銀幕大帝α

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エンダーのゲーム

2014年05月29日 23時03分47秒 | 洋画アクション
ENDER'S GAME
2013年
アメリカ
114分
SF/アクション
劇場公開(2014/01/18)



監督:
ギャヴィン・フッド
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
原作:
オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』
脚本:
ギャヴィン・フッド
出演:
エイサ・バターフィールドアンドルー・“エンダー”・ウィッギン
ハリソン・フォードハイラム・グラッフ大佐
ベン・キングズレーメイザー・ラッカム
ヴィオラ・デイヴィスアンダースン少佐
ヘイリー・スタインフェルドペトラ・アーカニアン
アビゲイル・ブレスリンヴァレンタイン・ウィッギン
アラミス・ナイトビーン
スラージ・パーサアーライ



<ストーリー>
世界中から選抜された少年戦士たちと共に防衛軍ベースキャンプのバトルスクールに送られたエンダー。過酷な訓練を乗り越え指揮官となった彼に最終戦争の時が迫り…。

-感想-

ほんまに題名通り、主人公エンダー含めた子供たちが宇宙でモニター相手にシミュレーションゲームやっているだけの内容だったのでワロタ。

少し、話しがとんとん拍子に良い方向へと行き過ぎかなぁ。
ほけぇと観る分には申し分の無い作品かもだが、ある程度の緊張感とかは欲しいよね。

DVDの特典映像に未公開シーンが収録されていたけれど、あれらを本編に収録しなかったのは結果的には正解やったかもやね。
あれを入れちゃうと、最後の“ゲーム”にオチとしての衝撃さが生まれないから。

天才過ぎた故にそれを逆手に取った大人達の策略に上手く嵌められてしまった、又それを見抜けなかったエンダーの悲観さが物凄く伝わるラストシーンは良かったかな。
彼は今回の悲痛な経験を胸に抱きながらも、また大きく指揮官として前進し、立派に成長していくんでしょうなぁ。

評価:★★★
14/05/29DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-05-21
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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オンリー・ゴッド

2014年05月24日 21時28分44秒 | 洋画ドラマ
ONLY GOD FORGIVES
2013年
デンマーク/フランス
90分
ドラマ/犯罪/格闘技
R15+
劇場公開(2014/01/25)



監督:
ニコラス・ウィンディング・レフン
『ドライヴ』
製作:
ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本:
ニコラス・ウィンディング・レフン
出演:
ライアン・ゴズリングジュリアン
クリスティン・スコット・トーマスクリスタル
ヴィタヤ・パンスリンガムチャン
ラータ・ポーガムマイ
ゴードン・ブラウンゴードン
トム・バークビリー



<ストーリー>
兄・ビリーを殺され報復を考えたジュリアンだったが、兄の犯した罪状を知って思い留まる。しかし激昂した母・クリスタルは彼に復讐を命じ…。

その復讐は 神への挑戦

-感想-

お気づきになられただろうか・・・。
主要人物の殆どに表情変化がない事を。
徹底して無表情にする事で、こいつは何をしでかすか分からない、といった不気味さを味合わせてくれて、観ている私までもが不安に陥り、妙にビクビクしてしまう。

表情に変化は無いが、感情は大きく出ている。
それは“怒り”だ。

息子を殺された母親にしろ、危うく殺されかけそうになった警官にしろ、兄貴を殺された主人公にしろ、皆が皆、“怒り”というオーラを強烈に放って行動している。

この“怒り”に満ちた映像を前面に押し出すことで、作品そのものが重く、暗く仕上がり、奇妙な作品ながらも妙に魅了されてしまったのは、ラストまで安定した雰囲気を保ったまま物語を動かし、且つ、スローモーションや不安感を与える効果的な音楽を多く散りばめる等の演出の全てに、監督のセンスの良さが伺えたという要因が一番に大きかったからではないだろうか。

圧倒的な強さを見せ付ける警官チャン。
彼を殺す事に対して躍起になっていたクリスタルすらも、あの手この手で仕掛けるも全く歯が立たず、最期は無残な姿に成り果ててしまう。
母親の命令ならば仕方が無いと重い腰を上げた主人公ジュリアン。
彼が求めるも軽く拒絶され一切得られなかった母の温もりを、彼女の死後にようやく感じ取るシーンがとても印象的だ。

