銀幕大帝α

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007/慰めの報酬

2009年06月30日 04時43分33秒 | 洋画アクション
QUANTUM OF SOLACE/08年/英・米/106分/劇場公開
監督:マーク・フォースター
出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジェマ・アータートン、イェスパー・クリステンセン

<ストーリー>
恋人を亡くしたばかりのボンドが、彼女を陰で操っていた国際的な闇組織を調査するためにハイチへ。元ボリビア諜報員カミーユを通じて幹部に接近し、陰謀に立ち向かう。
<感想>
冒頭のカーチェイスから始まり、ボートチェイス、そして飛行機による空中戦。

陸・海・空と3色揃い済みの娯楽アクションが次々と押し寄せ飽きさせず面白かった事は確かだが、観ている最中は「ボンドは誰の為に戦っているの?」ってちょっと意味が分からんかった。

後で映画情報誌読んでようやく理解(笑)。

「あ~!本作って前作『カジノ・ロワイヤル』の続きで、エヴァ・グリーンの仇討ちやったんやね」

だから、あの名セリフも無かったんかぁ。

何処か悲しげで影がある生まれたてのボンド。
にしても前作よりもっと暗い男になってません??

それに打たれ強いタフガイってのは承知済みだけど、流石に飛行機から落下して地底に激突してもピンピンしていたのには笑っちゃったな~。
鍛え抜かれた普通の人間以上の体を持っているとしても、あれはちょっと・・・。

それと、今作は悪役がイケてないんだよなぁ。
過去作には何処か個性的なキャラを持ってきてたけれど、今回は何の特技も無い普通のおっさんだから、直接対決に緊迫感がない。
追い込まれたチンピラみたく「来るな!来るな!」と斧振り回しているだけの大ボスの姿観ていたら、正義をしているボンドが只の弱い者いじめしているようにしか見えなかった。

前作をしっかり覚えていれば、すんなりと物語に入り込めるけど、私みたく忘れちゃっていると作品の深みにも辿り着けず満足度も半減。
初の試みである前編、後編と位置付けられた作品だけに余程の007好きじゃないと、ちょっと置いてけぼりされてしまう感はあるよね。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『007/ドクター・ノオ』(シリーズ第1作)
『007/ロシアより愛をこめて』(シリーズ第2作)*個人的評価:★★★
『007/ゴールドフィンガー』(シリーズ第3作)*個人的評価:★★★☆
『007/サンダーボール作戦』(シリーズ第4作)*個人的評価:★★☆
『007は二度死ぬ』(シリーズ第5作)
『女王陛下の007』(シリーズ第6作)
『007/ダイヤモンドは永遠に』(シリーズ第7作)*個人的評価:★★★
『007/死ぬのは奴らだ』(シリーズ第8作)
『007/黄金銃を持つ男』(シリーズ第9作)*個人的評価:★★★
『007/私を愛したスパイ』(シリーズ第10作)
『007/ムーンレイカー』(シリーズ第11作)
『007/ユア・アイズ・オンリー』(シリーズ第12作)*個人的評価:★★★
『007/オクトパシー』(シリーズ第13作)
『007/美しき獲物たち』(シリーズ第14作)*個人的評価:★★★
『007/リビング・デイライツ』(シリーズ第15作)*個人的評価:★★★
『007/消されたライセンス』(シリーズ第16作)*個人的評価:★★★
『007/ゴールデンアイ』(シリーズ第17作)*個人的評価:★★
『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(シリーズ第18作)*個人的評価:★★
『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(シリーズ第19作)*個人的評価:★★★
『007/ダイ・アナザー・デイ』(シリーズ第20作)
『007/カジノ・ロワイヤル』(シリーズ第21作)
『007/慰めの報酬(2008)』(シリーズ第22作)
『007 スカイフォール(2012)』(シリーズ第23作)
『007 スペクター(2015)』(シリーズ第24作)
『007/カジノ・ロワイヤル(1967)』
『ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)』※個人的評価:★★★
『007/ジェームズ・ボンド・ストーリー(1999)』

評価:★★★
09/06/28DVD鑑賞
マーク・フォースター アクション・サスペンス ダニエル・クレイグ オルガ・キュリレンコ 007 DVD新作
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ファニーゲーム U.S.A.

