銀幕大帝α

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AVN/エイリアンVSニンジャ

2011年12月06日 01時22分23秒 | 邦画アクション
AVN/ALIEN VS NINJA/10年/日本/80分/SF時代劇アクション/PG12/劇場公開
監督:千葉誠治
プロデューサー:千葉誠治
脚本:千葉誠治

出演:三元雅芸、柏原収史、土平ドンペイ、肘井美佳

<ストーリー>
時は戦国時代。宇宙からの未確認飛行物体が伊賀の里近くの森に不時着。伊賀の下忍衆である耶麻汰らは、一撃必殺の罠を仕掛けてエイリアンへの攻撃を企てるが…。
<感想>
世界に向けて配信されたレーベル“SUSHI TYPHOON”からの第1弾。
忍者がエイリアンと戦うといったコンセプトはいかにも海外受けしそうだ。
現にハリウッドでのリメイクも決定しているそう。

監督は武田梨奈を上手く使いこなせずに中途半端なアクション映画として撮ってしまった『女忍 KUNOICHI』の千葉誠治。

惜しいなぁってのが率直な感想。

そんなお笑いキャラいらんだろ、そんな下らないシーン何でいれた?

そう思う事が多々ある。

題材が凄く魅力的なだけに、こういうVSものはギャグとかユーモアとかは省いて、大真面目に撮った方が作品の質としても良くなったんじゃないかと思うのです。

アクション場面はかなり出来が良いのよ。
三元雅芸を初め、紅一点の肘井美佳も、それなりに忍者のイメージに近い動きをしていて画面を大いに賑わせてくれています。
肘井美佳のブリッジ刀避けなんて本当にすげぇもん。

アクションの余韻に浸っている中、寒過ぎるおねぇキャラとか、B級芸人並みのコントみたいなのが頻繁に出てくるから、瞬間的に盛り上がった気持ちが一瞬にして消されてしまって白けるのなんのって。

予算の都合かもしれないけれど、安っぽいボディスーツみたいなのを着たエイリアンも残念な感じやねぇ。
子供向けの戦隊ヒーローものじゃないんだからさぁ。
怖さを生み出す意味でも高度なCGで描いた方が良かったんじゃない?
それ位の金はあるっしょ。

手作り感丸出しの死体・臓物・小型エイリアンは多少目を瞑るとしても、メインとなる灰色エイリアンくらいは制作に力を入れて欲しかったなぁ。
デザインもちょっと微妙なんだよね。

最後の件もいらんと思う。
青年の意図というものが明確に表されていないから意味が分からん。

ハリウッドでリメイクする際にはこれら駄目な部分はかなり改善されそうな予感。
向うは無駄に金かけそうだし。
脚色も上手くやってくれそうだし。
演出的にも技術的にも才能あるハリウッド監督が撮れば、この作品は極上のエンターテイメント作品に化ける可能性あり。
本作にあるアイデアとアクションは評価していますよ。
だから更なる上の物が観たくてリメイクに期待しちゃうのかもしれないな。

オフィシャル・サイト

参考:
『AVN/エイリアンVSニンジャ(2010)』(SUSHI TYPHOON まつり)
『ヘルドライバー(2010)』(SUSHI TYPHOON まつり)
『極道兵器(2010)』(SUSHI TYPHOON まつり)
『デッドボール(2011)』(SUSHI TYPHOON まつり)

評価:★★★
11/12/05DVD鑑賞(新作)
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フィアー・イットセルフ:声/ドッペルゲンガー

2011年12月06日 00時36分21秒 | 洋画ホラー
FEAR ITSELF/08年/米/各話約40分/ホラー/TVM
監督:ブラッド・アンダーソン、ジョン・ダール
出演:エリック・ロバーツ、シンシア・ワトロス、ジャック・ノーズワージー、イーサン・エンブリー

<ストーリー>
刑事を辞職した私立探偵が、張り込み先で“ある声”を聞く「声」と、骨董屋の店主を殺してしまった男の目の前に、もうひとりの自分が現れる「ドッペルゲンガー」を収録。

<感想>
著名なホラー監督が集った1話完結のホラー作品。
第1話目『声』

監督は『リセット』のブラッド・アンダーソン。

やり過ぎた犯人への暴行で相手を殺してしまった刑事。
辞職後、私立探偵となった彼は、ある婦人からの依頼で、夫の浮気現場を押さえて欲しいと頼まれ、空き家に身を潜め証拠を掴もうとするも、妙な幻聴と幻覚に襲われる。

殺された犯人の妹が復讐の為に探偵を雇い、曰く付きの空き家に誘導し、彼を恐怖に陥れようとした模様。

話の展開が意味不明過ぎて(苦笑)。
その辺はブラッド・アンダーソン監督らしいな、とは思いますが、訳分かんないから全く面白くないです^^;

