銀幕大帝α

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ブラッド・クリーク

2011年12月22日 18時22分52秒 | 洋画ホラー
BLOOD CREEK/09年/米/90分/ゾンビホラー・アクション/劇場未公開
監督:ジョエル・シューマカー
出演:ドミニク・パーセル、ヘンリー・カヴィル、マイケル・ファスベンダー、エマ・ブース

<ストーリー>
36年。第三帝国からの要望でリチャード教授を家に泊めたウォルナー家。そして70年後、ある青年が謎の失踪を遂げ…。

<感想>
これはかなりの拾い物でした。
殆どダレ場無し!ってのが良い。

兄弟が因縁ある一軒家に復讐として辿り着いてからは、最後まで突っ走る怒涛の展開になっています。

ナチスが密かに計画していた云々とかの細かい設定はあるけれど、基本はゾンビ・アクション映画。
それも普通のゾンビじゃなく、生き血を飲んで永遠の命を得るという異色っぷり。

大ボスとなるナチスゾンビが、兄弟を含めた人間達が立て篭もる一軒家の前で、何時か訪れるであろうチャンスを狙って仁王立ちしています。
何故に家に入らないのか。
入れないんです。
ドア、窓全ての侵入口にナチスゾンビが入られない血染めのマークが付けれている為。

そこでゾンビが起こした行動というのが、

納屋にいた馬を解き放つって事。
ただ解き放っただけじゃどうしようもないので、片っ端からぶっ殺して、ゾンビ馬として生き返らせるのですねぇ。

このナチスゾンビ野郎、死体を生き返らせる能力を持っていやがるのです。

で、ゾンビ馬がナチスゾンビの代わりに、玄関ドアをぶち破って屋内に侵入。
物凄い勢いで暴れまくります!
ここ、見所。
兄弟がショットガンで馬を撃ちまくるんですが、相手は死馬なので倒れる訳がない。
なので、胴体に風穴が開きまくったゾンビ馬という、見た目グロテスクな化け物の猛攻撃描写がアニマルホラー風で面白くなっています。

その後、一家の主や、監禁されていた男などが奴の手によって一旦殺された後ゾンビ化され、兄弟たちに襲い狂います。
ゾンビ犬も登場しますよ~。

一夜限りの出来事ですが、テンポが良くストーリーが進むので観飽きません。

そして事態の収拾後にある呪われた一家が辿る結末にはホロリとさせられちゃうオマケ付き。
呪いの元凶が倒された事で、一家に降りかかっていた悪夢が解かれるのですが、ちょっと可哀想な事になっちゃってます。

一家の1人娘の女優さんが綺麗な人でした。
なので余計に彼女の末路には悲惨な想いが起こります。

これ、監督が傑作サスペンス『フォーン・ブース』を撮ったジョエル・シューマカーなんですよ。
劇場公開作の『ナンバー23』以来、音沙汰無かったですけど、地味にこんな映画作ってたんやねぇ。

評価:★★★☆
11/12/21DVD鑑賞(新作)
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アンダルシア 女神の報復

2011年12月21日 20時12分35秒 | 邦画サスペンス
11年/日本/125分/サスペンス/劇場公開
監督:西谷弘
製作:亀山千広
原作:真保裕一『アンダルシア』
主題歌:イル・ディーヴォ『TIME TO SAY GOODBYE』

出演:織田裕二、黒木メイサ、戸田恵梨香、谷原章介、大杉漣、鹿賀丈史、夏八木勲、福山雅治、伊藤英明

<ストーリー>
スペイン北部に隣接する小国・アンドラで日本人の遺体が発見された。外交官・黒田康作は現地に飛び、事件の調査を開始するが…。
<感想>
まさか作られるとは思っていなかったのですが、この2作目も面白かったです。

物語が実に丁寧に作られているので展開に引き込まれてしまいます。

織田裕二演じる黒田というキャラクターも良いよ。
頑固一徹、必要以上に笑顔を見せない、常にクール。
でもってあんた本当に普通の外交官か?って神足も言っていたけれど、事件現場の小さな証拠も見逃さない洞察力、窮地に陥っても冷静さを失わない行動力、先を見通した上での機転の良さと、惚れ惚れするようなえらく格好良い男なんだな、これが。

そんな織田さんがメイサさんと。。。キャッ!
黒田のラブシーンなんて観れるとは思いませんでした。

でも判断を誤らない所が、流石ですよね。

女に振り回されるとミスを犯してしまう所ですけど、完璧主義者黒田だけあって、やるべき事は確実にやり遂げる姿勢に敬服です。

敵を欺く前にまず味方から

そんな頭脳派的な黒幕の追い込み方も痛快でした。

黒木メイサ演じる新藤結花にしろ、伊藤英明演じる神足誠にしろ、個々のキャラ立ちがしっかり出来ているので、主要人物たちが描くそれぞれのドラマに入り込めるのもこの映画の良さかも。
黒田を含めた3人の思惑が上手く絡み合って、最後には納得の大団円へと結び付く辺りにも好感が得られます。