2009年06月30日 02時31分20秒 | 洋画ホラー
FUNNY GAMES U.S./07年/米/111分/劇場公開
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット、ブラディ・コーベット、デヴォン・ギアハート

<ストーリー>
夏の休暇を別荘で過ごす幸せな家族の元に、突然現れた来訪者。彼が告げた理不尽極まりない「ゲーム」とは・・・。
<感想>
とある昔、ガス・ヴァン・サント監督が完コピ映画を撮った事がある。
あれはヒッチコックの『サイコ』だったが、他人の作品を完コピして何が面白い?と世間から失笑を食らいまくっていたが、本作は違う。

ミヒャエル・ハネケが97年に作り上げた作品を、何故か今更セルフリメイク。
余程彼はこの作品に自信があるのか想いれがあるのか、それとも現在の暴力映画に対する挑戦状なのか。

「最後にはハッピーエンドにしてしまう暴力映画なんて生ぬるいわ!!
私は昔、こんなに衝撃的な作品を撮っていたんだ!
その目で観やがれ!」

と言わんばかりに、オリジンを知らない者達へ堂々と叩きつけてきた。

確かにオリジンを観ていない者にとってはかなり度肝抜かれる事は間違いないだろう。
でも既に知っている者としては、一度観た作品をもう一度観せられた感じで、なんとも評価するには困ってしまう。

ストーリーを大幅アレンジしたリメイクならば多少は楽しめたかもしれないが、何てたって、俳優を変えただけで、設定もアングルも音楽も展開も全く同じなのだから、楽しむというよりは懐かしむ?程度で終了。

暴力に救いはないという監督の定義をぶつけたオリジナルを観た時は、そりゃもう後味の悪さにグッタリきたが、あれ程インパクトある内容を忘れるはずもなく、今頃になって完コピ見せられてもどうかなぁと思いもしたが・・・。

けど、主役のナオミ・ワッツの迫真の演技には魅せられたし、「はい、サイナラ」と無情にボートから突き落とされる場面ではやっぱ不快指数急上昇しちゃったなぁ。

余計なお世話かもしれないけれど、オリジンを知らず初めてこの作品を観る人に忠告しておきますが、冒頭とエンドロールではTVのボリューム下げておいてね~。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:『ファニーゲーム』(オリジナル)

評価:★★☆
09/06/26DVD鑑賞
ミヒャエル・ハネケ サスペンス・ホラー ナオミ・ワッツ ティム・ロス マイケル・ピット PG-12 リメイク DVD新作
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切り株画像(映画『テケテケ』より)

2009年06月30日 02時28分45秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
震災で倒れていた墓石を直したことで呪いは解かれたと思われていたが、実はそうではなかった。
呪いの期限3日が過ぎ、安堵したその瞬間、テケテケが額から怪我で血を流す従姉に襲いかかり
切り株完成。

実はテケテケは赤色が大っ嫌いだった!!
切り株度

レヴュー『テケテケ』
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テケテケ

2009年06月30日 00時37分04秒 | 邦画ホラー
09年/日本/70分/劇場公開
監督:白石晃士
出演:大島優子、山崎真実、西田麻衣、一慶、水木薫、沢柳廸子

<ストーリー>
“テケテケ”という奇妙な音を耳にした女子高生が呪いにより命を狙われる。
<感想>
これまで誰も題材にしなかった都市伝説の一つ「テケテケ」を同じく代表的な都市伝説である『口裂け女』に続いてイカサマ伝道師・白石晃士が映像化。
主役がアイドルユニットAKB48の大島優子からして安っぽいホラーを想像していたんですが、これが意外とイケてました。

70分と言う短尺なので結構アバウトな作りなのかとも思ってましたが、「テケテケ」誕生に関する細かい裏エピソード的なものや、事件に巻き込まれた主人公と従姉が呪いを解く為に過去の「テケテケ」についての資料を頭に入れた上で右往左往する姿を丁寧かつスリリングに描いており、かなり息を飲む程の緊張感を味わえ面白かったです。

