吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

『驚きの明治工藝』展(東京藝大)観賞の日誌

2016年10月26日 | Weblog
2016年10月25日(火)16:00、少々時間がとれたので上野の森へ。気になっていた「驚きの明治工藝展」観賞に東京藝術大学美術館に向かう。このところ、何かと目にする”明治工藝や職人技巧”。2週間ほど前の金沢では、大野弁吉のからくり記念館、先週末はふるさと常陸太田市の梅津会館や旧太田中学の講堂などの明治のゴシック・西洋建築だ。

そして今日10/25日は、藝大美術館の明治工藝展。からくりに近い”自在”もの展が目玉だ。もちろん、自在ものばかりではない。いわゆる”技巧もの”や工藝ものも多い。置物や花瓶や香炉や盆・文箱など、逸品ばかりだ。まずは、まるで本物のような自在小動物。龍、蛇、鷹、鳥、鯉や伊勢海老などに加え、小さなバッタ、蝶、トンボ、カマキリ、蝉などの自在昆虫がいい。

少々大きいものと言えば、自在鯉や自在鯱だが、隣の狸、兎、虎やライオンなどの置物や壺や花鳥花瓶などの凝りようがすばらしい。その時代の人々の自慢げな顔を思わせる煙管煙草袋など、極めて精巧だ。職人技巧と芸術技巧と遊び心満載の「明治工藝展」。江戸や明治の人々のメカニズム探究やカラクリものや操りものの研究や自在ものへの技巧心は、いまの私たちのそれのように思う。

自在→オートメーション→VRという流れは、いつまでも続くように思う。
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