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映画 サムライ(1967) クールな殺し屋が見れます

2017年02月19日 | 映画(さ行)
 冒頭からなんだか意味深な文句が出てくる。『サムライの孤独ほど深いものはない・・・、武士道』。ちょんまげの格好をした侍(サムライ)が登場するのかと一瞬思ったが、本作は当時絶世のイケメンンの大スター、アラン・ドロン主演のフランス映画。フランスの大スターがカツラをかぶって、袴姿で刀を差して登場するわけがない。なるほどフランス人から見た日本のサムライ像とは、このようなものだったのかと少々わかったような気になる映画だ。
 アラン・ドラン演じるタイトル名のサムライとは拳銃一丁で人殺しを請け負う暗殺者のこと。とにかく寡黙で表情をほとんど変えず、高い報酬をもらう代わりに人殺しの任務を忠実に遂行するその様子は、まさに仕事のできる男の見本を見ているような気になる。それにしても暗殺者の行いから学ぼうとする俺の頭の中はどうかなってしまったのか?

 一匹狼の暗殺者の行動が丹念に描かれたフレンチ・フィルム・ノワールの傑作のストーリー紹介を。
 寂れたアパートの一室に、小鳥を一匹だけ飼っている孤独な暗殺者であるジェフ・コステロ(アラン・ドロン)。高い報酬を得るためにソフト帽にトレンチコートのいでたちで出かけて、今日もせっせと人殺しの任務を遂行する。
 いつも通りにひと仕事を終えたジェフ・コステロだが、帰り際にナイトクラブの女性歌手であるヴァレリーに見られてしまう・・・

 最初から暗い画調で台詞が無いまま結構な時間が過ぎるのだが、退屈など全くしない。それは殺し屋の主人公の不安、孤独、寂しさを表現する抜群の演出効果をもたらす。
 まあ、見た目はクールで、ストイックなアラン・ドロン演じる殺し屋だが、けっこうなオッチョコチョイな行動も見られたりする。俺から見れば全く信用できない奴にアリバイを頼んでいたり、まるでワザと誰かに見られてしまうように人殺しを行っていたり、孤独と言いながら綺麗なネエチャンの存在がいたり、カネの受け渡し場所にしてもソリャ~駄目だろうと思えたり・・・!それに数人の目撃者にしても目が悪すぎたり、たった一人の暗殺者を捕まえるのに、パリの警察はよほどヒマなのか笑えるぐらいの人数を動員したりでツッコミどころが多い。このように書いてしまうとボロボロの映画なのかと思えてしまうが、実はブログを書いていて思い返すと気づいたようなレベルで、観ている最中はアラン・ドロンが格好良いので全く気にならない。
 そしてラストのオトシマエのつけ方が、まるで侍の切腹シーンを感じさせ、しびれるぐらいに格好良い。この世の中、言い訳ばかりで行動が全く伴わない無責任な男が多すぎるが、本作を観れば男の美学を学べるわけだ。
 部屋の小鳥、輪っかに掛けられた大量の車のキー、ナンバープレート、札束、包帯など小さい事にも気を使われていて、繊細な描写はフランス映画らしく心地良い。
 すっかりドハデなドンパチする映画に飽きた人、フランス製の渋いサスペンス映画を観たい人、ペラペラ冗談ばかり話したがる男が嫌いな女性、男の美学を感じたい人に、映画サムライを今回は紹介しておこう

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 監督はジャン=ピエール・メルヴィル。渋いタッチでフィルム・ノワール作品に手腕を発揮するフランスの映画監督。ナチスドイツが占領していたフランスでのレジスタンス活動の様子を描いた影の軍隊がお勧め。



 
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映画 ショコラ(2000) バレンタインデーといえばこの映画です

2017年02月11日 | 映画(さ行)
 もうすぐバレンタインデーがやってくるが、そんな時にパッと思い浮かぶ映画が今回紹介するショコラ。たくさんチョコレートが出てきて、一見したところ美味しそうに思える映画だ。バレンタインデーと聞くとなぜか心がウキウキする男性が多くなるような気がする。しかし、バレンタインの日こそ、実は男性にとっては勝ち組みと負け組みがハッキリと別れる1年で1番の特別な日。ダンボールに何箱分も詰め合わされているチョコレートをもらうウハウハな男性がいると思えば、何年も身内から義理チョコしかもらえない悲しい男性も多くいる。愛がこもったチョコレートしかもらったことがない俺には、義理チョコをもらう気持ちがわからないのだが・・・。
 そんな俺の自慢話なんかはどうでもよく、実際に本作に関してもチョコレートを多くもらったとか、もらってないといったような話は全く関係ない。チョコレートという甘い素材を活かしながら、人生に思い悩み、苦しんでいる人々に多くの癒しを与えてくれる映画だ。

 タイトルのショコラはフランス語であり、チョコレートの意味。何だかとっても甘~い恋愛映画を想像する人も多いと思うが・・・。それではストーリーの紹介を。
 1959年のフランスのある村において。そこは昔から閉鎖的で、鉄壁な規律、風習、思い込み、偏見等で、村長であるレノ伯爵(アルフレッド・モリーナー)をはじめ、村の人々も古くて、堅い考え方に捉われていた。
 ある日のこと、北風とともにヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)とアンヌ(ヴィクトワール・ティヴィソル)の母娘が赤いコートをまとってやって来る。ヴィアンヌはチョコレート店を開店し、村人達から好奇の目で見られながらも彼女が作る不思議な力を秘めたチョコレートは、次第に村の人々に癒しと希望を与えていく。
 しかし、それは彼女を快く思わないレノ伯爵とヴィアンヌの対決につながっていくのだが・・・

 まるで独裁的に振る舞う村長の圧政に苦しむ村人たちを、他所からやって来た風変わりな女性が助けるヒロインの活躍を描いたストーリのように思えたりする。しかし、実のところ悪人に思える村長は昔ながらの時代遅れの規律を守っているに過ぎないどころか、頑なに断食を守るところなんかはナイスガイに見えたりするし、保守的過ぎる村に対して改革者の役割を担っているかのような女性にしても旧い因習に捉われている事がわかってくる。
 この世の中において古き良き伝統を守ることは良いのだが、昔からの悪い点が改善されないのはいかがなものか?まあ、日本で言えばサービス残業がその類に当てはまるか。
 本作の村の住人は、宗教の教えにがんじがらめだったり、男尊女卑の考え方にしがみつき過ぎている夫婦、閉鎖的過ぎて寛容さが欠けている人、子供をしばりつけている親などである。このような登場人物を見ていると、ちょっと考え方を考えれば良いのに、本当の幸せを見失っていることに気付く。現実の世界においても、まるで何かに取り付かれたかのように頭の中が頑固な考え方に支配されてしまって損をしている人を見かけるが、この映画を観ればきっとそんな人達も幸せな生き方を見つけられる、って本当かよ。