海外ロケならではの、白熱した足での追跡劇や、車を使った派手な銃撃戦など、日本映画らしくないアクション場面も有り、濃厚な話共々見応えある作品になっていました。

戸田恵梨香は出番が極端に減ってましたね~(笑)。

余談だが、黒木メイサさん、ゲロまみれの手で織田さんに抱きつくなよ~^^;
何も知らない外交官・黒田が哀れ。
家帰って上着脱いだらビックリするやろな。
「クサッ!何?この臭い!!」

オフィシャル・サイト

関連作:
『アマルフィ 女神の報酬(2009)』(映画版第1弾)
「外交官 黒田康作(2011)」(TVシリーズ)
『アンダルシア 女神の報復(2011)』(映画版第2弾)

評価:★★★☆
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2011年12月20日 22時50分55秒 | 邦画ドラマ
11年/日本/125分/青春ドラマ/劇場公開
監督:田中誠
総合プロデュース:秋元康
原作:岩崎夏海
主題歌:AKB48『Everyday、カチューシャ』

出演:前田敦子、瀬戸康史、峯岸みなみ、池松壮亮、川口春奈、西田尚美、青木さやか、石塚英彦、大泉洋

<ストーリー>
弱小野球部のマネージャーとなったみなみは、ある日書店で勘違いから手にとったドラッカーの名著「マネジメント」に感動を覚え、その教えを野球部の中で実践していく。
<感想>
あっちゃんが出演だからっていう理由だけで借りましたよ、えぇ。
みぃちゃんも出ていますしね。
どうせ作品そのもは大した事ないだろう、そう思ってましたよ、えぇ。

感動しちまったじゃねぇの!!

弱小野球部を立て直すだけのドラマかと思ってましたら、ちゃんとスポ根映画にもなっているし。

最近、自分が歳取ったせいか、どうも涙腺が緩くなってしまったようでねぇ。
3回位、泣いちまった。

決して交わす事の無いみなみの夕紀に対する最後の会話は堪えられなかった。
あっちゃん、演技上手過ぎるんやもん。
みなみの後悔の念みたいなのが凄く伝わって来て、彼女が全力疾走する場面まで眼がヒクヒクしてましたよ。

ラストの決勝戦も流れ的には王道なんだけれど、夕紀がマネージャーとして野球部に成し得て欲しいと願っていた夢をみなみが引き継ぎ、ふとした切っ掛けで購入した「マネジメント」の理論により、やる気の無い野球部員と監督の考えを改めさせて行く過程がしっかりと描かれているので、「今何をするべきか」という部員個々の想いが動かされ、一つになっていく様に説得力がきちんと出ている。
だから皆の「夕紀の為に!!」と熱く心から祈った上での勝利の瞬間には必然と感動も生まれてくる。

諦める事なら誰でも簡単に出来る。
でも逃げちゃ駄目だ。
努力を惜しまず、情熱を糧とし、自分達が今までやってきた事を信じれば、自ずと未来は開けてくる。

本作にはそんなメッセージも込められている様に感じました。

朝倉‘南’は上杉達也の愛と努力によって甲子園に連れて行って貰えたが、本作は野球部員と監督が川島‘みなみ’の熱意と直向きな気持ちによって有り得ないと思っていた夢を果たす事が出来たんだろうね。

心の底から感動した!と実感出来る作品でした。

みぃちゃんも演技良かったよ~。
もう駄目だ・・・と失神した後に、勝利を知って大喜びし、そして号泣しながらあっちゃんに抱きつく所が凄くみぃちゃんらしい温かい演技でキュンとなりました。
最近こもりんに目が移っちゃってたけど、ごめんね!やっぱ私はみぃちゃん推しだわ★