兄が何をして殺されたのか、それをきちんと理解しているだけに、余り復讐する事に乗り気では無かったジュリアン。
だが、愛する母の為にと、チャンの姿を追うも、自分の力では絶対敵わないと実感する時が来る。
それが、あのジムでのタイマンシーンだ。
顔の原型が崩れ落ちる程にタコ殴りにされて完敗してしまうジュリアン。
母・クリスタル率いるファミリーが相手にした人物が悪すぎた。
母親の亡骸を目の当たりにし、仲間が全員殺された事で、改めてファミリーが犯した罪の大きさに気付いたジュリアンは、その罪を全て被るかの様に許しを請う如く自ら進んで両腕を差し出す。
そしてチャンは神に代わり、その許しを受け止めジュリアンにも罰を与えるのだが、その後のカラオケで熱唱するチャンの姿は、私の存在はこの街では絶対的だという風に見て取れて、本当に強き者は血も涙もなく、逃げも隠れもせずに堂々と生きてられるものなんだなぁと、少し怖くなった。

監督は本作の主人公・ジュリアンを演じたライアン・ゴズリングと共に作り上げた傑作『ドライヴ』で一躍、名を馳せたニコラス・ウィンディング・レフン。
あの作品もそうだったが、本作もまた暴力描写がスバ抜けて素晴らしかった。

好みの分かれる作品かもしれないが、私は結構面白く観れちゃったなぁ。
タイトル出た時、は?これ何語?って思ったんだけど、舞台がバンコクだからタイトルをタイ語にしたんだね。
こういうセンスも好きだわ。

評価:★★★☆
14/05/23DVD鑑賞(新作)
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メーカー:コムストック

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ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた

2014年05月22日 00時45分38秒 | 洋画アクション
FATHER'S DAY
2011年
アメリカ/カナダ
99分
アクション
R18+
劇場公開(2014/01/11)




監督:
アダム・ブルックス
ジェレミー・ギレスピー
マシュー・ケネディ
コナー・スウィーニー
スティーヴン・コスタンスキ

製作:
ロイド・カウフマン
脚本:
アダム・ブルックス
ジェレミー・ギレスピー
マシュー・ケネディ
コナー・スウィーニー
スティーヴン・コスタンスキ

編集:
アダム・ブルックス
音楽:
ジェレミー・ギレスピー
出演:
アダム・ブルックスエイハブ
マシュー・ケネディサリバン神父
コナー・スウィーニートゥインク
エイミー・グレイニングチェルシー
ギャレット・ナティークウォルナット
ブレント・ニールスティーゲル警部
メレディス・スウィーニーメアリー
ロイド・カウフマン神/悪魔



<ストーリー>
猟奇殺人鬼“ファックマン”に父親を殺され、自らも片目を失ったエイハブ。復讐の鬼と化した彼は、ファックマンを追い詰めるが…。

-感想-

実は今月、密かに楽しみにしていた1本。
何てったってこれもあの低予算で超B級ながらも中々の力作だった『マンボーグ』を作った映像製作会社アストロン6の作品ですからね。
てか後で知ったのだが、この作品って『マンボーグ』の出演者が作ってたのね。
『マンボーグ』に匹敵する程のバイオレンスアクションになっちゃって内容的にはかなりハード!
更に、制作にロイド・カウフマン率いるトロマ社が全額出資として名を連ねているだけに、ただのハードアクションで終わっていない所が本作のミソ。
「毒々」のトロマ社が加わった事で、エロ・グロ・ナンセンスと、かなり危ない(笑)作品に仕上がっております。

エロちゅうのは、まぁあれだ。
女優の殆どは上半身裸ですw
男優の殆どは下半身露出ですw
そもそも主人公達が立ち向かおうとしている相手が父親ばかりを狙うデブの変態男、その名もストレートに“ファックマン”ですからねww
ホモシーン満載ですわwwww
なもんで、これでもか!と、画面一杯に広がる黒ボカシが掛かったシーンのオンパレード。
ホモに興味の無い私はボカシ有りは有難いけども、あれだけ出てくると変な笑いも生まれますって。

グロはまんまにグロ。
それもグログロ。
のっけから内臓こねくり回しているし。
何故かストリップバーの楽屋にチェーンソーが置いてあって、それで首チョンとかね。
顔面を「この野郎!この野郎!」と無茶苦茶に踏み潰したりして、いやぁ気持ち悪さ通り越して滑稽、滑稽。
主人公である眼帯のエイハブが巨大な化け物の目を見たが為に口から内臓をゲロゲロ~とするシーンって絶対あれフルチの『地獄の門』にオマージュを捧げているよね(笑)

ナンセンスはファックマンをぶっ殺した後の展開だろうなぁ。
殺された妹を追ってエイハブ達が拳銃自殺し、地獄に落ちるってなアホ丸出し感には、もう笑いが止まらんっww
悪魔の書とか、地獄の絵図とか、そこでのストップモーションアニメ風な作りなんてまんまライミ版の『死霊のはらわた』ですやんw