 なんだか堅い紹介になってしまった気がするが、途中から登場してくるジョニー・デップは格好良くて大人の恋愛映画として楽しめるし、そしてユーモアがあって笑えるし、何と言っても人生に悩んで、傷ついている人を癒してくれるのが良い。
 チョコレートがいっぱい出てくるいう浅はかな考えだけで、バレンタインデーで思いつく映画として挙げてしまった気がするが、何はともあれ恋人同士が素敵なバレンタインデーを過ごせるために観てほしい映画として今回は映画ショコラをお勧めしておこう

ショコラ [DVD]
ジュリエット・ビノシュ,ジョニー・デップ,ジュディ・デンチ,アルフレッド・モリーナ,レナ・オリン
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督はスウェーデン人のラッセ・ハルストレム。癒し系の感動する映画を撮ってくれる個人的にお気に入りの映画監督の1人。彼のお勧めはギルバート・グレイブサイダーハウス・ルールが良いです。


 
 


 


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映画 ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄 (1992) トランプ大統領誕生で観たくなる

2017年01月26日 | 映画(は行)
 史上最低の大統領選挙を経て、いよいよトランプ新大統領が動きだした。就任していきなり早々に全米各地で反対デモが起こるなど厳しい船出になったが、果たして彼はアメリカ国民に恩恵をもたらすのか、そして日米関係を含む世界秩序にどのような変化をもたらすのか
 トランプ新大統領及び昨年の大統領選挙を見ていて、直ぐに頭に浮かぶ映画が今回紹介するボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄。しかもノーベル文学賞をミュージシャンのボブ・ディランが受賞したとなれば、尚更この映画を今の時期に紹介したくなってしまう。

 映画自体は大統領選挙ではなく、上院議員選挙を描いているようにスケールダウンするが、本作の主人公はけっこうトランプ大統領と似ているところが多い。例えばウヨクチックな思想を持ち、億万長者であり、ポピュリズム運動で巧みに一般ピープルを洗脳する。しかし、この映画の価値を見い出すのは主人公のキャラクター振りではなく、選挙戦の行方と結末。観ている我々に民主主義の正しいあり方を考えさせるストーリーとは如何なるものか。

 1990年、湾岸戦争前において。弱冠35歳にしてスター歌手にまで上り詰めたボブ・ロバーツ(ティム・ロビンス)がペンシルヴァニア州の上院議員選挙に立候補する。ボブ・ロバーツは選挙参謀にチェット・マクレガー(レイ・ワイズや、私的政治団体を主宰するルーカス・ハート三世(アラン・リックマン)を仲間に引き入れ選挙戦を展開する。
 当初はセンセーショナルな話題も手伝って現職候補を相手に善戦。そしてマスコミが現職のスキャンダルを報道したこともあり、中間調査で逆転。しかし、黒人ジャーナリストがボブ・ロバーツ及び、その周辺の過去を暴きたて、再逆転を許してしまうのだが・・・

 実はボブ・ロバーツのキャラクター設定が凄い。前述した以外にフェンシングの名手であり、麻薬撲滅を訴える運動家であり、投資家であり、CIAとも関係していたり、そしてギターを弾く歌手。お前は一体何者なんだよ!と思えてしまうが、案外観ている最中はティム・ロビンスの外見が周りにもいそうな雰囲気を漂わせているから突出した人間には見えないのが良い。
 しかし、こういうブラックな政治映画を観ると、我々有権者は普段から政治に興味を持つことが大切だと感じる。メディアだけの情報をうのみにして投票すると、とんでもない人間をリーダーに選んでしまうことの怖さを本作から少しは学べる。
 ドキュメンタリータッチの構成に少々取っ付きにくい面もあるが、政治映画として学ぶべき点が多くある映画。20年以上前の映画ではあるが、まさに今こそうってつけの映画として今回はボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄を紹介しておこう

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 監督は主演も兼ねるティム・ロビンス。監督としては死刑制度の是非を問うデッドマン・ウォーキングがお勧め。





 
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映画 失われた週末(1945) アルコール中毒の苦しみを描く

2017年01月06日 | 映画(あ行)
 もうお正月気分も終わる頃だが、今年も酒を飲んだくれて未だに体の中に酒が残っているんじゃないか?と思える人が俺の周りにもチラホラ居る。酒を飲んでいて注意したいのがアルコール中毒。アル中になった恐怖を名匠ビリー・ワイルダー監督がスリリングに描いたのが今回紹介する失われた週末。ちなみに本作はアカデミー作品賞、アカデミー監督賞などに輝いているように名作だ。
 本作は冒頭から凄いシーンで始まるので、最初から気を抜いて観てはいけない。ニューヨークの情景を流して、アパートの一室の窓をカメラがとらえる。そこに写しだされるのが、窓からヒモでぶら下げられた酒ビン。このシーンだけで主人公がひどいアル中男だとわかる。
 しかし、この男のアル中度がマジでやばい。周囲が彼に酒を飲ませないようにすればするほど、笑えるぐらい姑息な手段を使って酒を飲みたがる。しかし、この様子がハッキリ言って人間のクズレベル。酒を飲みたいがために金は盗むわ、酒屋の店員を脅すわ、バーで酒をタダで飲もうとしたり、自分の部屋のあらゆる部分に酒を隠していたりしている。そして何といっても一番ダメなのが、酒の飲みすぎで女性とのデートをすっぽかしてしまうこと。


 それではアル中に陥ってしまったダメ男のストーリーを簡単に紹介を。
 売れない作家のドン・バーナム(レイ・ミランド)はまだ年齢は30代前半なのだが極度のアルコール中毒。そんな彼を兄のヴィック(フィリップ・テリー)やバーナムの恋人のヘレン(ジェーン・ワイマン)が、アレやコレやと彼をアル中から立ち直らそうとするのだが、どうしようもない。
 2人はアル中のバーナムが、少しでも気が紛れるようにと週末に旅行に連れ出して、酒を忘れさそうとするのだが・・・