相棒もなんでそこで撃っちゃうかなぁって。
家に入っていったの見てた訳だし。
適当過ぎる結末にダメだこりゃ。

第2話目『ドッペルゲンガー』

監督は『ロードキラー』のジョン・ダール。

職を失い家賃も払えない男が、骨董屋に壺を売りに行くも、約束していた金額を払って貰えずに店主を怒りに任せて殺してしまう。
死体を前にあたふたしていると、そこへ警備会社の社員や、店主の妻がやってきて更なる悪循環に陥る。

もう一人の自分は、心の中に棲む悪魔な自分って事でしょうか。

負の連鎖に付き纏われる話の展開は面白いです。
ただもう少し緊張感が得られるような演出が欲しかった所。

悪知恵働かしてもろくな事が起らないというブラックユーモア風な作品。

関連作:
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :二人の男/Xデイ』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :マンイーター/疑惑』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :交霊/メモリー』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :サクリファイス/獣医』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :声/ドッペルゲンガー』
『フィアー・イットセルフ :コミュニティ/生還/サークル』

評価:
『声』★☆
『ドッペルゲンガー』★★☆
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チアリーダー・マサカー ~裂かれたユニホーム~

2011年12月06日 00時32分54秒 | 洋画ホラー
CHEERLEADER MASSACRE 2/09年/米/87分/サバイバルホラー/劇場未公開
監督:ブラッド・ラッシング
出演:ジュリア・リーマン、ミッシェル・ボイド、チャーリー・ソロモン、ジェニファー・タイタス

<ストーリー>
夏合宿にやって来たセクシーで美女揃いの人気チアリーダーチーム。練習の合間に彼女らがプールサイドで遊んでいると、突如としてシャワールームから悲鳴が響きわたり…。

<感想>
アルバトロス辺りが出しそうなタイトルだけど、ギャガが出しているので大丈夫かな、と思った訳でして。

巻頭一発目でびっくりした。

だってさ、空飛ぶギロチンがピュンピュン飛行しているんだぜ?
はぁ?エイリアンもの??
全てをCG処理したチアリーダー惨殺場面に目が点になる。
これは・・・酷い。。。

一通りのCGスプラッターが終わった所で出てきたタイトルに2度目のびっくり。

「2」ってなんじゃいっ。

その後始まり出す、無意味な

ヌードシーン。

しかも1シーンが無駄に長い。
1人の女のシャワーシーンだけにどれだけ尺使ってるねん!
しかも、出てくる女が皆

決して美女とは言えない残念な顔

をしている辺りで、どうでもいいよっ。

豊胸手術したかのような美味しくも何とも無い作り乳だし。
やたら滅多ら、女は場所を選ばず脱ぎまくりの大サービス。
多分、本編の3分の1は誰かのおっぱいが映っていたんじゃないかって位。

本筋に関係無いグダグダな話で埋め尽くされていてだんだんと退屈を通り越して怒りが。
・・・
・・・・
・・・・・
早送り決定!!!!!!!!!

こんな映画、2倍速で十分じゃい。

ちゅうことで最初の30分は我慢して観てましたが、残りの50分はリモコン片手に流し観。
それでも大方の話の内容が分かっちゃうのだから、無理して通常再生で付き合う程の代物じゃないって事よ。

題名にマサカーって付いているから、得体の知れない殺人鬼が登場するのかと思いきや、SF染みたロボット兵器が残念なお顔を持つチアリーダーたちを無差別に殺しまくるだけのクズ映画でした。
それらしきマサカー場面は冒頭と終盤のみという体たらくぶり。
その他は下らない会話劇とエロで占められているという拷問みたいな87分間。

殺人鬼?
あぁ、殺人ロボットを操っていた人ね。
なんでもチアリーダーメンバーに相当な恨みを持っていて、研究所の父が開発したロボットを無断拝借して殺しを楽しんでいたんだってよ。

ハハハ・・・だからどうした!

ディスクを真っ二つに折りたくなったが、弁償代払うのも馬鹿らしいので止めておいたわ。

因みに来年1月7日にはリリース順序がおかしい1作目の『チアリーダー・マサカー ~戦慄の山小屋~』が登場。
多分、繋がりが無いんだろう。
2作目が気に入ったら1作目も観てくれよ、て感じ?
ぜってぇ観ないし!!

関連作:
『チアリーダー・マサカー ~戦慄の山小屋~(2003)』(第1作)
『チアリーダー・マサカー ~裂かれたユニホーム~(2009)』(第2作)

評価:
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