今、日本ホラー映画界の影の立役者でもある特殊造形師・西村喜廣による“テケテケ”の描写も『東京残酷警察』にあった変な笑いもなく、不気味な形として真面目に登場させた事により作品の質を下げることもなくしっかりと盛り上げていました。

昔から言うじゃない。

「赤はあかん!白にしろ!」

って(え?言わない?)。

本作のキーとなるのは「赤」。
謎解きを裏切る形で新たに判明した「赤」により、惨劇が再び始まる終盤の展開が非常に残酷で、これがどのように続編へと繋がっていくのかとても興味津々。

予告を観た限りでは、多くの女子高生がバッスンバッスン胴体を切断され、より過激な切り株ホラーになっているようで、これはこれで面白そう。
期待が持てる『テケテケ2』。
今から楽しみです!

オフィシャル・サイト

関連作:『テケテケ2』(第2作)

評価:★★★
09/06/25DVD鑑賞
白石晃士 都市伝説ホラー 大島優子 西村喜廣 DVD新作
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双子

2009年06月22日 21時48分46秒 | 亜細亜ホラー
TWINS/05年/香港/90分/劇場未公開
監督:フォン・ユンマン
出演:しらたひさこ、トニー・ホー、エミリー・クワン、サミュエル・パン

<ストーリー>
音信不通の双子の姉を捜すため、怪しげな香港の裏町にやって来た日本人女性を巡る。
<感想>
うん?ホラーか?

ホラーって感じがしないな~。
むしろサスペンス風に近い。

ま、どっちでもいいけど、物語の流れがグダグダ且つ支離滅裂なので、かなり鑑賞意欲を損なうのが痛い。

ホテルの支配人一家が次々と死んで行くのは、突発的な自殺あるいは事故なのか、それとも日本人女性による呪殺なのか。
この部分に一番関心が向くのだが、粗方予想通りでしたね~。

物語の影の全貌も細かい所は分からなくとも、大きな部分では何となく先読み出来ちゃう。
悪く言えば、昔良く観た‘ありふれた惨劇による怨念’なんですよ。
今更使い古された設定を引っ張り出してこなくても・・・。

何とも大雑把でお粗末な映画ですが、唯一救いがあったのは女優しらたひさこの怪演。

「逃がさないぃぃいいいいいい~」

不気味過ぎ!
怖すぎ!
目ん玉見開き過ぎ!!

綺麗な人だけど危ねぇデス。

後半10分前位からようやくホラーぽくなってちょっと面白くなってきたのに、オチで再び急降下。

しらたひさこがいなかったら、かなりダメダメな作品になっていたであろう凡作。

評価:★★☆
09/06/22DVD鑑賞
ホラー しらたひさこ DVD旧作
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ビッグ・トラブル

2009年06月21日 21時55分53秒 | 洋画コメディ
BIG NOTHING/06年/英・加/82分/劇場未公開
監督:ジャン=バティスト・アンドレア
出演:デヴィッド・シュワイマー、サイモン・ペッグ、アリス・イヴ、ナターシャ・マケルホーン、ミミ・ロジャース

<ストーリー>
金に困り、牧師の恐喝を計画した小説家志望の男と会社の同僚が、災難に巻き込まれる。
<感想>
あっれぇ??なんか一度鑑賞したような記憶が・・・あるような、ないような・・・気のせいか・・・。

先日観た感動作『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』の監督デヴィッド・シュワイマーが主演し、『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』の主役サイモン・ペッグが共演者として参加しているのが、このコメディ・サスペンス『ビッグ・トラブル』!!