 なんだか今、改めて観直すとアル中の男を見ていると言うより、覚せい剤を常習している人間を描いているように見えるのは、今の日本の時世のせいなのか。しかし、観ていて不思議に思ったのがアル中の男に素敵な彼女が居ること。出会いはさておき、自らを犠牲にしながらもアル中男にトコトン想いを募らせている姿を見ていると、とっくに女性の方が先に神経を参らせても仕方なく見える。とことんダメな男に尽くす女性は、美しくも見えるが、どこか悲しくも見えてしまうのは何故だろう?
 アル中男のダメッぷりが凄いが幻覚症状に陥った時の映像シーンはホラー映画なみに怖いし、電子音楽が恐怖心を煽るのに非常に効果的に使われている。

 アル中の人がこの映画を観たら、他人に迷惑をかけているだけでなく、自分のだらしなさにも気付く。とにかくアル中だと自覚している人だけでなく、覚せい剤から抜け出せない人も今回紹介した映画失われた週末を観れば、終わった後に何となく勇気づけられるのではないだろうか?
 正月で酒を飲みすぎたと言う人も多いだろうから、今回は失われた週末をお勧め映画として挙げておこう

失われた週末 [DVD] FRT-139
フランク・フェイレン/ドリス・ダウリング/レイ・ミランド/フィリップ・テリー/ジェーン・ワイマン
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 監督は僕の最も好きな映画監督であるビリー・ワイルダー。彼のお勧めとして今回はアパートの鍵貸しますを挙げておこう。



 
 
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映画 シザーハンズ(1990) 雪が降っている時に観たくなる

2017年01月03日 | 映画(さ行)
 俺は雪が降るのは好きではないのだが、ポカポカと温かい部屋から外の雪景色を見るのは大好き。雪が降っていて、ロマンチックな気分になりたい時に観たくなる映画が今回紹介するシザーハンズだ。主人公はタイトルから想像できるように、やたらデカいハサミが手の代わりになっているように、まだ出来損ないのエドワードと名付けられた人造人間
 ハサミで出来た手だけを見ていると、ホラー映画のキャラクター並みの怖さを感じさせるが、実はこいつがピュアでとても良い奴だ。根は良い奴なのに、手がハサミなのでうっかり自分の顔を傷つけたり、自分を愛してくれる人までも傷つけてしまったりで、そこがまた泣かせる。

 
 さて、手がでかいハサミである人造人間とちょっとヤンキーな少女の、儚くも美しいラブストーリーの紹介を。
 化粧品を売っているペグ(ダイアン・ウィースト)だが、自分の住んでいる住宅街では全く売れず、たまたま目にした住宅街に接している幽霊屋敷みたいな豪邸に化粧品を売りに行こうとする。そこでペグが見たのがエドワーズ(ジョニー・デップ)と名付けられた手がでかいハサミをした人造人間。独りぼっちでこんな寂れた豪邸に住んでいるのは可哀相だと思ったペグはエドワードを自分の家に連れて帰る。
そんな時にペグの娘のキム(ウィノナ・ライダー)が家に帰ってきて、エドワードを見て化け物だと思ってビックリ。しかし、やがてエドワードはキムに恋するようになり、キムも次第にエドワードに好意を持ち始めるのだが・・・


 手がハサミなんて全く役に立たないどころか、面倒なだけだろうと思って見ているとコレが意外に使い勝手が良い。住宅中の庭の植木を動物風に手入れしたり、人間や犬の毛もチョッキン、チョッキンと起用に素早くやるもんだから、人造人間でありながらも住宅中では超人気者、しかも心は人間よりも純粋なだけに性格の良さは申し分がない。この辺りの描写は異形物に対する愛情が溢れているティム・バートン監督らしい演出が際立っている。
 しかし、ファンタジー色が強い本作だがティム・バートン監督の凄いのは人間に対する皮肉も描いているところ。こんな素敵な人造人間エドワード君を人間が自分の欲のために利用する姿は非常に辛辣であり、多くの人もこの映画を観た後に、自らの胸に手を当てて問いかければ良いだろう。私もこの映画に登場する人間達のようになっていないだろうか?と。そして、どうしてエドワードがこんな中途半端で手抜きの人造人間になった真相を知ると、これまた泣ける。

 そしてこの映画のビジュアルセンスが良い。住宅の全てがパステルカラーの家なんて場所が本当にあるのかどうか知らないが、見た目からして楽しい映像が満載だ。氷の彫刻をエドワードが創造している時にキム(ウィノナ・ライダー)が踊っているシーンなんかは美しさを感じさせ、これが冒頭の話に繋がってきて素敵な話を盛り上げる要素になっている。
 手がハサミのために好きな人を抱きしめることができない悲しさを人造人間から教えられるという意外な展開は楽しいし、そしてチョッとアホさを発揮している人間に対するシニカルな演出はブラックユーモアを感じさせるし、恋愛の結末もこれで良かったんだと妙に納得できる。喜怒哀楽の全てを程よく感じさせてくれて、雪が降っている日にカップルで観ると更に楽しめる映画として今回はシザーハンズをお勧めとして推しておこう

シザーハンズ(特別編) [DVD]
ジョニー・デップ,ウィノナ・ライダー,ダイアン・ウィースト
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 もちろんブルーレイもあります
シザーハンズ [Blu-ray]
ジョニー・デップ,ウィノナ・ライダー,ダイアン・ウィースト
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督は前述したとおりティム・バートン。ちょっとグロイ映像もあるけれど、アニメ色豊かな映像及び意外性のあるストーリー展開は多くのファンを持っている。お勧めは、最近再ブレイクしているマイケル・キーンが怪演を見せるビートル・ジュース、ジャック・ニコルソンがやりたい放題のバットマン、個性的な登場人物が多く登場するビッグ・フィッシュ、チョコレートがやっぱり食いたくなるチャーリーとチョコレート工場等が良いです。

 

 
 
 

 

 
 






 

 
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映画 わが谷は緑なりき(1941) モノクロの映像の凄さを感じます

2017年01月01日 | 映画(わ行)

 映画史に名を残す巨匠ジョン・フォード監督。西部劇の神様と呼ばれるぐらいだから駅馬車荒野の決闘など西部劇の名作が多い。しかし、彼の詩情豊かな映像はヒューマンドラマにこそ生かされると思っているのは俺だけではあるまい。そんなヒューマニズムを謳いあげる彼の頂点に立っている映画が今回紹介するわが谷は緑なりきだ。 
 19世紀末のイギリス、ウェールズの炭鉱の町を舞台に、家族、善意、ノスタルジー、信仰、生と死など、名作なだけに多くのことを見ている我々に問いかける。

