吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

あけまして、おめでとうございます・・・2012年、持続可能性社会づくりに向けて!

2012年01月03日 | Weblog
2012年、明けましておめでとうございます。311を経験した日本は2011年、復旧、復興構想と被災された多くの人々の当座の生活支援がテーマでした。FUKUSHIMA(除染) や地震津波後のがれきをどのようにケアするかも確かにならぬまま、2011年をあとにしました。

2012年、どのような国づくりをするか/してほしいかを考えるについても、東日本311の復旧復興が第一の課題になるのかもしれません。2011年末の日本の政治は、社会保障と税の一体改革やTPPおよび国会議員と公務員の削減や消費税増税などで喧噪しました。どのような国を構想・展望しているのかのイメージさえ提示されない喧騒でした。

少し提示発信された方向の多くが、成長社会から成熟社会に”構想”をシフトさせようというものでした。その通りのような気もしますが、どうも成熟という言葉が、自分のアタマやイメージに入ってきません。もうとっくに成熟して、そしてポスト成熟がわからなくなっているのがいまの日本や先進諸国であるような、そんな気がつよいからかもしれません。田舎の熟したあとの柿の実の姿が重なっているのかもしれません。

バブルの崩壊やリーマンショックなどを経た2008(H19)年が日本の成熟のピークでした。その時分すでに、とっくに”成長”は終わっていました。この年の1億2770万人をピークに日本の人口は減少に向かいました。しかし、世界全体の人口は増えつづき2011年ついに70億人を突破し、ただいま今世紀半ばの90億人に向かっています。この間、日本につづき世界の先進諸国の人口も減少し、成熟も頂点を終えるのだ。

限られた食糧や資源、限られた生産性の世界が、増え続ける人口をどのように支えていくのかこそこれからのテーマだが、人口減少とポスト成熟の先頭をいく資源小国日本が、どのように国の持続可能性を高めていけるかの見本をつくらなければならないでしょう。成長付加価値イコール豊かさと思い続けてきた私たちが、何を満足付加価値にできるかを人々のコンセンサスにできるかが求められているのだと思います。

持続可能性を推し量るモノサシや指標ができ、その指標が国民全体の受容を得て、みんなでそれを追い高めていく生活や日々の活動がイメージできればと、願っています。
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