私が思うに、ファックマン倒した後の話って、それまで作った人間とは別の者が撮ったんじゃないかと。
倒す前は、まぁまぁそこそこな作り、良くある作り(でもないか笑)なんですが、倒した後はやけにハイテンションな作り込み様なんだよねぇ。
まるで別物と思っても良いくらい。

てっきりファックマンを倒すだけの話かと思いきや、終盤はそうなるか!って寝そべって観ていた体が勝手に起きた程だからね。

いやぁしかし、地獄で神父が「(生き返るのを)願うのだ!願え!願え!」→現世では何も起こらず3死体し~ん→エンドロール開始のトリプルアタックには爆笑してしまったwwww

評価:★★★☆
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ルームメイト

2014年05月19日 21時29分20秒 | 邦画サスペンス
2013年
日本
110分
サスペンス/ミステリー
PG12
劇場公開(2013/11/09)



監督:
古澤健
『アナザー Another』
脚本:
古澤健
主題歌:
androp『Missing』
出演:
北川景子萩尾春海
深田恭子西村麗子
高良健吾工藤謙介
尾上寛之長谷川伸一



<ストーリー>
交通事故で入院中の派遣社員・春海と看護師・麗子は互いに親近感を覚え、春海の退院をきっかけにルームシェアを始めるが…

女の素顔は
恐ろしい。


-感想-

可愛い顔をした女ほど裏の顔は恐ろしいってか。

下手なホラー映画よりホラーしていて(でもジャンルはサスペンス)、結構ゾクゾクしながら観れちゃいました。

どう見ても二重人格な女だって分かるのに、それでもまだ一緒に暮らせる神経が分からん!
私なら即行でルームシェアの解除申し出をするのになぁと思って観続けていたら、なんと!そういう事ですかいっ!てな驚愕の展開には予想だにもしていなかったものだったので、そこの部分の意表の突き方は「面白いな」と感じました。
後、“もう一人の女(少女)”の存在も話を盛り上げる意味では大きい。

名前を変えて生きたい

“女”と“女(少女)”の闇な記憶から逃げ出したいというその気持ち、痛いほど画面から伝わってきました。
そりゃあ、あんな酷い目に遭わされたら、実名で呼ばれるのは嫌になるでしょうよ。
抵抗出来ないか弱い女性を性的虐待でもって体を支配する男には同じ男としても吐き気がする。

終わってみれば、かなり悲しいお話ではありましたが、全体的な話の作りは先が読めないのもあって最後までドキドキしながら鑑賞する事は出来ました。
ドキドキすると言えばこのシーンも違う意味でドキドキ。

あーなんかエロい。
どっちの役でもいいや、私と代わって欲しいぞな(笑)
綺麗な女性同士のキスシーンは最高!

あ、ワンちゃんのグツグツ鍋は、ちょっとやり過ぎかな。
あそこまで直接的に見せなくても・・・。
動物好きな人が観たら卒倒してしまうかもしれないので気をつけてくらはい。

今作の美女図鑑

文句なしに深キョン!!
上記画像シーンの深キョンの表情が一番色っぽく映っていて好き。
びっくりする位、綺麗ですよね、深キョン。
衰え知らずの美人女優ってのは深キョンみたいな人を指すんだろうねぇ。
突然、言葉口調が厳しくなったり、と思いきやまた優しい言葉使いに戻ったりと、演技の切り替えの巧さにハナマル。
プラス、どーんとホラー的な表情で画面一杯に悪魔の深キョンの顔が映し出される場面とか、もう「怖っ!」てなって身震いしちゃったよ~。
この作品に出た事によってまた演技の幅も広がったんじゃないでしょうか。

評価:★★★☆
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スティーラーズ

2014年05月18日 02時09分28秒 | 洋画コメディ
PAWN SHOP CHRONICLES
2013年
アメリカ
113分
アクション/犯罪/コメディ
R15+
劇場公開(2014/01/18)




監督:
ウェイン・クラマー
『ワイルド・バレット』
製作:
ポール・ウォーカー
製作総指揮:
ウェイン・クラマー
出演:
ブレンダン・フレイザーリッキー
イライジャ・ウッドジョニー
ヴィンセント・ドノフリオアルトン
ペル・ジェームズシンディ
シャイ・マクブライドジョンソン
マット・ディロンリチャード
ポール・ウォーカーロウドッグ



<ストーリー>
田舎町の小さな質屋を中心に、一癖も二癖もある男たちが繰り広げる3つのイカれたエピソードがハイテンションに描かれていく。

失ったものは取り戻せ! 取り戻せないものは奪い尽くせ!