 さて、炭鉱町を舞台に描かれる人間模様のストーリーとはいかなるものか。
 かつては炭鉱の町として栄え、緑の谷だったロダンの谷。今や炭鉱の町として成り立たなくなり、すっかり緑も消えて砂塵が吹いていて、町の住民の心からも善意が消えてしまっていた。50年間この場所で暮らしていたヒュー・モーガン(少年時代:ロディ・マクドウォール)は故郷を離れることを決心した。彼が少年だった頃、まだ彼の家族が揃っており、ロダンの谷に緑が溢れ、人間の善意が成り立っていた頃を懐かしみ、回想する。
 モーガン家の男達は、まだ少年のヒュー(ロディ・マクドウォール)以外は炭鉱で働き、女性達は家庭を支える。ロダンの谷は緑に恵まれ、町には常に歌が流れ、人々の善意で溢れていた。しかし、ロダンの谷にも炭鉱業の不景気の波が押し寄せられ、同時に住民の心もどこか荒んでいくにしたがい、モーガン家もバラバラになっていき・・・

 ストーリーはそう単純なモノでもなく、色々なエピソードがモーガン家を中心に積み重なっていく。モーガン家のしきたり、ロダンの谷にやってきた牧師とモーガン家の長女の恋愛、炭鉱場で起きる事故、ヒュー少年に対するイジメなど、悪いことが起きれば良い事も起きるのだが、そのサジ加減のバランスが良くて、非常に落ち着いた気分で観ることができる。
 そしてこの映画がタイトルからは受けるイメージとは異なり、映像はモノクロ。しかし、このモノクロの映像から映し出されるロダンの谷は美しく、見ている我々の想像力をかき立てる映像は歴代映画の中でも群を抜く素晴らしさ。
 そして見る人によって本作について色々な感想がありそうだ。俺が本作を観て、最も感銘を受けたのが、『今の記憶が消せても、過去の記憶は消せない』というフレーズ。確かに過去の出来事においての家族や愛する人との別れの悲しみは一生消せない。しかし、それは決して悪いことばかりではない。逆に言えばいつまでも家族や愛する人は自分の心の中に生き続けるのだ。
 そんな前向きに生きるメッセージを得られるのが本作の良さであり、信仰は自らに重大な決断を促し、歌からは大きな力を得ることができて、愛する故郷をたとえ離れても自らの心の中に在り続けることを本作を観れば理解できる。誰にとっても大切なモノを失った悲しみは大きいだろう、しかし失くして大切なことに気付くことも多くあるはずだ。
 今年最初に観る映画として、今年はどんなに辛いことがあっても前向きに生きるんだという強い気持ちになれて、大いに感動できる映画として、わが谷は緑なりきをお勧めしておこう

わが谷は緑なりき [DVD] FRT-113
ロディ・マクドウォール/アンナ・リー/ウォルター・ピジョン/ドナルド・クリスプ/モーリン・オハラ
ファーストトレーディング


 監督は前述したとおり巨匠ジョン・フォード。映画史に名を残す偉大なる監督なだけに名作かつお勧めは多数。スタインベック原作のヘンリー・フォンダ主演の怒りの葡萄、西部劇の範疇にとどまらず映画史に残る大傑作駅馬車、アイルランドを舞台にチョッと恋愛にブキッチョな男をジョン・ウェインが演じる静かなる男が良いです。


 
 

 
 


   
 
 
 
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映画 ファイトクラブ(1999) カルト的な傑作

2016年12月30日 | 映画(は行)
 映画というのは公開された時は、ボロボロの評価であったり、お客さんが全くの不入りだったとしても、後にこれは大傑作だと評価が一変したり、カルト的な人気を博す映画なんて多々ある。そんな映画の一つが今回紹介する映画ファイトクラブ
 公開当時は殴りあう描写が暴力的過ぎると批判を受けたり、前半は何をやってんだか1回観ただけではワケがわからなかったりで、確かに万人に受けるタイプの映画ではないだろうし、「私は幸せで一杯です」という人にはこの映画を観ても楽しめないかもしれない。
 しかし、この映画には平凡に何不自由なく暮らしていながらも、どこかにやるせない不満と怒りを抱えて生きる人間の心の闇をえぐり出すパワーがあり、その表現の仕方がなかなか面白い。

 
 さて、今や名作とすら誉れ高いそのストリートは、どのようなものなのか。
 不眠症に悩まされていたジャック(エドワード・ノートン)は一時は改善の兆しが見られたが、謎の女マーラ(ヘレナ・ボナム=カーター)と出会って再び不眠症が悪化してしまう。
 ある日のこと、ジャックは出張中に飛行機の中で、少しばかりワイルドな雰囲気を持つタイラー(ブラッド・ピット)と出会う。俺を殴れとケンカを求めるタイラーに戸惑いつつも彼の持つカリスマ性に惹かれていき、2人はやがて殴り合える仲間を集めて秘密結社「ファイトクラブ」を作り上げ、次第にメンバーも増えていく。
 やがてジャックはタイラーの思惑と衝撃的な事実を知り驚愕に陥ってしまうのだが・・・

 この世の中において金持ちと貧乏人の差が広がっている格差社会に不満を持っているだけでなく、物質に満たされていても精神的に満たされていない人は想像以上に多い。確かに俺もこの世の中に対して、何となく時間の制約があり不自由に感じることが多くある。そんな俺みたいな多くの男性が憧れるのが本作の主人公タイラーを演じるブラッド・ピットのような男。外見はチョッと悪そうな雰囲気が危険な香りがして格好良く、自由に生きていて、時々哲学的な事を言いながら笑わせることができて、ケンカが強くて、激しいセックスで女を悦ばす。男ならば誰だってこのような男に憧れ、女性だって平凡な男よりもちょっと危険な香りのする男に惹かれるとしたものだ。
 これは公開当時は観ていて意味不明だったとしても、後々に俺もブラッド・ピットのような男になりたいなんて思う奴が多く出てきても不思議ではないし、それぐらいのカリスマ性のある魅力に富んでいるキャラクター。ラストの衝撃度は実はそれほど新鮮さは無いが、このような描き方があったのかと思わせる結末は良い。
 何だか平凡な日常に飽きた人、特に不満は無いのだが何となく刺激を欲している人、不平等な世の中に怒りを感じている人、そしてケンカが好きな人にはカルト的傑作であるファイトクラブを今回はお勧めしておこう

