吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

この時季 想起の ”白神山地” からブナ(橅) と ブナ林の 雑話

2023年12月12日 | Weblog
このところ(2023年12月上旬) の関東地域や東京辺りの気温は”暖冬” だが、青森や秋田県などの北日本方面は 寒波や雪景色なのだろうか。若い頃一度お邪魔した“白神山地”など、いかがの景色かと思いつつ「ブナ」(橅・椈)の雑話。

白神山地は 秋田県北西部と青森県南西部にまたがる広大な山地帯だが、あの白っぽい樹皮のブナ(落葉高木) や ブナ林(落葉広葉樹林) でも有名。成長すると樹高は 30メートル超にもなるという高木だが、よく地衣類などが着いて樹皮が独特の模様を描く。

花期は4~5月頃で、雄花が枝先からぶら下ったように房状に咲く。樹木は雌雄同株。果期は10~11月頃と聞くが 果実は総苞片に包まれて10月ごろ成熟する。落果したトゲ殻の中実の胚乳は脂肪分が豊富で美味。生食OKで、熊(クマ) が喜んで食べる。

ブナ林は 白神山地帯や雪の多い北日本と日本海側の山地や 奥羽山脈の背稜近くに、天然林として広がる。北陸方面の石川県、福井県、富山県と岐阜県にまたがる白山や福島県只見町周辺にも ブナ林を見ることができるが、千葉県と沖縄県の2県には”ブナ林”がない。

ブナ(ブナ科ブナ属) を見ない関東地域や日本列島平地などにも、ブナ科ブナ属以外のブナ科の樹木が多くある。クヌギ、ナラやコナラ、カシ、シイなど多い。概して高木だが、落葉樹もあれば常緑樹( 特にカシ類が多い)もある。


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