吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

”王子”シンドローム

2007年06月16日 | Weblog
 早稲田の斉藤佑樹君、ゴルフの石川遼君の人気がすごい。オバサマ族がリードする”王子シンドローム”だが、人気は中高年の女性からのものだけではない。中高年の男性や彼らと同世代の女性および彼らを”おにいさん”とする小中学の子供たちに広がる。全世代、全国区だ。

 ”王子”が多分にバーチャル性を秘めているために、自分たちの現実や日常の次元とは別の”心地よい”バーチャル界を描き、子供や青少年の理想像をその世界の中に描いているのかもしれない。スマートで、上品で、爽やかで、優しそうな、文字通りの白馬の王子への”あこがれ”のようでもある。プロ(楽天)の世界に入った田中マー君も、大学に進学した斉藤佑樹君も、それぞれ典型的な”いい子”理想のわが子なのかもしれない。

 ハンカチ王子についで出現したハニカミ王子、石川遼君も”出来た”高校生だ。卓球の愛ちゃんの強力なライバル石川佳純ちゃんの出現も、何かハニカミ君を後押ししている感じだ。ビーチバレーや女子プロ・ゴルフなど、美形で健康的でカワユイ子が人気なのも、王子シンドロームと重なる。

 健康と美(ヘルスandビューティ)がこのように期待され、希望される世の中。逆説的にみれば、人々の健康と美の欲求充足が不十分なのかもしれない。スポーツや健康食品、エステティックや美容食品などがますます望まれ、当分注目される消費者市場になるのかもしれない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 拡大路線が原因と決めるな! | トップ | デジタル・デバイド・ミニマ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事