ファイト・クラブ [DVD]
エドワード・ノートン,ブラッド・ピット,ヘレナ・ボナム・カーター
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督は鬼才デヴィッド・フィンチャー。この人のオープニングって本作に限らず格好良いですね。彼のお勧め作は出世作となったセブン、夫婦ってこんな感じなのかなと思わせるゴーン・ガールあたりが良いです。

 

 

 

 

 



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映画 西部戦線異常なし(1930) 反戦映画の傑作

2016年12月28日 | 映画(さ行)
 1930年制作というメチャクチャ古い映画だが反戦映画の傑作として未だに色あせない映画がコレ。しかし、本作はアメリカ映画だが第一次世界大戦中におけるドイツ側からの視点で描いた珍しいタイプの作品だ。最近の俺は反戦映画と言われる映画を観ても、どこか偽善的な匂いしか感じられず大して感動しなくなってしまっていることが多いのだが、今回紹介する西部戦線異状なしは久々に戦争の悲惨さを感じることが出来た映画だった。ちなみにタイトルにある西部戦線とはドイツとイギリス・フランスをはじめとする連合国の戦いのことである。
 戦争と言っても悲惨なのは何も戦場だけの出来事ではない。次々と人の命が失われていくことの恐ろしさは当たり前だが、本作は更になぜ戦争が起きてしまうのか、なぜ戦争をしてはいけないのか等、戦争についてのダメ出しを次々と述べてくれる。
 しかし、本作が制作された1930年だが、この時期といえばちょうど第一次世界大戦の終了と第二次世界大戦が始まりの間。同名タイトルの原作は世界的ベストセラーになり、映画も大ヒットして多くの人の心を掴んだはずなのに、それでも第二次世界大戦が起きてしまった。今、この古い映画を観ると人間の馬鹿さが更に浮き彫りになってくる。

 本作が制作されて85年以上の年月が流れながらも、未だに世界大戦が起きることのリスクを背負い続ける世界情勢を重ねてみると更に考えさせられるストーリーの紹介を!
 第一次世界大戦中のドイツの学校において。授業中にも関わらず教師は学業はそっちのけで、生徒に必要以上に愛国心を扇動し、軍隊に入ることを促す。さっそく5人の生徒が教師の言葉に感化され入隊を志願。しかし、彼らは本物の戦場で過酷な現実を目の当たりにし、体験することによって、人間同士が争うことの戦争の意義に疑問を感じ始めるのだが・・・

 戦争が始まってしまう理由に扇動者の存在がある。変に強硬なナショナリズムを訴え、戦争を起こして来た人物が多く居ることは、我々も歴史の勉強を通じて、よく知っている。そうやって血気盛んな若者を次々に戦争へ送り込むわけだ。
 そして戦場と本国における人間の感覚の温度差の違い。戦場を知ってしまった主人公の若者が故郷に帰ってきた時の絶望的な様子は観ている我々に戦争の愚かさを問い質すシーンだ。そして、本作のラストシーンが非常に印象的。実はこの映画を観るのは2回目なのだが、このラストシーンしか俺は覚えていなかった。俺の記憶力の悪さもあるが、ラストシーンの印象的な映画としてこれからも後世に伝わるだろう。
 古い映画なので少々撮影技術的に危なっかしい場面も見られるが、銃撃戦の見せ方なんかはよく出来ている。こんな古い時代にもこれだけ戦争の愚かさを的確に突いている映画として名作中の名作である西部戦線異状なしをお勧めとして挙げておこう

西部戦線異状なし [DVD] FRT-003
リューエアーズ,レイモンド・グリフィス,ジョン・レイ,リュー・エアーズ,ルイス・ウォルハイム
ファーストトレーディング


 監督はルイス・マイルストン。この人のお勧めはオールスターキャストで話題になったオーシャンズ11のリメイク基であるオーシャンと十一人の仲間がお勧めです。


 
 
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映画 素晴らしき哉、人生!(1946) ひたすら生きる気力が湧いてきます

2016年12月24日 | 映画(さ行)
 日本において一時は自殺者数が年間で三万人を超え、近年は二万五千人台に減ってきているとはいえ、未だに自殺大国であるニッポン。毎日60人以上が自殺し、今日も自殺しようかと悩んでいる人は果たして何人居るのだろうか?そんな深き悩みに陥っている人たちにぜひお勧めしたい映画が今回紹介する素晴らしき哉、人生!。名作中の名作なだけに多くのことを我々に教えてくれる映画だが、とりわけ人間の善意、本当の幸せとは何か、生きることの意味を改めて問い質す。

 
 さて、クリスマスの日に起きる奇跡に全ての人が感動するストーリーとはいかなるものか。
 世界を飛び回ることを夢みながらも、父親の急死で小さな町で家業を継ぐことになってしまったジョージ(ジェームズ・スチュアート)。彼の善意ある行動、真摯な態度は町の住人からも愛され、町一番の大富豪であるポッター(ライオネル・バリモア)の圧力にも屈せず何とかやって来た。ところがジョージはポッターの計略にはまってしまい不運な出来事に襲われる。
 ニッチモサッチモいかなくなったジョージはクリスマスの夜に自殺をしようとするのだが、そんな時に翼のない年寄りの天使が現われて・・・

 正義感に溢れ、横暴な権力者の嫌がらせに屈せず、弱気を助け、町のために利益の損得勘定を抜きに働く私欲の無いジョージのキャラクターは、俺と重なるところが多くあるので、個人的に共感を得やすい。さて、ジョージの困っている人たちに施す善意は本当の幸せを見失いがちになっている現代の我々に非常に大切なことを教えてくれる。ここでいう善意とは何か
 時々『俺がお前のために世話をしてやったんだから、お前も俺のために何かしろよ!』と言うような見返りを求める奴がこの世の中には多い。しかし、本来善意とはそのようなものでは無いはず。困っている人間を見かけたら助けるだけのことであり、そこに自らの利益の計算など入る余地など無いし、見返りを求めるなんてもってのほか!
 よって善意にあふれるジョージはおかげで金持ちでは無い。しかし、彼にはお金よりも、もっと大切な事を得た。本作を観れば、幸せとは決して大金持ちになることではないことがよくわかるし、本当の幸せとは何かがよくわかる。
 そりゃ~善意を見せたとしても、逆に裏切りとして返ってくることがあるだろう。むしろその方が多いかもしれない。しかし、見返りのない本物の善意が自分の知らない所で少しでも、この世に役立っていることを知った時に大きな喜びを味わい、この上ない幸せを感じるはずだ。
 今、この時期に大きなトラブルに巻き込まれて自殺しようかと悩んでいる人、自分から勝手に不幸だと思い込んでいる人、なんだか最近はメンタルが弱っていると感じている人・・・等には、ひたすら生きる気力が湧いてくる映画として素晴らしき哉、人生!は超お勧め映画だ