-感想-

とあるサイトの評価採点がえらく低く投稿レヴューも「面白くない」というものが多かったので(まぁぶっちゃけて言うとこの作品、ツタヤ限定なんでそこのサイトなんですけどね)、それらを鵜呑みにして面白くない映画なんだ、でも私が好きな『ワイルド・バレット』の監督とポール・ウォーカーが再びタッグを組んで作り上げた作品だけに、言うほど酷くないんじゃねぇか?とちょっぴり期待を持って借りたのだが、なんだよ!やっぱり面白いじゃねぇか!
人の意見って余り真面目に受け止めるもんじゃねぇな。

で、この映画。
完全にコメディです。
ゲラゲラ笑うものじゃないけど、ニヤリとする部分が多い。

【ここからは完全ネタバレ!!これから観ようと思っている人は読まないで頂戴!】

とある質屋を中心にした3つのエピソードで構成された作品で、一つ目はある3人組が強盗を働こうとする話。
仲間の一人が勘違いで別の仲間の車に轢かれて半分死に掛けに。
まぁいいや、と残り二人が拾ったクロスボウを持って(本当はショットガンを持って実行する手はずだったのだが、死に掛けの男が車のガソリン代が無いからと質屋に売ってしまった)強盗に入る場所が、ヤク製造場所。
そうこの2人、極度のヤク中。
金がないから押し入って奪おうとする計画を立てたものの、相手も銃を構えて挑発してきたものだから、クロスボウなんかで勝てるかよ!とあたふたし出す。
このヤク製造人がこいつ。

終始ガスマスクを装着しているから誰が演じているのか全く分からないが、実はノーマン・リーダス。
顔見せないなら誰が演じても一緒やんと思うかもしれないが、ノーマンだからこその銃の構え方とか、ピンチには丸で動じない姿等にカッコ良さがあるから、これはこれで正解。
3人が睨み合っている中、死に掛けていたもう一人の仲間が復活して、誰か知らん渋いおっさんから貰ったショットガンを装備して乱入。
派手に撃ち合いが勃発し、弾がガスボンベに命中して製造所が豪快に爆発!
ここで二つ目の話へと移る。
この一つ目の話で一番噴出し笑いしたのが、一人は目出し帽で顔を隠したのに、ふと横を見るとポール・ウォーカーはピエロのマスクだった、ていうシーン。
この一連の流れは本当に笑った。

次二つ目。
ハネムーンで旅行中のカップルが質屋に立ち寄り、夫がそこで失踪した元妻の指輪を見つける。
これを誰から買ったんだ!と質屋の店主に詰め寄り聞きだした所で、新妻ほったらかして、夫は突然姿を消した元妻の居所を知る為に、あちこちで情報を聞き出しながら、最終的にある男の家へと辿り着く。
夫を演じるのはマット・ディロン。
彼が男の家に入ると、その男は自身が誘拐したと思わしき女とセックスしている映像をTVで観ながらナニをシコシコしている。
いきなりそんな現場に遭遇(笑)。
勿論TVにはボカシ付き。
ふと冷蔵庫の扉に目を向けると、無数の女性の写真が貼ってあり、その中に元妻の写真も一番上に貼ってある事に気づき、こいつが全てを知っていると確信した夫は、男をボッコボコにし、拷問を加えて居場所を聞き出す。
この登場シーンからして変態過ぎる男を演じたのが、最近の出演映画でも変態的な役が多いイライジャ・ウッド。
釣り針を口に結びつけ強引に引っ張られた状態でハンマーで歯を折られるシーンも凄いが、それ以上に驚かされたのが変態イライジャが作り上げた

全裸の女性達が監禁され閉じ込められた檻で作り上げた、変態ピラミッドww
この画は色んな意味ですげぇ!と思ってしまった。
で、夫は無事に元妻も見付け、家に連れ帰ろうとするのだが、「私はようやく他の女よりも一番の女になれたのよ!」と訳の分からない口答えをし、車中でナイフを使って助けに来た夫を滅多刺しにする!
意識朦朧の中、対向車とぶつかりそうになり(この対向車は一つ目の話のポール・ウォーカーが乗る車)、反射的に避けるもそのまま木に激突し元妻死亡。
息も絶え絶えの夫は携帯電話で現妻に「助けに来てくれ」と伝えるも、事情を知らない現妻は「知るか!ばーか!!」と泣き叫んで一方的に通話を切られ、夫もジ・エンド。