因みに似たようなタイトルの作品が少しばかりあるので間違わないように借りて欲しいと頼み込むのには訳があり、本作の尺は82分と短い割にはポンポンポンッと二転三転しながらもテンポ良く話が進み、尚且つ落着きが無いかのようにポンポンポンッと人が死んで逝き、これってば収拾つくのか?と先の結末が全く見えてこない程に物凄く面白いんです。

ポルノサイトを観ている牧師を脅して大金をせしめようという単純な計画のはずが、警官&牧師の妻&牧師の仲間&FBIと次から次へと横やりが入り、希望もしていないのに人が勝手に死んで逝きと、小さな悪事がいつの間にやらビッグ・トラブルに!?

予想外な展開によってパニくる主人公たちの姿に笑いつつも、今後どうなるんだろうという期待感も持たせてくれる。

その期待感を全く裏切らない突発事故的なストーリー構成にはハラハラもので、逆に良い意味での予想展開の裏切りが積み重なる事により、序盤からズンズン加速度を上げていく内容と並行して観ている私も行く末を楽しむかのようにのめり込んでしまっていました。

もう中盤辺りになってくると、コールセンターの事とか牧師を脅す事とかスコーンと忘れちゃっているもんな~(笑)。
それ位、内容がドタバタしているのだが、前の事よりも後の事が気になる映画ではありますね。

結果的には一夜という限られた時間内の中で非常に巧く纏めたものだと、事の顛末も含め凄く感心しました。
面白さ的にも満足度は高いです。

只、警官が採血したモノがストーリーに活かさていなかったのが心残り。

後、エピローグ部分はどうなの?って。
この辺、賛否分かれそうですけど・・・。

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★☆
09/06/21DVD鑑賞
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ブレイキング・ニュース

2009年06月17日 00時18分24秒 | 亜細亜アクション
BREAKING NEWS/04年/香港・中国/91分/劇場公開
監督:ジョニー・トー
出演:ケリー・チャン、リッチー・レン、ニック・チョン、ラム・シュー、ユウ・ヨン

<ストーリー>
ある朝、香港の市街地で銀行強盗団と警察との壮絶な銃撃戦が発生。しかし激しい攻防の末に、CID(重犯罪特捜班)のチョン警部補は、ユアン率いる犯人グループを捕り逃してしまう。しかも偶然現場に居合わせたTV局のカメラによってその一部始終が報道されてしまう。警察への非難が高まる中、新任指揮官レベッカは失地回復のためメディアを逆利用する戦略に打って出る。それは、PTU(機動部隊)にワイヤレス・カメラを装備し、犯人逮捕の瞬間をTV中継するというものだった。一方、チョンたちに追い詰められた犯人グループはアパートの住人を人質にとって篭城を始めるのだが…。(allcinemaより抜粋)
<感想>
『ザ・ミッション 非情の掟』に続いてのジョニー・トー作品。
これは凄く面白かったです!!

冒頭約7分間の長回しによる銃撃戦では息つく暇なく見せ、、その後のマンションにおいての立て篭もり犯と警察部隊との攻防では、メディアや住人の親子、そして犯人一味を追う特殊班、更に無関係な殺し屋までもを巻き込み、先が読めない緊張感と一息つかせるユーモアの混合により張りつめた糸が切れたりまた繋がったりで凄く楽しませてくれました。

『踊る大捜査線』の室井監理官を彷彿させる無感情な女性指揮官が、頭脳を駆使して階層の多いマンションの何処に犯人が潜んでいるのかを判断しながら、潜入した部隊に指示を出していくも、犯人側はそれをあざ笑うかのように、階を移動し、また見せつけるかのようにインターネットで食事している風景を流す。
そんなやり取りをしているとはつゆ知らず、チョン警部補率いる特殊班は腹を空かしながらも当てもなくあっちをうろうろ、こっちをうろうろ。

この絡んでいるようで絡んでいない3者の風景が滅茶苦茶面白いんだよなぁ。

笑福亭鶴瓶みたいな顔した刑事の間の抜けた所とか、メディアの前に突如現れたジャッキー・チェンらしき人物(吹き替えの声は石丸さん!)とか、思わずつっこんじゃう場面もあり、変に緊迫した流れを壊さず、さらりとユーモアを入れているのも上手い。

ようやく主要人物が近づき始めた終盤間近で起きるエレベーター内での銃撃戦では個別に見せるのではなく、断面図で見せるというこだわり方には素直に脱帽。

これまた『エグザイル/絆』に匹敵する傑作か!?と思ったのだが、強盗団主犯格と殺し屋の男の末路はちょっと蛇足的で戴けなかったのが残念。

とは言え、不満が残るラストを差し引いても、文句なく楽しめる作品である事は確か。
未見の方は是非!!