素晴らしき哉、人生! [DVD] FRT-075
ジェームズ・スチュアート,ドナ・リード,ライオネル・バリモア,ヘンリー・トラヴァース,トーマス・ミッチェル
ファーストトレーディング


 監督はハリウッド黄金期を代表する名匠フランク・キャプラ。彼の映画は正義感、笑い、希望を与えてくれるのが良い。彼にしては異色サスペンスの毒薬と老嬢、俺から言わせればローマの休日ってこの映画をパクってるんじゃないかと思わせる或る夜の出来事、これぞ善人の見本だと感じさせるオペラハット、こんな生活をしてみたいという理想を感じさせる我が家の楽園がお勧めです。

 
 


 


 





 
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映画 フィラデルフィア(1993) 有名な都市ですが・・・

2016年12月15日 | 映画(は行)
 日本人でも知っているアメリカ有数の都市であるフィラデルフィア。歴史的にはアメリカ独立宣言が行われた場所として知られている。もちろん本作はタイトル名どおりにフィラデルフィアを舞台とした映画であり、エイズゲイに対する偏見が真っ向から描かれている。
 本作の公開当時はエイズに対する認識が不足しており、手が触れたり、一緒の風呂に入ったりするだけで感染してしまうというような寒いギャグ同然の噂が流れたりしたが、本作もそのよう一端を示すようなシーンが見られる。
 さて、偏見、差別、不正から正義を取り戻そうとする内容はハリウッド映画が十八番とするド定番。しかし、本作でそれとは別に興味が惹かれるのは、先ほどから何回も繰り返しているフィラデルフィアという題名。実はこの都市名の語源はギリシャ語からきており、その意味するところは兄弟愛。題名に秘められた想いを知ったときに、更に感動が大きくなる仕組みだ。
 さて、兄弟愛の都市で繰り広げられる偏見、差別、不正から正義を取り戻すための戦いを描いたストーリーを簡単に紹介しよう。

 フィラデルフィアの一流法律事務所で働くベケット弁護士(トム・ハンクス)は昇進をかけて、重要な訴訟問題に取り組む。ところが思いもしない訴訟資料の紛失に、突然のエイズ宣告。次々にトラブルに見まわれたベケットは社長のウィラー(ジェイソン・ロバーズ)からクビにされてしまう。
 ベケットは元の職場に不当解雇の訴訟を起こすために行く先々で弁護士を訪れるが、断わられるばかり。かつて法廷で争ったミラー弁護士(デンゼル・ワシントン)の元にも訪れるが、気乗りしないミラー弁護士からも断わられる。
 それから数ヵ月後、ミラー弁護士は図書館で周囲から冷たい目で見られながらも、前よりもやせ細った姿で黙々と資料を漁り続けるベケットを見かける。言われ無き偏見に晒されながらも正義を取り戻そうと戦うベケットの姿に心を撃たれたミラーは、ベケットと一緒に戦うことを決意するのだが・・・

 本作はトム・ハンクスに2年連続でアカデミー主演男優賞をもたらした作品としても有名だが、ちまたでよく言われるのが、痩せゆくエイズ患者を熱演していること。本作を切っ掛けに名優として地位を築き上げたのだが、しかし俺から見れば特別彼の演技が凄いとも思わず、むしろメイク技術をもっと褒めるべきだと思うのだが。
 本作の監督であるジョナサン・デミが前作の羊たちの沈黙の大成功に気を良くしたからなのか、今回も俳優のドアップの顔を写しまくる演出を見せるが、この辺りの評価は判断の別れるところ。個人的には美人女優の顔だったら大いに納得していたと思うが、いかんせん個性派俳優達の顔のドアップを見せられるのはチョッときつかった。
 現在において、エイズやゲイに対する偏見、差別の映画を見ても大してのめり込めない人が多いと思うが、あの国は未だにあらゆる差別が存在している。これからあの国の大統領になろうとしている人物は人種差別主義者なのか単にレッテルを貼られているだけなのか、よくわからない部分があるが、そんな時にタイムリー(?)な映画として本作はお勧めできる。
 更に、音楽は中々いけるし、ナンダカンダ言っても豪華脇役の俳優達の演技は注目に値するし、確かに兄弟愛を感じさせる。本作は法廷劇を用いた社会派映画のカテゴリーに入ると思うが、家族の優しさが身に沁みる映画でもある。いわゆる正統派な内容で安定感のある作りなので決して退屈することはないし、多くの人が感動できる映画として今回は映画フィラデルフィアをお勧めしておこう

フィラデルフィア (1枚組) [DVD]
トム・ハンクス,デンゼル・ワシントン,アントニオ・バンデラス,ジェーソン・ロバーツ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督は前述したジョナサン・デミ。この人のお勧めとするやっぱりサイコサスペンスの傑作羊たちの沈黙は外せない。そしてアン・ハサウェイが少々捻くれた役を演じているレイチェルの結婚もお勧め。


 
 

 

 


  


 



 
 
 
 
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映画 シャイン(1996) 天才ピアニストのデイヴィッド・ヘルフゴッドを描く

2016年11月29日 | 映画(さ行)
 この世の中において天才と呼ばれる人間は古今東西において多くいたように思う。しかし、天才だからと言って、その人の人生が必ずしも順風満帆とは行かないのはご存知の通り。俺は今まで自分の事を天才だと思っていたのだが、天才には悲劇が付きまとうことを知って、天才を証明することを諦めて凡人として生きようと誓った。さて、今回紹介する映画シャインは、幼い頃から神童と呼ばれていた実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッド(現在も健在です)の半生を描いた自伝的映画だ。
 冒頭から、雨に平気で打たれながらブツブツとワケのわからないことを言っている男が登場するが、誰もが一目でこいつはかなり頭がイカレてるとわかる。この男こそ天才ピアニストであるデイヴィッド・ヘルフゴッド、かなり重症の統合失調感情障害を患ってしまっているが、なぜ神童と呼ばれた彼が、このような酷い状態に陥ったのか?

