吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

男女平等参画社会とは、女性が政治社会をリードすることらしいが。

2008年09月07日 | Weblog
 アメリカ共和党の副大統領候補に若い主婦女性が名乗り出た。共和党のマケイン大統領候補が指名したアラスカ州知事サラ・ペイリン女史が、いちやく有名になった。ヒラリー女史と争って民主党の大統領候補になったオバマ候補は、また”女傑”と争うことになった。21世紀に入りぞくぞく出た世界の女性の元首や首相トレンドを、さらに印象づけることになりそうだが、わが国はどうだろうか。まだまだ、”男女平等参画社会”を謳い、政府や自治体にそれを口実にした天下り先づくり材料を増やしてあげている状態の女性の社会進出のようだ。

 いつものことだが、わが国の政権与党の福田首相は政権運営の難局に面し、政権を放り出した。男だ。引き続く自民党総裁をめぐって麻生候補、与謝野候補につづいて初の女性首相を目指す小池候補が直球勝負を挑んだ。びっくりしたのはその後に石原候補、棚橋候補、石破候補、山本候補と4人もが名乗りをあげ、総勢(9/6現在)7人もの立候補が出たことだ。20人の推薦人が得られそうもない方々もの立候補で、さながら百花繚乱だ。

  皆さん、よく時代社会を認識されているようで、新しい総裁総理と内閣でもって近いうちに行われる衆議院総選挙を見越してのご自分のメディア露出というか、名売りを考えているようだ。ただでお金を掛けず自分の名前や顔をメディアを通じて広く繰り返し広報できれば、総裁総理になれなくても十分ではないか、つぎの総選挙に向けては、選挙区で広く認知されるということだ。何しろ総理候補なのだ。セコイ人たちなのだ。ミイハーメディア社会がジャックされたのだ。

 こんなことを思うこの土曜日(9/6)の午後、いま話題の”篤姫”を勉強すべく板橋区は男女平等参画社会センター(?)が主催した埼玉学園大学の服藤先生の『篤姫と大奥』の講演を聞きに出かけた。篤姫天章院と和宮のふたりの政治参画を勉強した。幕末から新政府樹立にかけて、男(将軍、天皇)以上に時代の変化や展望を見て、政治への影響をつよくした傑女ふたりを学習した。公武合体、大政奉還、大政復古、江戸城の無血開城、徳川宗家の温存に影響した封建時代末期の女政治家ふたりを考えるに、現在日本のトップ首相の”政権明け渡し”のいい加減さに呆れる。

 男女平等参画社会推進などと役人するのではなく、男も女ももっと国の姿やあり様を”男女”などと言わず、国民や地球人類全体を考えて政治してほしいと願わずにはいられない。女も男も、自民も民主も、とにかく頑張ってほしい。男女平等や参画社会などという男社会や役人社会の産物に乗ることから早く脱皮してほしい。
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