オフィシャル・サイト

評価:★★★★
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マイケル・ベイ

2011年12月18日 21時21分47秒 | 監督&俳優別

Michael Bay/■生年月日:1965/02/17/通称:破壊王子/特技:物を大袈裟に壊す

『トランスフォーマー/ビースト覚醒(2022)』製作総指揮

『アンビュランス(2022)』監督/製作

 『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン (シーズン3)(2022)<TV>』製作総指揮
『フォーエバー・パージ(2021)』製作
『ソングバード(2020)』製作
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2020)』製作
『6アンダーグラウンド(2019)』監督
『パージ(シーズン2)(2019)<TV>』製作総指揮
『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン(シーズン2)(2019)<TV>』製作総指揮
『ザ・ラストシップ(ファイナル・シーズン)(2018)<TV>』製作総指揮
『パージ(シーズン1)(2018)<TV>』製作総指揮
『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン(シーズン1)(2018)<TV>』製作総指揮
『パージ:エクスペリメント(2018)』製作
『バンブルビー(2018)』製作
『クワイエット・プレイス(2018)』製作
『ザ・ラストシップ(シーズン4)(2017)<TV>』製作総指揮
『トランスフォーマー/最後の騎士王(2017)』監督
『13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016)<未>』製作/監督
『ザ・ラストシップ(シーズン3)(2016)<TV>』製作総指揮
『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016)<未>』製作
『パージ:大統領令(2016)』製作
『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>(2016)』製作
『ザ・ラストシップ(シーズン2)(2015)<TV>』製作総指揮
『Black Sails/ブラック・セイルズ(シーズン2)(2015)<TV>』製作総指揮
『プロジェクト・アルマナック(2014)<未>』製作
『呪い襲い殺す(2014)<未>』製作
『Black Sails/ブラック・セイルズ(シーズン1)(2014)<TV>』製作総指揮
『ザ・ラストシップ(シーズン1)(2014)<TV>』製作総指揮
『パージ:アナーキー(2014)』製作
『ミュータント・タートルズ(2014)』製作
『トランスフォーマー/ロストエイジ(2014)』製作総指揮/監督
『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013)<未>』製作/監督
『パージ(2013)』製作
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)』監督/製作総指揮
『アイ・アム・ナンバー4(2011)』製作
『エルム街の悪夢(2010)』製作
『トランスフォーマー/リベンジ(2009)』監督/製作総指揮
『13日の金曜日(2009)』製作
『アンボーン(2008)<未>』製作
『ホースメン(2008)』製作
『ヒッチャー(2007)』製作
『トランスフォーマー(2007)』監督/製作総指揮
『テキサス・チェーンソー ビギニング(2006)』製作
『悪魔の棲む家(2005)』製作
『アイランド(2005)』監督/製作
『テキサス・チェーンソー(2003)』製作
『バッドボーイズ2バッド(2003)』監督
『パール・ハーバー(2001)』監督/製作
『アルマゲドン(1998)』監督/製作※★★★★★
『ザ・ロック(1996)』監督※★★★★
『バッドボーイズ(1995)』監督※★★★☆
『特捜刑事マイアミ・バイス(シーズン2)(1985~1986)<TV>』ゲスト出演

注:※は鑑賞済み個人的評価レヴュー無し


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ヒラリー・スワンク ストーカー

2011年12月18日 21時01分24秒 | 洋画サスペンス
THE RESIDENT/11年/英・米/91分/サスペンス・ドラマ/劇場未公開
監督:アンティ・J・ヨキネン
制作:レニー・ハーリン
脚本:アンティ・J・ヨキネン

出演:ヒラリー・スワンク、ジェフリー・ディーン・モーガン、クリストファー・リー

<ストーリー>
ブルックリンにある豪華なアパートでひとり暮らしを始めた女医のジュリエット。だが、最高のアパートだと思っていたその場所は、すべてが監視された“硝子の箱”だった…。

<感想>
勝手に部屋に上がり込んで

浴槽でシコシコ

洋服クンクン

指先チュパチュパ

あらやだ。
ここの管理人さん立派な‘変態さん’ですわよ。

ジュリエットもいかんわな。
変態さんをその気にさせちゃうんだから。
服を脱がせて、チュッチュまでしておきながら

「ごめんなさい、やっぱり元彼が忘れられないの・・・」

おおぅ!そりゃねぇよセニョリータ!!

と思ったのか

んだと!自分から誘っておいてH拒否だと!ざけんなテメェ!!

と心の中で叫んだのかは定かではないが、変態さんの暴走に加速をつけちゃってますから。

始まり30分で誰が変態さんなのかを、時間を逆行させて実に丁寧に事の経緯、様子までを暴露してます。

ちゅうことはですな。
残りの殆どを使って、変態さんの変態っぷりを気持ち悪く描いているんですな。

ハァハァ。
あふぅ~。

秘密の隠し通路からジュリエットのあらゆる生活姿を覗きこんで興奮しまくっております。
かなり手の込んだ事をしているんですよ変態さん。

そこまで出来る根性があるなら、街に出てナンパでもしてろや!!

終盤はもっと凄い事になるのかと期待したんだけど、至ってシンプルに鬼ごっこして終わっちゃった。
釘打ち銃をバスバス発射するだけじゃなぁ。
ここは手のひらに釘を撃ち込んで身動き出来なくして、ナイフで胸板切り開いて心臓取り出してさ。

アハハハ!女医のアタイを舐めんじゃないよ!!

位の狂い過ぎ反撃行動を見せてくれないと、オラはすっきり爽快な気分にはなれんな。

そうそう、この映画でもあったけれど、一回携帯に電話が掛って来て
「切るわよ!」
と会話を切った後、直ぐにまた電話が掛って来て
「何よ!しつこいわね!!」
て、言ったら、全くの他人でした、ていうお決まりのパターン。
なんで着信者名確認しないの?
普通、出る前に見るでしょ?
いっつも思うのよ、不思議な行動するなぁって。

ヒラリー・スワンクってさ、何でゴリラみたいな顔してry

評価:★★☆
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