吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

爽快・なでしこジャパン世界一!

2011年07月18日 | Weblog
ただいまの日本の世情を吹き飛ばすような情報は、2011年7月18日海の日の早朝、海を渡ってきた。なでしこジャパン、ワールドカップ世界一の偉業だ。

サッカーの女子日本が、世界の王者アメリカ女子を破った。澤選手や宮間選手の素晴らしいシュートも目に焼き付くが、あの海堀選手の反応(ゲートキーパー)はすばらしかった。

東日本大震災とフクシマ原発崩壊事故で、暮らしが不透明な中にあって彼女たちの偉業が人々に与えた勇気は大きい。フクシマの後遺症ばかりに不安する人々に一瞬の、しかし大きな元気を与えた。感激と感謝が同期している。

ふだんなら、リラクシング・デイして過ごす休日だが、メモリーブログしておく。アリガトウ、なでしこジャパン!
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小さな所有欲からの解放

2011年07月18日 | Weblog
まだ戦後がつづく1950年の早朝。早朝といってもまだ薄暗さが残る午前4時過ぎ、そっと起きる。イタズラっ気の残るわたしの小学校入りたての頃。ふだんなら、前夜仕掛けたうなぎのウツボ上げに向かうが、今朝は奥の山に向かう。わたしが何かにつけ敬愛するイトコと一緒だ。

30分から一時間近く山道から灌木や雑木林を歩き、つい2~3日前も来た山頂近くの雰囲気のいい低木あたりに着いた。まだ、6時にならない。つれて来たオトリ・メジロの鳥かごをかけ、トリモチを小枝に巻きながらオニギリを頬張る。2本ぐらいのトリモチ枝を低木にセットし、その場から少し離れてイキを殺す。

一時間ほどしたころ、メジロが飛来した。群れから数匹ほどが低木に来た。トントンと枝を渡り、二羽がトリモチ枝に付いた。逆さになったメジロ二羽を鳥カゴに入れ、またオニギリを頬張った。こうして、捕ったメジロやヤマガラを飼うことが、小学校入ったころの私の楽しみだった。熟した柿をエサにしたり、蒸して冷ましたサツマイモをエサにしたり、ヤマガラに芸を教えたりして、自慢気に過ごした。

友達より多くのキレイなメジロを持っていることやゲームで勝ち取ったたくさんのビー玉、ベーゴマやメンコを持っていることが自慢だった。小さな何かをヒトより多く持っていることや、ヒトが持っていないものを持っていることが、自慢だった。こうして、私のモノを多く持つことへの欲や価値が生まれ、そして世の中のモノ社会化に馴染んだ。

社会人になってからは、エコノミック・アニマルをし、物欲を高め、そろそろ50年になる。やっと、モノ離れできそうになってきたこの頃だが、幼いころの性のつづきから解放されたいと願う昨今でもある。
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