風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

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2005-09-11 | 風屋日記
企業における資産はヒト・モノ・カネ。
各企業ともそれらを有効に活用して利益を生み、
それを納税という形、雇用という形、社業という形で社会に還元する。
国における「資産」も同じではないだろうか。
この場合のヒトはもちろん国民全体を言い表わすことになるし、
モノは社会を形成する基盤・・・いわゆるインフラであろうと思う。
生活インフラはもちろん必要だが、現代では特に情報インフラが重要だ。

「ヒトとモノという資産を大切にして会社の(国の)力と成す」ことを考えた時、
「教育」という人的先行投資と、「福祉」という待遇(福利厚生ではない)は
最も重要な課題として位置付けなければならないものだろう。
そしてモノとしての情報インフラ。
最近はISDNから光ファイバーへIT技術が整備されつつある。
・・・がしかし、地方の中山間部はISDNすら通っていないところが多い。
彼らにとっての情報インフラは新聞、TV、ラジオといった
旧来型、一方通行型の情報インフラだ(TVすら電波状態が怪しかったりして)。
はっきり言って、地上波デジタルもどこの世界の話だろうって感じ。
相互通信型の情報インフラは「郵便」だけなのだ。

郵政民営化は、間違いなく地方の切り捨てにつながる。
それは地方路線を切り捨ててきたJRや、
都市中心の情報インフラ整備に走るNTTを見てもよくわかる。

「カネ」だけが争点となっている自民、民主ともに支持できない。
私はこれまでの自分のしがらみとは関係なく社民党に投票する。
福島党首の「私が命を守っちゃる」という言葉に
平和憲法への日本人としての誇りを預けてみようと思う。
コメント (10)
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神輿

2005-09-11 | 風屋日記
45歳、33歳、21歳の3つの世代がひとつになって
「庚子会」の神輿は成り立っている。
花巻人の魂の咆哮、パワー、
そしてこの3日間にかける思いが爆発する。

普段は閑散としているメインストリートも
この3日間だけは人でいっぱい。
神輿のかけ声に合わせて、見ている人達も声を挙げる。
来い、来い、もっと来い。
担ぎ手のエネルギーも、見る人達の熱い気持ちも。
その場に居合わせる人数以上の膨らみを見せる腫れぼったい空気。
それは中心部で一気に破裂していく。
その一瞬、一瞬が、この1年間溜めてきた自分を爆発させる時間だ。

この下界の人間達の一直線なほとばしりを
祀られる豊穣の神様も微笑んでみているに違いない。
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