 さて、デイヴィッド・ヘルフゴッドは天才という称号を得るために何を失い、またそのことから得るものは何かあるのか?それではストーリーの紹介を。
 オーストラリア、メルボルンの貧しい一家で生まれたデイヴィッド・ヘルフゴットジェフリー・ラッシュ(幼少期:ノア・テイラー))は、幼い頃より厳格で音楽好きな父親ピーター(アーミン・ミューラー=スタール)からピアニストになるべく厳しい練習を課せられていた。その甲斐もあって幼い頃からピアノコンテスト等で彼の名は瞬く間に有名になっていき、アメリカ留学を勧められるのだが、父親のピーターは経済的理由と、そして自分の側から息子のデイヴィッドが離れていくことを良しとせず、アメリカ留学の話は流れる。
 しかし、神童デイヴィッド・ヘルフゴットのピアニストとしての才能を世間が放っておかない。彼にイギリスの王立音楽院に奨学金で留学する招待がくると、父親の暴力、勘当にもめげずに今度こそイギリスの王立音楽院に留学する。
 素晴らしき先生に恵まれたデイヴィッド・ヘルフゴットは、猛練習の成果もあり、ピアノコンクールで最難関と言われるラフマニノフピアノ協奏曲第3番 を見事に弾きあげるのだが、その直後に彼は精神に異常をきたしてしまい・・・

 クラシック音楽のピアノの名曲といえばベートーベンの『エリーゼのために』が一番の俺には、正直なところラフマニノフピアノ協奏曲第3番 の凄さが始めて聴いた時はよくわからなかった。しかし、なぜヘルフゴッド父子がこの曲に情熱を注ぐのかは、演奏シーンを聴けばよくわかる。ちなみに俺は今回のピアノの演奏シーンには心が震えた。
 しかし、この一曲を弾きこなすために払ったヘルフゴッド父子の失った物はあまりにも大きい。それは家族、精神、音楽、そして天才と呼ばれた過去の名声。しかし、人間の普遍的テーマとして大きな物を失っても、その代わりに小さくても得るものがあるということ。デイヴィッド・ヘルフゴッドの場合は今まで抑圧されたものから解き放たれて、輝き(シャイン)を得た。確かに失った物は二度と戻ってこないかもしれない。しかし、人間は失って初めて気付くこともあり、失ったからこそ得る物があったりするから、そこに幸せを感じることができる人は未来が拓ける。
 デイヴィッド・ヘルフゴッドに興味がある人、そして本作を切っ掛けにして一躍演技派ナンバーワンに躍り出たジェフリー・ラッシュに興味が出てきた人、何時までもつまらない物を大事にして損をしている人・・・等に映画シャインはお勧めだ

シャイン [DVD]
ジェフリー・ラッシュ,ノア・テイラー,アーミン・ミューラー=スタール
パイオニアLDC





 
 

 

 
 




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競馬 ジャパンC予想

2016年11月26日 | 競馬予想

ジャパンC予想


 明日は用事があるため予想だけアップしておきます。ちなみにこの秋のGⅠ戦線は菊花賞しか的中してないぐらい不調です

 ◎  17 シュヴァルグラン
 ▲   1 キタサンブラック
 ▲   3 ゴールドアクター
 ▲  16 リアルスティール
 △   2 ビッシュ
 △   4 ルージュバック
 △  10 トーセンバジル
 ×   6 ラストインパクト
 ×  12 サウンドオブアース
 ×  14 レインボーライン

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 17
 2着  1、2、3、4、10、16
 3着  1、2、3、4、6、10、12、14、16

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、3、16
 2着 17
 3着 1、2、3、4、6、10、12、14、16              合計 72点


 
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映画 恋人たちの食卓(1994) 豪華料理に目を奪われます

2016年11月24日 | 映画(か行)
 今やアジアの人間で最もハリウッドで成功した映画人であるのが台湾人のアン・リー監督。彼の台湾時代の映画の代表作といえば今回紹介する恋人たちの食卓だろう。冒頭から華麗で手際の良い手さばきで料理を作っているシーンから始められるのを見ていると、まさか料理のドキュメンタリー映画をみせられるのかと個人的に不安(ドキュメンタリー映画は嫌いなんです)になったが、実際の映画の内容は出てくる料理と同様になかなか味わい深い一品になっていた。
 最初の方から、ある一家の四人で囲まれた食卓の上にある料理の豪華さにビックリし、その半端無い物量に大食いの俺もドン引き。よく子供の時に親から、食べ物は残さず食べなさい!なんて教えられたが、全部残さず食べろといわれても、殆んど拷問に近い多さ。しかし、この映画の本筋は食事がメインではなく、男親と3人娘のホームドラマが骨格にあり、家族というものを大いに考えさせられるストーリーなのだ。

 それでは早速ストーリーの紹介をできるだけ簡単に。
 台湾の一流ホテルのシェフだったチュ氏(郎 雄)はその腕を奮いにかけて料理中。彼は妻を早くに亡くし、3人娘を男親1人で育ててきた。1週間に1回だけ集まって4人揃ってチュ氏の料理を食べるのがこの家族のしきたりだった。
 ところが家族4人揃って楽しく料理しながら会話も弾むのかと思いきや、何やら不穏なムードが漂う。3人の娘たちは仕事、恋愛に悩み、特に次女は父親に対してもある種の不満を持っており、各々の怒りが爆発するのだが・・・

 何だか途中から何処かのオバサンが娘を連れてアメリからやって来たりで、けっこう多くの登場人物が出てくる。しかし、それぞれキャラが立っているので人物把握で混乱することはないだろう。それに全体的なムードはホノボノとしたコメディ調だから、観ていて飽きたり、ダレルようなことはないと断言しておこう。
 三姉妹の中では次女がキャリアウーマンで、しかもスタイルが良くて美人。もちろん三姉妹の中で俺の好みはこの次女。まあ、そんな個人的な話はどうでも良いが、この三姉妹の結末がチョッとした驚きがあるのも楽しい。料理を作るのも奥が深いとしたものだが、人生はもっと奥が深い。父親と娘の絆の深さに、あ~やっぱり家族って素敵だな~と思わせるエンディングは素晴らしい。
 料理番組が大好きな人には大いに楽しめるシーンが多いし、年頃のお嬢さんとの接し方がわからないお父さんはこの映画を観るとヒントを得られるかもしれない。他に優しい笑いに飢えている人、結婚願望が大きすぎて他のことが手につかない独身女性などなど、幅広い層にお勧めできる映画として恋人たちの食卓を今回は紹介しておこう

恋人たちの食卓 [DVD]
ロン・ション,ヤン・クイメイ,ワン・ユーウェン,シルヴィア・チャン,ウィンストン・チャオ
ジェネオン エンタテインメント


 監督は前述したアン・リー。文芸作品からアクション、そして同性愛、エロい映画まで幅広い分野の映画を撮る名監督。お勧めは多数ありますが今回はライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日をお勧めしておこう。



