吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

新元号「令和」の発表を拝聴して

2019年04月09日 | Weblog
2019(平成31)年4月1日(月)、五月一日より改元される新元号「令和」(れいわ)が発表された。役所や会社などの年度始め、新学期新入学や新入社など”新しい何かが動き始める躍動の月に入る初日”である。エープリルフールなどは、よその国の戯れである。


いままでの中国古典の漢詩などからの出展ではなく、歴史上はじめてわが国の古典「万葉集」なる国書を典拠とした元号だという。『初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす』からの”令和”で、「美しく心を寄せ合う中で 文化が生まれ育つという意味が込められている」との首相よりの談話高説があった。


ここに、「令月」とは「万事をなすのによい月、めでたい月」(広辞苑)とあったが、「令」(れい)では「①命ずること、②いいつけ、③おきて、④(命令する)長官や令長、⑤尊敬している語や称(令夫人、令嬢など)と説明されている。「令」を”りょう”と読めば、「(律と共に使ったりして)法典」の意を説明している。法律や法令のことで、「・・律令」などと使われていた。


「和」が「①仲良くすること、②二つ以上のものを加えて得た値、③和=倭=大和国=日本や、④和解、講和、調和」などと説明されているのに対し、「令」は、規律や法律や命令あるいは目上の人への尊敬など上意下達的な上から目線だ。令和として、規律ある平和や民主主義の国づくりと美しい希望的な国をめざす覚悟と考え、受容歓迎している。”令和”万歳!


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