銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

スカーフェイス

2011年08月31日 22時05分10秒 | 洋画アクション
SCARFACE/83年/米/170分/犯罪アクション/劇場公開
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:オリヴァー・ストーン

出演:アル・パチーノ、スティーヴン・バウアー、ミシェル・ファイファー

<ストーリー>
キューバからアメリカに渡った青年が、死に物狂いで暗黒街でのし上がっていく。
<感想>
今の時代に?と思われるかも知れないが、VHSをレンタルして鑑賞。
上下巻、170分の超大作。
流石にこの長さだとVHS1本には収まらなかったみたい。

何時ものデ・パルマ流演出が若干控えめになっていますかね。
パチーノの目にカメラが寄って行く辺りにはデ・パルマらしさを感じましたが、他は特に目立ったものが無かったです。
その分、しがないチンピラだった男が、1人のマフィアの首領として成り上がって行くまでをテンポ良く、シンプル且つ丁寧に描いている。

また、パチーノが自己中心的な男を好演。
余りにも自己チュー過ぎて周りから距離を置かれ、一人ぽっちの寂しさからコカインに溺れて行く様は実にリアルだ。

しかも、天下を取ったは良いが、妻や仲間、そして妹までも失い、大切なものは何一つ得る事が出来なかったトニーによる、ラストでの自暴自棄からの機関銃乱射シーンは壮絶であり、パチーノの演技に圧倒、圧巻。

「てめらの銃弾なんて効かねぇんだよ!ほら、見ろ!俺はまだ立っているぞ!!」

幾らでもクソ鉛弾受け止めてやるぜ!
みたいな狂気な顔をしたパチーノが印象的でした。

中盤に差し掛かる前での麻薬取引シーンで、相手と交渉が決裂したトニー。
その事で仲間が拷問刑に処されるのですが、その時に道具として登場するのがチェーンソー。
直接的な処刑シーンは映されていないが、返り血で真っ赤に染まるパチーノの姿に少なからずとも戦慄なる美を感じました。

評価:★★★☆
11/08/31VHS鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2004-07-23
メーカー:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランナウェイズ

2011年08月29日 22時03分41秒 | 洋画ドラマ
THE RUNAWAYS/10年/米/107分/青春・音楽ドラマ/R15+/劇場公開
監督:フローリア・シジスモンディ
製作総指揮:ジョーン・ジェット
原作:シェリー・カーリー
脚本:フローリア・シジスモンディ

出演:クリステン・スチュワート、ダコタ・ファニング、マイケル・シャノン

<ストーリー>
70年代に一世を風靡した伝説のガールズロックバンド・ランナウェイズの結成から解散までの軌跡を描く。
<感想>
遂最近まで、ピーピー泣き喚くだけの(例:『宇宙戦争』)小便臭いガキンチョだと思ってたのに、こんなにも大人になって。。。
おじさんはちょっと嬉しいゾ、ダコタん。

そんな大人なダコタんの下着パフォーマンスは

御馳走様でした。

70年代ちゅうたら私が生まれた年代でもあるから、まだランナウェイズは知る由もないし、今でも詳しくは知らないな。
解散後にジョーン・ジェットが結成した新バンドは認知している程度。

あ、この曲は聴いた事ある!というのはチラホラあったけれど、ランナウェイズの結成秘話や、解散に至るまでのエピソードは知っている訳でも無かったので、丁寧に描かれた本作での物語には興味もあったので引き込まれちゃった。

結構パンクなガールズバンドだったんだね。
ギターにおしっこかけちゃったりしてたし。
機内でヤクをキメていたし。

それよか女性同士のキスって、なんでこうもニヤニヤとさせられるのかね。
そりゃあ男同士がキスするものなんて見たくはないけど。
女の子同士がチュッチュッしているのを観ていると、華があるのか画になるのか、妙に自分の顔がエロい事になっている。
女性観客は平常心でこういうのは観るんやろか。
キャッとかならんのやろか。
むしろボーイズラブな映画ではそうなる感じ?
ちょっとその辺気になった。

ランナウェイズの日本での人気ぶりは凄かったようで。
余りにもファンの熱狂ぶりが凄過ぎて、逆にそいつらの行動がバカッぽく見えてきた。
ガラスドアがんがん叩いて割って雪崩れ込んで来る所とか。
ゾンビじゃねぇんだから。
本当にここまでやってたのか?
同じ日本人としてかなり恥ずい。

キャ~~~~~~~シェリーぃぃいいいいい!!!!