評価:★★★★
09/06/15DVD鑑賞
ジョニー・トー サスペンス・アクション ケリー・チャン DVD旧作
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ザ・ミッション 非情の掟

2009年06月16日 23時10分39秒 | 亜細亜アクション
THE MISSION/99年/香港/81分/劇場公開
監督:ジョニー・トゥ
出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、コウ・ホン、ラム・シュー、ロイ・チョン、ジャッキー・ロイ

<ストーリー>
何者かに命を狙われた黒社会のボス、ブンを守るために雇われた元殺し屋グァイ、銃のエキスパート、フェイ、以前はスゴ腕狙撃手だったマイク、そして現役の殺し屋ロイと彼の弟分、シンの5人。そんな彼等が与えられたミッションは、ブンを命の限り守り、真犯人を割り出すこと。最初はお互い干渉しないようにしていた5人だったが、やがて、固い絆で結ばれていくのだった…。(ツタヤオンラインより抜粋)
<感想>
傑作『エグザイル/絆』の前日譚とも言える作品です。
中期のジョニー・トー作品の中ではとても人気があり、非常に評価も高い作品でもあります。

が・・・。

確かに『エグザイル/絆』に通じる男臭くカッコいい作品ではあるのですが、そこまで飛びぬけて面白いとはちょっと思わなかった。

公開時にこれを観ていたら、間違いなく痺れていたかもしれない。
でも『エグザイル/絆』を観てしまった後では、銃撃戦にしろユーモア的な部分にしろ何処か物足りない。
何故かワクワクしない、ドキドキしない、グッとくるものが得られない。

映画としても物語としても別に悪い所はない。
ジャスコの店前で静けさの中から始まる銃撃戦にしろ、ボスを待っている間の暇つぶしに仲間内で紙くずのボールでサッカーをする場面にしろ、裏切り者を撃ち殺すアンソニー・ウォンの非情さにしろ、印象深いラストシーンにしろ、何処を切り取っても間違いなく素晴らしい。

けど『エグザイル/絆』程惹き付けなかった原因と言うものが何だったのか自分でも良く分からない。
何度も言うが作品自体は全く悪くない。
むしろ悪い所を挙げろと言われると困るくらいだ。
なのに高評価する程の傑作か?と思うと、う~ん・・・。

今観ると演出的に少し古臭過ぎたのか、ストーリーに厚みと深みがなかったのか。

カッコイイ!!

それだけじゃ駄目なのかも。

う~ん・・・。

評価:★★★
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ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ

2009年06月14日 18時48分24秒 | 洋画コメディ
RUN FATBOY RUN/07年/英/100分/劇場未公開
監督:デヴィッド・シュワイマー
出演:サイモン・ペッグ、タンディ・ニュートン、ハンク・アザリア、ディラン・モーラン、ハーリッシュ・パテル

<ストーリー>
気弱でメタボな主人公が、愛する女性の信頼を取り戻すためにロンドンマラソンに挑戦するが・・・。
<感想>
『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』でのクセのある演技が大好きなサイモン・ペッグが主演、更に脚本もしているとの事でかなり期待して観ましたが、いやはや予想以上に面白くて感動しました。

サイモン・ペッグが脚本を書いているだけあって、笑いに嫌味がない。
アメリカのコメディだとどうしても下品になっちゃうけど、イギリスのコメディってのは本気で笑わせようとしている。
同じ英語圏でもこうも違うものなのかね。

従兄が登場すると、下半身は尻丸出しってのは意味分かんないけど、妙に可笑しいですし。

妊娠させた上に結婚式当日で逃げ出したメタボ(ってほどじゃないけど)な下着店警備員デニスが、5年後彼女が大金持ちと親しくなっているのに気付き、闘争心を燃え上がらせて、大好きな彼女を再び振り向かせるべく、また愛する息子の為に父親としても格好良い所を見せようと、やったこともないフルマソンに挑戦するというオーソドックスな内容ではあるけれど、幾つになってもデニスのダメ男っぷりと、彼を取り巻く人物達が個性的で全く飽きさせない作りに大満足。

本編最大で最高なフルマラソンシーンにての、「壁」を突き破ってこれまでのダメ男を返上すべく、傷だらけになりながら激走するデニスの姿に感動しない人はいないっしょ!!

ここはマジヤバイ。
まさかサイモン・ペッグに泣かされるとは思わなかったわ。

これ程までの感動作を劇場未公開扱いにしちゃう日本の配給会社の感性が分からん。

映画ファン、コメディ好き、サイモン・ペッグloveな方はレンタル店で見かけたら迷わず借りるべし。
ここまで書いても疑う方には別にそこまで強要はしません。
けど、私はこの作品、多くの人に観て欲しいです。

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★
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STOP THE BITCH CAMPAIGN 援助交際撲滅運動

2009年06月14日 18時48分09秒 | 邦画サスペンス
09年/日本/85分/劇場公開
監督:鈴木浩介
出演:Rio、菅野麻由、平井絵美、中ノ瀬由衣、黒澤佐知子、城戸千夏、遠藤憲一

<ストーリー>
妹の自殺の謎を追っていた姉が、彼女の体に「メスブタ」の烙印があったことを思い出す。同じころ、女子高生の間では奇妙な噂が・・・。
<感想>
人気AV女優と怪優・遠藤憲一とのガチ勝負が一部のマニアにウケているシリーズの第3弾。

前作では蒼井そら相手に変態行為を炸裂させていた援撲のクニが、今作ではRioによってエラい目に遭わされています。

Rioさんは今作が劇場映画デヴューとなるのですが、いやぁ柚木ティナ時代にはそりゃ私、お世話になりましたよ。
変名前は愛くるしい笑顔とハーフ独特のエロスにドキドキさせられる女優さんでしたが、久しぶりに観たら大人の女優になったなぁ、と。

AV女優に本気の演技(本番以外で)させたら何処か素人っぽい所が出てくるものですが、柚木ティナもといRioは役者としては良い素質持っていると思いますよ。
援交男を拉致する度に鬼の形相で半死状態にまでイタぶる姿は正直身震いしました。
特に遠藤憲一のアレを無表情であんな事する場面は、男にとってはイタタタものですが、遠藤憲一が何故か変に興奮しており、妙に可笑しかった。

一人の女が援撲のクニを探し出し妹の復讐を果たす一本筋なストーリーなのかと思っていたら、終盤で意外な展開になったのでかなり意表を突かれた感じでビックリ!
この辺りは前作には無かった流れで、復讐が凌辱になり、探し求めていた人物が違ったという真実。

中盤までは遠藤憲一の相変わらずの変態っぷりと、女子高生軍団の頭悪そうな彼女達なりのバカ行為に笑わせられますが、それ以降は血と拳銃とおっぱいによるエロティック・バイオレンスへと変貌!

ようやく脱いでくれたRioの乳首にマヨネーズを塗って舐め回した後犯しまくる凌辱シーンと、その後の反撃に出たRioによる血の制裁と新事実を知ったことでの死の洗礼シーンには嫌な後味を残すので、それまで軽く観ていた分急な重たさがいきなり伸し掛かかり、ず~んと心が沈んでしまった。

エンドロール中にパンツに数本のバイブを刺して復活した遠藤憲一に少し救われましたけれど(笑)。

関連作:
『援助交際撲滅運動』(第1作)
『援助交際撲滅運動 地獄変』(第2作)

オフィシャル・サイト

評価:★★★
09/06/14DVD鑑賞
エロティック・サスペンス・ドラマ Rio 遠藤憲一 こしばてつや DVD新作
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