街路にも大きな通りや小さな通りなど、いろいろある。電柱や道路標識などが沢山ある道路もあれば、あまりなくすっきりした道路もある。道路や歩道などの巾もいろいろ。大きなクルマが多く通る道路や通行量の少ない道路もある。道路の両脇の街路樹もいろいろ。クスノキやヤマモモなどの常緑樹もあれば、イチョウやケヤキなどの落葉樹も多い。
毎日何気なく見る街路樹。枝や葉が生い茂る春夏の時期より、大木の落葉後のハダカになった街路樹に目が行く。少し前までは あまり気にならなかった剪定後の姿だが、最近気になる。自分のトシのせいかも知れない。大きなケヤキ、イチョウやプラタナスなどの剪定がキツく 厳しい。樹齢が高くなり過ぎたせいか、街路を維持管理する予算が厳しくなったせいかは知らないが、いわゆる”ブツ切り剪定” が多くなった気がする。
交通事情のせいか、街の景観などのせいか知らないが、ほとんど丸裸にされたイチョウやケヤキなどの落葉樹が痛々しい。同じ落葉樹でも中背のカツラやミズキやナナカマドなどは、あまりブツ切りな剪定はされない。イチョウ、ケヤキ、サクラ、カエデ、ポプラやトチノキが、都会の街路景観を美しくしてくれた功績は大きい。そういう大木落葉樹が望んでいないのに 丸裸にされる。そういう景色になれてしまった自分がこわい。
初春の晴間の穏やかな青天。誘われて街に出る。駅の東方向大通りの並木は ブツ切り剪定されたケヤキ。西口に入る大通りはブツ切り裸にされたイチョウの並木だ。道路の見通しはいいが、それぞれの大樹が哀しい。難しいシゴトだとは思うが、”大木”にやさしい剪定を考えてほしい。・・・街の街路樹たちに多謝!