自我を忘れたファンの顔が気持ち悪過ぎ。
とか書きながら、私もサマソニのスマパンライブでビリー!!!!!と叫んでた時はそんな自分を捨てた気持ち悪い顔してたんだろうな^^;

波乱に満ち溢れた甘酸っぱい青春映画としてはそれなりに堪能させられる作り。
けど、一番、頭に残ったのはどのシーンよりもフレーズがず~とループしていた

チチチチチ・・・チェリーボム!!

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★
11/08/28DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-08-26
メーカー:アミューズソフトエンタテインメント
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・ルームメイト

2011年08月28日 21時09分46秒 | 洋画サスペンス
THE ROOMMATE/11年/米/91分/学園サスペンス/劇場未公開
監督:クリスチャン・E・クリスチャンセン
出演:レイトン・ミースター、ミンカ・ケリー、カム・ジガンデイ

<ストーリー>
田舎からロサンゼルスの大学にやって来たサラは、寮でレベッカと知り合いルームメイトに。一見親切なレベッカだったが、実は彼女には隠された裏の顔があり…。

<感想>
全米では劇場公開されて初登場1位だったんだって。
これは一応92年のブリジット・フォンダとジェニファー・ジェイソン・リーが共演した『ルームメイト』のリメイクになるのかな?
若干サスペンス描写が緩和されているけれど、内容としてはほぼ同等。

サラと同室になったレベッカが徐々に本性をむき出しにしていく。

私と友達になって~~~~~!!!!!!

この娘、何かおかしいって気付いた時にはもはや時既に遅し。
拾ってきた子猫ちゃんは脱水乾燥機に放り込まれ、サラの友人はシャワー室で脅され、訪ねてきた元彼は消されてしまう。

飛び抜けた恐怖描写はないけれど、レベッカの狂気な顔つきは、彼女が出てくる場面を陰湿な感じに盛り上げる事に成功しているんじゃないでしょうか。

終盤での攻防にもう少しスリル感があれば尚良かったんですが。

「あんたは友達じゃない!」

寮のルームメイトって選べないのがネックだよね。
どんな人間かはっきり分からず一緒に寝泊まりするんだし。
気が合えば楽しい寮生活になるんだろうけど、私も専門学生1年時の相方は最悪だったからな~。
そんな事をふと思い出しました。

それよりもサラの元彼。
かなりイケメンでしたけれど!
もっと変な男が出てくるのかと思っていたので、えらいビックリした。
何で別れたのか。
それはどうでも良いけど、元彼、顔出しして直ぐにあんな目に遭っちゃって、出番少ないのに踏んだり蹴ったりですね。

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★
11/08/27DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-08-24
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画版 ふたりエッチ

2011年08月28日 21時09分30秒 | 邦画ロマンス
11年/日本/74分/エロティック・ロマンス・コメディ/PG12/劇場公開
監督:横山一洋
原作:克・亜樹

出演:森下悠里、三浦力、横山美雪


<ストーリー>
性体験が全くないまま見合い結婚した優良と真。初夜を迎えたものの、上手にできなかったふたりは、本当の夫婦を目指してエッチのステップアップを決心するが…。
<感想>
原作漫画は今、何巻まで出てるのかな?
30巻位までは購入して読んでたねぇ。
お互いが童貞と処女という夫婦の一歩一歩前に進んで行くセックスライフを、可愛くHに描いていて、初心者に優しいセックスバイブル的コミックって感じで面白く読んでた記憶はあります。