話は3つ目へと移る。
こちらはエルビス・プレスリーの物真似やっている男が主役。
演じるのはブレンダン・フレイザー。
完全にエルビスに成りきっている様が可笑しい。
この男、全く人気が無い為か、所持金も殆どなし。
車のガソリンも買えない所か一杯のコーヒー代も払えない有様。
恋人も愛想をつかして何処かに行ってしまう。
しかし、夜にこの町でのカーニバルで出演以来が舞い込んできたので、どうにかその会場まで行こうと、仕方なく質屋で大切なプレスリーのメダルを売って金に変え、ガソリンを購入し、その前に床屋で大事なモミアゲを手入れして貰おうと行ってみると、何故か並んで2店の床屋が存在。
どうやらこの町ではこの二つの床屋に対して、“どっち派”かで町民たちが対立している模様。
町民が見守る中、とりあえず左側の店に入るも大切なもみあげを勝手に剃り落とされてしまう。
怒った物真似男は、右の床屋へ移動するも、さっきあっちの店に行った奴に仕事なんかしてやらんわ!と店主に怒鳴られ、剃刀で首を切られ、なんなんだこの町は!と物真似男は店を出る。
すると、町角で宗教勧誘のおっさんに声をかけられ、「神にすがれば奇跡は起きる」と言われ、なんのこっちゃいなと思いながら出演場所へと到着。
主催者に紹介され、ステージでパフォーマンスを披露するも、見学者からはブーイングの嵐。
失意のどん底に陥った所で、さっきの宗教のおっさんの姿を目撃。
「俺はあんたの言葉を信じるぜ!」
とおっさんに向かって指差したその時、会場の外から全裸の女性たちが行進しながら無言で登場。
この全裸女性軍団は言うまでも無く、二つ目の話でマット・ディロンが檻の中から開放した女性達。

そういや、一つ目の話でポール・ウォーカーがクロスボウを拾うとした時、ボーと何かを一点見つめていて「裸のゾンビ女の集団を見た」「また幻覚を見たのかよ」というやり取りがあったのだが、多分、この全裸女性軍団を目撃したのだろう。

で、その全裸女性軍団を見た一人の爺様が「そんな格好しちゃいかん」と一人ひとりに星条旗を肌に被せてあげて、彼女たちはステージ前に移動すると、物真似男の歌に合わせてゆらゆらと踊りだし、物真似男も徐々に美声を高めていき、その声に魅了された見物客たちも気持ちの入ったパフォーマンスに酔いしれ始め、最後には背後で壮大な花火が打ち上がり大盛り上がり、大成功を収める。
はい、この大花火は、一つ目の話の最後の大爆発の事であります(笑)
物真似男はその場でスカウトも受け、有頂天。
愛想つかせ何処かに行ったはずの物真似男の恋人が何故かそこにおり、「寄りを戻しましょうよ」と言い寄ってくるも、軽く突き放し、「俺はこれからビッグになるんだ!」と高らかに笑いながら会場から消えていく。
取り残されたガールフレンドだったが、そこにある男が「何処にも行くところがないのなら僕の家に来ないかい?」と誘い、彼女もそれに同意するのだが、この男は変態イライジャ・ウッド。
男は星条旗をまとった全裸女軍団と、その新たに捕獲した女を連れてまたあの変態屋敷へと戻っていくのであった。

エンドロール後にはイライジャとその女との音声のみのセックスシーンが収録されているのだが、それを聴く限りではかなりのセックステクニシャンのようで、二つ目の話の元妻が夫と一緒に戻りたがらなかった訳はもしかすると、そのテクニックの虜になっていたからかもしれない。

とまぁ、自分でも感心する程に超ネタバレ全開の長々とした記事を書きましたが、それぞれ異なる3つの話で構成されつつも、しっかりと小さな部分では話が繋がっている、伏線が細かく配置され、それらも上手く回収されている辺りのこの展開は中々に面白いものがあるじゃないか、と私は大変に満足した次第。

各話のキャラクターもそれぞれにぶっ飛んでいたり変な者ばかりで、全体的にユーモア溢れる作りに仕上げている点は評価出来るのではないだろうか。

エピソード0的な位置にある質屋の店主の話にも起承転結が用意されており、まさかあのでっかい車からあんなちっこいおっさんが出てくるとは思いもしませんでしたわw

私は大変楽しめました。
ポール・ウォーカーのファンの人ならば、彼の追悼映画としても観るべきかと。
それでも面白くない、っていう意見ならば、それは知らん。
私の責任でない。
趣味が合わないだけの話だ。

評価:★★★☆
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