2008年2月16日、東芝は次世代DVD、HD-DVDの撤退を決めたようだ。想像以上に早い今回の決定を歓迎したい。パワーマーケティングで勝ち負けが決まったのか、戦略マーケティングでBD側が勝ったのか総括できないが、何はともあれ早期に「規格」が一本化したことは、消費者や市場のために大変よかったと思う。
かって、ビデオ規格でVHS方式と長期戦を戦い撤退したソニーのβ方式は、消費者市場を大きく混乱させ、以後の後始末に難儀した。10年から20年ぐらい両方式を引きずり、結局はβ方式の販売製造が断念されたのだった。そのソニーを中心とするブルーレイ・ディスク(BD)規格が勝利したのだ。規格性能の優位性だけが”勝利”の理由ではなさそうだというところも、ビデオのVHSと同じだ。
VHSビデオのときもそうだったが、ビデオ(デッキ)や(次世代)DVDのシェアは、プレイヤー単体というよりテレビ機器にセットされたものの販売結果が”シェア”になる。プレイヤー単体の”価格”(低価格)だけで戦える要素は低い。
松下電器、シャープ、ソニーなどの薄型テレビの販売シェアは、あわせて90%も占める。なるべくして落ち着いたという感想なのだ。
もっとも、10年から20年前のビデオ規格戦争の時と違い、現在の市場の環境は複雑だ。プレイヤーやテレビなどのハード販売競争以上に、映画やパソコンおよび映画ソフトやレンタル事業者などの支持や影響がシェアを大きく左右する。加えて、ウォルマートのような世界規模の超大手小売業の動向やワーナーのような大手映画会社のそれにによって動向が左右される時代だ。
今回のワーナーやウォルマートのブルーレイ・ディスク(BD)支持が、東芝のHD-DVD撤退をデシジョンさせたことは確かだと思うが、これからのHD-DVD購入消費者のフォロー・ケアやHD-DVD技術の社会的(企業的)資産化などに注力してほしい。販売流通市場や株式市場など社会的信用の回復について今後大変ご苦労するであろう東芝に見えざる支援が届くことを期待している。
かって、ビデオ規格でVHS方式と長期戦を戦い撤退したソニーのβ方式は、消費者市場を大きく混乱させ、以後の後始末に難儀した。10年から20年ぐらい両方式を引きずり、結局はβ方式の販売製造が断念されたのだった。そのソニーを中心とするブルーレイ・ディスク(BD)規格が勝利したのだ。規格性能の優位性だけが”勝利”の理由ではなさそうだというところも、ビデオのVHSと同じだ。
VHSビデオのときもそうだったが、ビデオ(デッキ)や(次世代)DVDのシェアは、プレイヤー単体というよりテレビ機器にセットされたものの販売結果が”シェア”になる。プレイヤー単体の”価格”(低価格)だけで戦える要素は低い。
松下電器、シャープ、ソニーなどの薄型テレビの販売シェアは、あわせて90%も占める。なるべくして落ち着いたという感想なのだ。
もっとも、10年から20年前のビデオ規格戦争の時と違い、現在の市場の環境は複雑だ。プレイヤーやテレビなどのハード販売競争以上に、映画やパソコンおよび映画ソフトやレンタル事業者などの支持や影響がシェアを大きく左右する。加えて、ウォルマートのような世界規模の超大手小売業の動向やワーナーのような大手映画会社のそれにによって動向が左右される時代だ。
今回のワーナーやウォルマートのブルーレイ・ディスク(BD)支持が、東芝のHD-DVD撤退をデシジョンさせたことは確かだと思うが、これからのHD-DVD購入消費者のフォロー・ケアやHD-DVD技術の社会的(企業的)資産化などに注力してほしい。販売流通市場や株式市場など社会的信用の回復について今後大変ご苦労するであろう東芝に見えざる支援が届くことを期待している。
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