風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「プロだけが知っている 小説の書き方」

2022-08-17 | 読書

 
別に小説家に転身しようとして買った本じゃない😅
物書きのスキルと物語を作るスキルは別物。
自分には後者の能力はないと感じているから
それはもう大学の頃には諦めていた。
文章講座的なことやライター指導などを仰せつかることもあり
小説家ならその時どんなことを指導するのだろうかと
自分の勉強のために買ってみた本だった。

でもね、なかなか面白い😊
そんな機会はこれまでもこれからもないと思うけど
もしも誰かから「小説を書き方を教えて欲しい」と言われたら
たぶん自分でもわからないながら同じように答えるだろう。
うんうん頷きながら得心しつつあっという間に読了。
しかもこの内容なら書いてみたくなる人が増えるだろうなと
さすがは人気の作家の著作に関心しながら。
とはいえ、読みながらモチベーションが上がった人は
最後にたぶん冷や水を浴びせられる。
そうそう、そうなんだよねぇ。
その現実を知ることは実はとても重要。

読んでいて心に留めたくなった部分を挙げたい。
「書き出しからの落差で読者は引き付けられる」
「説明文ではなく、物語を動かすことで人物を描写する」
なるほど。
特に後者は小説だけのコツじゃない。
指導や説明の時に使わせていただきます😁

「プロだけが知っている 小説の書き方」森沢明夫:著 飛鳥新社
コメント
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