吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

40.9℃ の2007年8月16日

2007年08月17日 | Weblog
 きょうのような日(2007年8月16日)は 日記に残さなければならない。74年ぶりの国内最高気温だという。岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で、40.9℃が観測された。この2ヶ所以外にも摂氏40度前後を観測した地域(自治体)が、埼玉、群馬、岐阜などの内陸部に8ヶ所もあり、これらがともに当該地域最高記録だった。熱中症で亡くなった方が、埼玉など6都府県で11人もいる。

 ラニーニャ現象で高温になった赤道付近の海水面、高熱化した空気が亜熱帯ジェット気流に乗り、日本周辺に停滞する太平洋高気圧に向かう。居座る太平洋高気圧が日に日に勢力を拡大し、そこにまた暑(熱)いジェット気流が対流していく。それだけではない、北西風の山越えフェーン現象も作用し、埼玉、群馬、岐阜あたりの内陸地域の気温を灼熱化するのだ。ラニーニャ、ジェット気流、太平洋高気圧とフェーン現象の相乗作用が酷暑の犯人なのだ。

 観測地点の温度が40℃だと、コンクリート、アスファルト地面近くは50℃を越える。乳母車の赤ちゃんも苦痛でしょうが、都会のペットの犬たちの散歩は悲惨だ。犬たちの健康散歩は、都会では禁止したほうがよい。
 午前も午後も、きょうは外出しないと決めて、エアコンや高校野球のテレビで、電力消費量を高め、地球資源やエネルギー資源の先行きを案じたり、エコノミーかエコロジーかも一緒にしたエコについての新聞や雑誌を読んだりしている自分を嫌悪する。

 午後4時を回ったころ、夕方の約束外出を思い出した。16日午後6時に神宮前の友人宅マンションに集う約束だ。神宮外苑花火大会の打ち上げ花火を見ながらの暑気払いの招待を受けていたのだ。地下鉄、JRと繋いで原宿から神宮前まで歩いた。ゆかた姿の若いカップルたちが結構早足で歩いていた。中高年の男たちのほとんどが、ポロシャツや半袖シャツ姿なのに対し、20代ぐらいの若い男子の多くがゆかた姿だったのには驚いた。神宮の花火の夕方の街路の発見だった(重ねの使いの遊び)。

 お盆明けの工場操業開始、家庭や事業所の冷房需要や水道需要の高まりなどの明日からの電力不足の心配が高まる。節電や節水の呼びかけに、わたしも協力しなければと心する2007年8月17日でした。
コメント (1)
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