初々しくて真面目で可愛い新妻・優良さん役をグラドルの森下悠里。
正直、なんかイメージが違うし、ぶっちゃけ可愛くない。
叶姉妹の末っ子とかにいそうな顔。

でも、でもね。
たま~にドキッとさせられる表情とかはあるのよ。
ヨガ体操やっている時の苦痛の表情とかさ。

グラドルだけあって胸が爆乳。
それは良いんだが、胸の谷間、横チチだけってのは寂しいなぁ。

下着売り場でのプチ着替えショー、みたくもあったけれど、全然ムラムラしない。
むしろ、妹の梨香役の横山美雪の方が悩殺下着大盤振る舞いでエロかわゆかったww

直接的なセックスシーンもなし。

そりゃそうだ。
1分で射精してしまう真だから。

愛撫とかフェラとか想像で見せる描写で占めているので、かなりHなものを期待していた私としてはちょっと白けた。
劇中で流れる真所有のAVの女優すら服着てるし。

でもまぁ、お弁当のシーンとかクスッて笑える所もあったし、Hシーンが無いにしろ、ピュアな夫婦生活を描いた作品としては楽しくは観れました。

真に原作の様な暴走バカみたいな弾けっぷりがもう少し欲しかったかも。

近日レンタル予定のキャストが違うドラマ版は、きちんと見せる所(おっぱい)は見せるHな内容になっている模様。
スケベさんはそちらに期待してみるのが良いかもねムフフ。

オフィシャル・サイト

関連作:
『映画版 ふたりエッチ(2011)』(第1作)
『映画版 ふたりエッチ セカンド・キッス(2011)』(第2作)
『映画版 ふたりエッチ トリプル・ラブ(2011)』(第3作)
『映画版 ふたりエッチ ラブ・フォーエバー(2011)』(第4作)

評価:★★☆
11/08/27DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-08-05
メーカー:AMGエンタテインメント

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンガに散る

2011年08月24日 22時35分40秒 | 亜細亜ドラマ
MONGA/10年/台湾/141分/青春・犯罪ドラマ/PG12/劇場公開
監督:ニウ・チェンザー
脚本:ニウ・チェンザー

出演:イーサン・ルアン、マーク・チャオ、マー・ルーロン、リディアン・ヴォーン

<ストーリー>
台北一の繁華街・モンガに引っ越してきた高校生・モスキートは、校内での争いをきっかけにモンガ一帯を仕切っている親分のひとり息子・ドラゴンたちに気に入られ、仲間に迎えられるが…。
<感想>
残酷青春物語といった所でしょうか。
裏社会に足を踏み入れた若者達の嬉々交々を熱く、丁寧に描いていてぐんぐん物語に引き込まれていきます。

序盤、モスキートが波動拳を撃ちこんだ時は、こんな不真面目な映画なのか?と勘繰ってしまいましたが、いやいや至って真面目な極道ものの世界がそこにありました。

最初こそは転校してきたモスキートが苛められ、逆切れして、うんこ靴で逆襲して、番長のドラゴン一味に気に入れられて仲間入りするまでをポップに時にはユーモアに捉えていますが、ゲタ親分の昼食会に呼ばれて詰めた指が出てきた辺りから、どんどん内容が重たくなってきました。

でもその重たさの中に友情の深さなるものが一番輝いて盛り込まれており、ホッと一息つける材料にもなっています。
売春宿でのモスキートと娼婦の一時も安らぎを与えてくれますね。
私も娼婦役の女優さん好みです。
役として顔に青あざがありますけど、そんなの関係ないですよ。
心も綺麗だし可愛い人だと思います。
モスキートが惚れこむのも分かるなぁ。

そんな中、ゲタ親分が何者かに殺されるという事件が起きるのですが、モスキートがある事を目撃したことで誰が犯人かを突きとめてしまいます。

築き上げた友情の崩壊

裏社会で生き残る為の裏切りは大切な仲間までも犠牲にしなければいけない。

それでも殺し合いの中、僅かに残っていたお互いを思いやる心。
散飛する血の雨が、モスキートが夢見ていた桜の花の様に、彼の静かに少し微笑んだ顔に舞い散るラストは美しくもあり、胸を強く打たされる悲しみと切なさを兼ね揃えた印象的なシーンとなっていました。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
11/08/24DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-08-02
メーカー:ブロードメディア・スタジオ
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする