吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

第30回ロンドン・オリンピック大会賛歌

2012年07月28日 | Weblog
2012年7月27日(金)、ロンドン・オリンピックの開会式。7/28(土)眠気まなこでライブ・TVを観戦した。200余の国が参加しているという。21世紀初頭の民族紛争やテロと地球温暖化からくる異常気象などに見舞われた地球だが、このようなスポーツ祭典をきっかけに希望的な世界が招来してほしいと願う。

入場行進する各国の選手団
注目できる今回のロンドン・オリンピック。ひとつのテーマが”男女平等”だという。20世紀に入っての近代オリンピックは、とっくに男女平等を達成していると思っていたが、いままで参加選手数もやっと6:4、まだ男子数が勝っていたのだ。このロンドンになって、やっとほぼ5:5に近くなったのだという。数と待遇や処遇が伴っているわけではない。民主主義とは何かと近い問題を抱かえての男女平等問題がつづく。

五輪旗の掲揚行進
回を追うごとに拡大し、商業主義化してきているオリンピックだが、このロンドン大会も例外ではない。正確にはわからないが、このショウ化された開会式の予算規模も1~2兆円(総予算規模は3~5兆円か)ぐらいにはなりそうだ。TVの放映権料やスポンサー料も1社数十億円を超えるのではないだろうか。しかるに、それだけの/それ以上の楽しみ価値が感じられるような気がする。

聖火リレーをつなぐベッカムさん
人類や地域や国の平等や協調を声高に掲げる人々や権力が、経済力や政治力を誇示する舞台にもなっている近代オリンピックだが、聖火を掲げてテムズ川を入場行進するベッカムさんを観ては、さような野暮をいう自分が恥ずかしくなる。そして、ぞくぞく入場行進する200余国の選手団に、世界の多種多様を思う。

入場行進する日本人選手団
モナコ(公国)やサンマリノ(共和国)のように人口3万人ぐらいしかない小さな国もあれば、中国やインドのように13億人前後の大国もある。ひとり当たり年間所得が400万円や500万円のアメリカ合衆国やカナダや日本のような国もあれば、年間所得(一人平均)が2~3万円ぐらいの貧しい国も多い。そのような大小の国が一堂に会する祭典が、公平や平等と平和をもたらしてくれることを願う。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする