銀幕大帝α

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PIGGY ピギー

2024年03月09日 14時36分24秒 | 洋画ホラー
CERDITA/PIGGY
2022年
スペイン
99分
ホラー/サスペンス/青春
PG12
劇場公開(2023/09/22)
監督:
カルロタ・ペレダ
脚本:
カルロタ・ペレダ
出演:
ラウラ・ガラン・・・サラ
<ストーリー>
スペインの田舎町で暮らすサラは、クラスメートからの執拗ないじめに苦しんでいた。ある日、彼女は謎の男に拉致される血まみれのいじめっ子たちを目撃し…。

最高の夏、じゃない。

殺すか、見殺しか。

―感想―

色んな意味でデブ専必見作。

そりゃね、常日頃から自分の容姿を馬鹿され、いじめられ続けられている傍から異性が優しさを見せてくれたらコロッといくのは当然な訳でして。

だがその異性が、いじめっ子達を痛めつけ、殺そうとしていたら、どうしますか!?てことよ。

俺?俺なら見て見ぬふりだわな(ゲス顔)。

ざまあみろwwて思う方が普通なんだけど、けど!心の片隅では良心の呵責に苛まれるのも確か。

本作の主人公サラは葛藤の末、己の良心に従った、その結果があれ。

これから本作を観るという方は、完全にパニック状態となったサラの姿を温かい目で見守ってあげてください。

でないと、ちょっとイライラするかもしれません(笑)。

にしてもあの殺人鬼は良くサラをお姫様抱っこ出来たよな、相当重いぞ彼女。

殺人鬼がもし真っ当な人間だったなら、サラと結婚して、肉屋を受け継げよて思ったわ、重たいのを持ち運び出来る力はありそうやから、天職だろうに。

序盤に母親がサラに向かって「狩りにいきなさい」と言うシーンがある。

サラはそれが面倒臭いのか、それとも興味ないのか、無言のまま。

俺はサラの態度を観て、狩りそのものが好きではない、お父さんみたく上手く出来ない子なんだな、その程度の認識でこのシーンを受け流していたのだが、実はここすっげえ重要だった。

本当は猟銃の扱いが凄く優秀、言うなればサラにとっての特技だったてのがクライマックスにて分かるのよ。

この伏線の回収は上手い。

要するに狩りが上手いから逆に行っても退屈なだけで、だからお母さんの言葉に耳を貸さなかったんだなと。

てっきりどさくさに紛れて、いじめっ子を撃ち殺し、気持ちがせいせいした、といった終わり方になるのかと思いきや、まさか「あれ」をピンポイントで撃ち抜いてたとはね。

並大抵の腕前ではあれは不可能、人は見かけによらずとはこういうのを言うんだろうなあ。

いじめっ子達は、サラの勇姿を直接その目で見たのだから、もう今後、サラ自身にちょっかいを出す事はないだろう。

どんな過酷な人生を送っていても、正義感は捨てなかった。

サラは自分にとっても、正解といえる選択を果たしたのである!!

ラスト、重量級のサラを乗せて荒野を走るバイクも何処かしら彼女の正義感を称えるかのように嬉しそうな音を出していたのが印象的だった。

サラ役の女優さん、痩せたらそれなり美人になりそうな気もする。

評価:★★★☆

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エクソシスト 信じる者

2024年02月23日 16時07分02秒 | 洋画ホラー

THE EXORCIST: BELIEVER

2023年

アメリカ

111分

ホラー

PG12

劇場公開(2023/12/01)

監督:
デヴィッド・ゴードン・グリーン

『ハロウィン THE END』

製作:
ジェイソン・ブラム

製作総指揮:
デヴィッド・ゴードン・グリーン

原案:
デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本:
デヴィッド・ゴードン・グリーン

出演:
レスリー・オドム・Jr・・・ヴィクター・フィールディング
リディア・ジュエット・・・アンジェラ
オリヴィア・オニール・・・キャサリン
ジェニファー・ネトルズ・・・ミランダ
ノーバート・レオ・バッツ・・・トニー
アン・ダウド・・・アン
エレン・バースティン・・・クリス・マクニール

<ストーリー>

ヴィクターは妻を亡くして以来、一人で娘アンジェラを育てている。ある日アンジェラはキャサリンと森に出かけたきり、行方不明になるが、数日後に発見される。しかし、その日から彼女たちの様子がおかしくなり…。

比類なき恐怖が目覚める。

悪魔の嘲笑(わらい)が響き始める――

―感想―

1973年の『エクソシスト』、これの正統な続編として製作された作品で、なんでも3部作になるとかなんとかを聞いたような記憶が。

しかし思ったよりも本作の評判宜しくなかったようで、3部作の企画が頓挫したてのも何処かで見たような記憶が。

言うても初代『エクソシスト』はオカルト界の重鎮、大傑作ですからねえ。

それの続編となると自ずとハードルも上がる訳で、観客も初代を意識して観る事にもなるから、両者比べちゃうとそりゃあやっぱり見劣りしちゃうのは仕方がないか。

大傑作の続編を今になって作るという製作サイドの意欲は買うが、匹敵する程の怖さ、面白さになっているかと言うと、私自身もちょっと首をかしげてしまう。

只、決して目も当てられない程の酷さにはなっておらず、悪魔に取り憑かれた2人の少女の演技力は凄まじかったし、首がぐるんっと回転する初代をリスペクトしたと思われる演出が観れたのは嬉しい。

儀式に参加するのを躊躇っていた神父が満を持して、どーん!と(文字通り効果音もドーンだったw)登場した時は、参加者の視線同様私も最強の助っ人キター!!とワクワクさせられたもんだ。

が!速攻退場しちゃったのには啞然としちゃったし、多くの鑑賞者が絶望も感じたんとちゃうかな(しかも神父の殺され方がエグイ)。

こんな状況で、どうやって解決するのかに一点集中してしまうが、親の懇願とは裏腹に、そういう結果になるのか!と、その辺の驚き、悲しみは強く感じさせれましたね。

正統な続編なだけあって、『エクソシスト』にまつわる台詞も出てくるし、何より主要キャストだったリーガンとその母親が本作にも出演しているてのは魅力。

本編での母と子としての関係同様に実生活でも『エクソシスト』共演以降、疎遠状態でもあった母役エレン・バースティンと少女リーガン役リンダ・ブレアがラストの目玉として再会を果たします。

実はこのシーン、監督の粋な計らいでエレン・バースティンだけではなくスタッフの多くにもリンダ・ブレアがセットの病室に訪れる事は伏せられてた様で、だからあの2人の嬉し涙から繋がる抱擁は演技ではなくリアル!

監督としてはしてやったりで、演技以上のものが引き出せたし、撮影の場に居た皆が「本当」の再会に胸を打たれたそうですよ。

まさか本編の結末ではなく、特典にあった「舞台裏映像」で私までもが感動させられるとは思わなかった(笑)。

評価:★★★☆

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レンタル開始日: 2024-02-21

メーカー: NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

関連作:

『エクソシスト(1973)』

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スキンフォード:処刑宣告

2024年02月22日 17時14分19秒 | 洋画ホラー

SKINFORD: DEATH SENTENCE

2022年

オーストラリア

84分

ホラー/サスペンス/アクション

R15+

劇場公開(2023/11/17)

監督:
ニク・カチェフスキー
脚本:
ニク・カチェフスキー

出演:
ジョシュア・ブレナン
シャーロット・ベスト
ゴラン・クラウト
ロジャー・シベラス

<ストーリー>

父親の治療費を稼ぐため、犯罪組織にトラックでとある荷物を受け渡す仕事を引き受けた冴えない男、スキンフォード。だが、その途中で突然拉致され処刑されることになってしまう。

―感想―

いやこれ、普通につまらんでしょ。

「私本当は90歳なの」

それは分かったけど、何の呪いでそうなったのかの説明は無いんかいっ。

一緒に居ると銃で撃たれても死なない、所謂不死身のねえちゃんの正体が不明だし、何故彼女と同伴してたらその人物も不死身になるのか、結局肝心な部分が曖昧のままで映画自体も中途半端に終わってしまった。

見所は、体に埋め込まれた爆弾によって、美女?達が次々と爆死していくシーン、だけ!

しかもそのシーン、ほんの数分の映像だから、見所が一瞬でお終いとなる。

他は特に・・・ないな(笑)。

不死身ねえちゃんの、おっπぽろりと、濡れた服を透けてB地区ポチのサービス位だわな、スケベ心を満たしてくれるのは。

一体何を描きたかったのか、俺にはさっぱり理解出来なかったし、物語そのものが纏まっていないので面白さが見えてこない。

そういや、主人公の親父(実は死にかけている組織のボス)がショットガンぶっ放し顔面半分失った敵側の少女がラストで平然と生き吹き返してたな。

どないなっとるねんこいつらw

評価:★☆

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ホーンテッドマンション

2024年02月07日 15時17分19秒 | 洋画ホラー

HAUNTED MANSION

2023年

アメリカ

122分

ホラー/コメディ

劇場公開(2023/09/01)

監督:
ジャスティン・シミエン

『バッド・ヘアー』

出演:
ラキース・スタンフィールド・・・ベン
ティファニー・ハディッシュ・・・ハリエット
オーウェン・ウィルソン・・・ケント
ダニー・デヴィート・・・ブルース
ロザリオ・ドーソン・・・ギャビー

チェイス・W・ディロン・・・トラヴィス
ジェイミー・リー・カーティス・・・マダム・レオタ
ジャレッド・レトー・・・ハットボックス・ゴースト

<ストーリー>

ニューオーリンズの外れにある豪華な館へと引っ越してきたギャビーと息子のトラヴィス。楽しい新生活を期待していた2人だったが、次々と怪現象に見舞われてしまう。そんな親子を救うべく、神父のケント、心霊写真家ベン、霊媒師ハリエット、歴史学者ブルースという一癖も二癖もある4人の心霊エキスパートが館に集結し、999人のゴーストと館の謎に立ち向かっていくのだったが…。(allcinemaより抜粋)

ディズニーがご招待――
ようこそ、999人のゴーストが待つ“あの館”へ

―感想―

ダニー・デヴィートって久しぶりに観たけど、ぱっと見、デ・ニーロを小型サイズにしたみたいやな。

もしかして本物の『ツインズ』やったりして(んな訳あるかいw)

元のディズニーのアトラクションは知らないけれど(そもそもディズニー自体に1回しか行った事が無い)、それをそっくりそのままセット組み立てて実写化させたみたい。

それなりに近づけたからか、映画もアトラクション風味になって楽しい形に仕上がっていた。

コメディに寄せたかったのか、ホラーの味を大きく出したかったのか、どっちつかずな内容になっていたのは否めなかったが、小学生以上の子供が観る分には全然良いんじゃないかな。

亡き妻への愛とか、亡き父への愛等をやんわりと入れて、邪魔にならない程度に感動的な要素を取り入れているのもクライマックスを強く盛り上げるのに一役買っていて良かった。

色んなタイプ(そりゃ999人も居るからね)のゴーストを観る事に楽しみを感じるのも大いに有り。

只この話で2時間はちょっと長いんじゃないかなとは思ったが、飽きなく見せる上での手堅く作った感は全体の完成からも測り知る事は出来る好品。

因みに吹き替えでは、ほぼ全員が本職の人ではなく芸能人。

例えばど派手な衣装で水晶の中から登場し、ゴーストと対峙するマダム・レオタは小林幸子。

先に書いたダニー・デヴィートなんて温水洋一だし。

けどこれが意外とイケているんだわ。

常にハイテンションな霊媒師に土屋アンナを当てたのは適役だなてちょっと感心した。

どうしても芸能人が声優やると、ドヘタの3文字が頭に浮かぶのだけど、本作は特にそうは思わなかったなあ。

評価:★★★☆

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販売開始日:2024-01-05

メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン

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死霊館のシスター 呪いの秘密

2024年02月05日 18時41分09秒 | 洋画ホラー

THE NUN II

2023年

アメリカ

110分

ホラー

PG12

劇場公開(2023/10/13)

監督:
マイケル・チャベス

『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

製作:
ジェームズ・ワン
キャラクター創造:
ジェームズ・ワン

出演:
タイッサ・ファーミガ・・・アイリーン

<ストーリー>

1956年、特殊な能力を持つシスター・アイリーンは、フランスで起こった神父殺人事件の調査をするうちについに悪の元凶、シスター・ヴァラクと対峙する。

―感想―

いじめっ子がちょっと美人系だよね。

耳元であんな事囁かれたら色んな意味でオラ、ゾクゾクしちゃうぞw

流石に俺の部屋にゴキブリ放ったら、ぶん殴りはしないが違う形で復讐してやる(グフフッ)

さて前作にて最後に命を救ってくれた青年=アイリーンからしたら命の恩人に悪魔が憑いているとの事で、とある学校へと急行。

一応この関係性を汲み取る上では前作観ておいた方がいいのかも。

その戦いにて、出ました!

ええーーーーっい!貴様、控え!控えおろう!!

この紋所が目に入らぬかーーーーーーっ!!!!

なんでも監督さんは、幼少期から「水戸黄門」を観て育ったとか(嘘です)。

水戸黄門リスペクトではないですが、これ観て「ギャーー―」となるのだから効果覿面でしたな。

ま、直後、不意を突かれて燃やされちゃうんですが。

人気のない道に突然現れた売店の本が全部パラパラと勝手に捲れて、次第にそれは一つとなり奴の姿となる。

このシーン、予告編で散々見せられていたので、あー来るなてのは分ってたから、俺?全然ビックリしなかったスよ。

それよりも、悪魔の姿として1枚絵となる演出に、芸術性を強く感じちゃったなあ(うえ~んママぁ、本当はビクッΣ(゚Д゚)てなったんだよぉ)。

なんやねん、ビックリしたんかいっ(笑)

悪いか、身構えてたけど、飛び出してくるタイミングを完全に間違えた。

思い切り心臓ビクンッ!てなったわアハハ!

怖いと感じるのは中盤までに集中してたかしら。

後半は学校の一部が巨大なお化け屋敷風になり、得体の知れない動物型モンスターが追い掛けてくるわ、足場が崩れててんやわんやになるわで、女学生達が黄色い叫び声上げなら色々と恐怖体験して涙目になる様が、まあ楽しかったわな。

全てに片が付き、場面は変わり、そこに見えるのは、あの夫婦。

そう、ウォーレン夫妻ですね、俺らからしたら馴染みのある方達ですが、バチカンから電話が掛かって来て、と、やはり最終的には頼れる人はウォーレン夫妻へとなっちゃうんだろうね~。

けど言うても、本作の主役シスター・アイリーンも前作合わせて二つの怪奇を見事に解決させたのだから、悪魔払いに対して高度な手腕を発揮出来る人、として認めてあげるべき。

いずれ、ウォーレン夫妻との絡みも観てみたい。

処で、これら含めて「死霊館ユニバース」と呼ばれているけど、作品自体「アナベル」とかめっちゃ存在してるやん?

時系列的にはどういう順番で観るのが一番正しいのかしら、て少し気になった。

(Wikiに詳しくありました→死霊館ユニバース

評価:★★★☆

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レンタル開始日: 2024-01-24

メーカー: ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

関連作:

『死霊館のシスター(2018)』(第1作)
『死霊館のシスター 呪いの秘密(2023)』(第2作)

オフィシャル・サイト

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死霊館のシスター 呪いの秘密

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