは狙いどころ。
 田舎の大親友から先週のオースミハルカについて「信じて“消し”にしたのに、自分だけ当たってずるい」と文句のTELがあった。僕は“消し”と書いたわけでなく、“狙いを下げる”と書いたのに・・・。そういえば彼は子供のときから文章の読解力が低かった・・・。そんな彼でもわかる【マイルCS】は明日書きますので皆様も楽しみにしていて下さい。ただ僕自身で言うのもなんですが、親友が言うようにあまり信用に足らない人間なので・・・あしからず。
コメント (2)
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