 
 

 

 
 
 
 
 
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映画 飛べ!フェニックス(1965) とにかく諦めてはいけないことがわかる

2016年11月21日 | 映画(た行)
 閉所恐怖症なんて言葉があるが、逆にだだっ広いだけの空間に放り込まれるのも怖い。刑務所に代表されるような狭い空間からの脱出映画なんかはたくさんあるが、今回紹介する映画飛べ!フェニックスは広い砂漠に不時着してしまった輸送機に乗り合わせた男達のスリリングな脱出劇が描かれる。
 まあ、パッと見たところぶっ壊れて飛べない飛行機があるだけの状況、そして灼熱の暑さと砂嵐が襲ってくるような広すぎる砂漠から脱出して助かるようなアイデアなんか全く浮かばないように思える。しかも、飛行機に積み込まれた食料、水はただでさえ少ないのに刻々と減っていき、次第に状況が悪くなっていく一方。しかも、本作は更に色々と悪くなる状況を勝手に作ってくれるような、絶望感を観ている我々に与えてくれる演出が楽しい。

 待っても待っても助けにくる気配がなく、このままでは座して死を待つことになってしまうことを悟った彼らは、果たしてこのサバイバルをどうやって切り抜けるのか!それではストーリーの紹介を簡単に
 石油の輸送旅客機がサハラ砂漠上空で砂嵐に巻き込まれて、ただ広いだけの砂漠に不時着。乗客が2名死亡、1名が大怪我する。パイロットのフランク(ジェームズ・スチュアート)、ルー(リチャード・アッテンボロー)、陸軍のハリス大尉(ピーター・フィンチ)等などが、生き残りをかけて運良く救助隊がやってくるのを待ちながらも、大したアイデアが出てくるはずがない状況ながら考えられるあらゆるアイデアを実行するのだが、事態は更に悪い方向に向かっていき、犠牲者も出てくる。
 飲料水も無くなっていき、全く救助しにくる気配も無く、最早これまでかと思われたが、ドイツ人の飛行機デザイナーのハインリッヒ(ハーディ・クリューガー)が、まあ無理だろうと思えるようなアイデアをフランクに示すのだが・・・

 この映画の面白さにサバイバルの結果の楽しみ以外に、切羽詰まった状況に陥った人間の本性が描かれているところがある。普段は偉そうなことばかり言っているのに、肝心な時に全く頼りにならない奴がいることなんて多くの人が経験していることだろう。本作についても、みんなで力を合わせて助け合わないといけない状況なのに、けっこうな我が儘な奴が居たり、脚を引っ張っる奴が居たり、喧嘩をしたりでチームワークが悪い。
 ところが外人というのは個性があり、それぞれに特技がある。本作の登場人物においても、よくこんなに別々の特技を持った人間で揃えたな~と思う。特に馬鹿力担当って、絶対にこの手の映画には出てくるよな~と思ったら何となく笑えてきた。そして、やる時はやる、というこのファイティングスピリッツを見せつけれれると、人間どんな苦しい状況に陥っても決して諦めてはいけない、という当たり前のことを改めて気付かせてくれる。
 それとこれは日本人の悪いところだと思うのだが、ただずっと手を合わせて祈っているだけで行動を起こさないこと。俺の周りにも居るのだが『世界中が平和になりますように』と神社でお祈りばかりしている人が多いが、ひたすら祈り続けてるんじゃ平和がやってくるわけがない。いつも俺はそんな人たちに心の中で、だったら早く何でも良いから行動を起こせよ!とツッコミを入れてやる。
 まあ俺だって毎年のことながら『今年こそは結婚できますように』なんて祈り続けているのだが、何時の間にやら年齢が45歳でまだ独身なんてことになっている。もっと合コンに参加したり、勇気を持って女性をナンパしたりして頑張ろう。
 そんな個人的なことは全くどうでも良いのだが、脱出のアイデア及びその行動は現実性に乏しいように感じるが、とにかく娯楽性があり、意外にも人間性を訴えかけてくるようなメッセージ性も感じることができる飛べ!フェニックスを今回はお勧めの映画に挙げておこう

飛べ!フェニックス [DVD]
ジェームズ・スチュワート,リチャード・アッテンボロー,ピーター・フィンチ,ハーディ・クリューガー,アーネスト・ボーグナイン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督はロバート・アルドリッチ。男の戦いを熱く描く作品が多く、娯楽性の高いその手腕は映画史に名を遺す巨匠といえるだろう。お勧め映画多数の監督だが今回は北国の帝王をお勧めに挙げておこう。





 
 

 

 
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競馬 エリザベス女王杯予想

2016年11月13日 | 競馬予想

エリザベス女王杯の予想


 3歳牝馬クラシック路線を勝った馬たちが出走してこないのは残念だが、それでも歴戦の牝馬が出てくるのは嬉しい。叩いて上昇気配が窺え、強敵牡馬を退けたマリアライトが一番人気か。しかしながら俺の本命は最内枠を引いたミッキークインを本命にする。休養明けでGⅠ戦というハンデはあるものの、それほど休養明けを苦にするタイプに思えず、調教の動きも絶好。春の2戦は明らかに距離不足を感じさせるレースだったし、2200Mの京都外回りコースならこの馬の豪脚が炸裂する。今まで輸送で馬体重を大幅に減らしたりして、ベストの状態でレースに出すのが難しかったが、ここに来て体調が強化。今が本格化したと思えるミッキークインが勝てる。
 相手はやはりやはり宝塚記念を制したマリアライト、前走は休み明けながらなかなかのメンバーを相手に快勝したヒルノマテーラ、今や世界ナンバーワンのジョッキーであるライアン・ムーア騎乗で本調子であれば末脚の破壊力が怖いタッチングスピーチ、この三頭を相手候補の筆頭にして馬券を組み立てる。

◎ 1 ミッキークイン
▲  2 マリアライト
▲  4 ヒルノマテーラ
▲  8 タッチングスピーチ
△ 3 クイーンズリング
△10 シュルドブルボン
△15 パールコード
×  7 マキシマムドパリ
× 11 デンコウアンジュ
× 12 アスカビレン

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1
 2着 2、3、4、8、10、15
 3着 2、3、4、7、8、10、11、12、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、4、8
 2着 1
 3着 2、3、4、7、8、10、11、12、15           合計 72点

 
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