銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

探偵マーロウ

2024年07月09日 12時01分58秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)

MARLOWE

2022年

アイルランド/スペイン/フランス

109分

ミステリー/犯罪

PG12

劇場公開(2023/06/16)

監督:
ニール・ジョーダン

『グレタ GRETA』

原作:
ベンジャミン・ブラック『黒い瞳のブロンド』
脚本:
ニール・ジョーダン

出演:
リーアム・ニーソン・・・フィリップ・マーロウ
ダイアン・クルーガー・・・クレア・キャヴェンディッシュ
ジェシカ・ラング・・・ドロシー・クインキャノン
アドウェール・アキノエ=アグバエ・・・セドリック
イアン・ハート・・・ジョー・グリーン
コルム・ミーニイ・・・バーニー・オールズ
ダニエラ・メルキオール・・・リン・ピーターソン
フランソワ・アルノー・・・ニコ・ピーターソン

ダニー・ヒューストン・・・フロイド・ハドソン
アラン・カミング・・・ルー・ヘンドリックス

<ストーリー>

探偵、フィリップ・マーロウの事務所に、見るからに裕福そうなブロンドの美女・クレアが現れる。彼女は「突然姿を消したかつての愛人を探して欲しい」とマーロウに依頼し…。

真実は――闇。

―感想―

思ってたよりも案外地味な展開。

行方不明となった愛人を探すのが探偵マーロウの仕事となるが、対象者は事故死していた、という所から物語は始まる。

何処にPG12要素があるのかと思っていたが、多分、車のタイヤで頭を粉砕されてしまうシーンだろうな。

偽装死をしてまで身を隠したい男、その男を何が何でも見つけ出したい依頼者。

女ちゅう生き物は、ほんま恐ろしいで、そんな幕切れとなるが、全貌は裏処理されてしまってますから依頼者の一人勝ちて事で、キャッチコピー通りの「真実は闇」となる所がオチとしての恐ろしさを生み出してます。

結局マーロウは上手く利用されただけてのもね、展開の上では意外なものでした。

終盤、ある人物のお抱え運転手が事件に巻き込まれた事で、マーロウ側に付き、彼の相棒みたいな形になる。

このまま2人をバディとして組ませても面白かったんじゃないかなあ。

ホームズとワトソンの様な関係となって、新たな事件に2人が試みるてのも観てみたい気もしたが。

マーロウ役のリーアム・ニーソンの渋さ、そして時代背景を寄り濃く映し出したシャレオツなセットや衣装が良かったです。

あくまでもミステリー仕立てで作品を固めている為、アクションには余り期待しない方が良い。

全く無いとは言わないが、リーアム・ニーソンの年齢も考えられてか、ほんのちょっとしたバトルアクションが見れる程度。

劇中「俺ももう歳なんだから」みたいな台詞を吐き捨ててましたし、今後のリーアム・ニーソンは、こういうドラマ主体の作品に出る機会が増えていくのかもしれない。

評価:★★★

24/07/09DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2024-07-03

メーカー: ハピネット・メディアマーケティング

オフィシャル・サイト

コメント

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男

2024年04月20日 16時52分40秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)

QT8: THE FIRST EIGHT/21 YEARS: QUENTIN TARANTINO

2019年

アメリカ

101分

ドキュメンタリー

R15+

劇場公開(2023/08/11)

監督:
タラ・ウッド
製作:
タラ・ウッド

出演:
ゾーイ・ベル
ブルース・ダーン
ジェイミー・フォックス
サミュエル・L・ジャクソン
ジェニファー・ジェイソン・リー
ダイアン・クルーガー
ルーシー・リュー
マイケル・マドセン
イーライ・ロス
ティム・ロス
カート・ラッセル
クリストフ・ヴァルツ

<ストーリー>

出演者やスタッフが裏話を語るインタビューのほか、作品の名場面、メイキング映像、エピソードをアニメ化した映像などを収録。

タランティーノという
唯一無二のジャンル。

―感想―

タランティーノ作品が好きな映画ファンなら当然ながら、タランティーノ監督自身を好きなら観るべし。

普段ドキュメンタリー映画は敬遠しがちな私でも、タランティーノ監督は他の監督よりも1番好きな監督なので、これは楽しみにしていました。

今まで公にされていなかった色んな裏話が出演者やプロデューサーから聞けました。

一番驚いたのが、『パルプフィクション』はトラボルタの役者としての復活作として有名ですが、実は当初別の俳優をキャスティングする予定だったという点。

その人は、マイケル・マドセン。

しかし彼には別仕事が入っていた為、それは叶わず、代わりにトラボルタに白羽の矢が立ったようです。

トラボルタと言えば『サタデーナイトフィーバー』で見せたダンス。

タランティーノ監督はそこに目を付けて、『パルプフィクション』劇中にも、例のダンスコンテストシーンにトラボルタのカッコイイダンスを差し込んだとか。

マイケル・マドセン曰く、流石に俺ではあそこまでのダンスは出来ない、と思ったみたい。

マイケル・マドセンと言えば『レザボアドッグス』の警官耳切りですが、あれは実はアドリブを織り交ぜていたてのは貴重な証言でしたねえ。

他にも「へえ~」となる色んなエピソードが一杯。

だがそれ以上に、如何にタランティーノ監督がスタッフや出演者から愛されて続けられている監督であるかが凄く伝わってきました。

タランティーノ監督は特に義理に熱い人らしく、例えば『パルプフィクション』にて尺の長さを考えてカットされてしまい落ち込んでいたパム・グリアに対し、「次の映画で貴女を主役にする」と約束して実現させてしまった事とか。

撮影スタッフも極力変えないてのもそういう信頼を置いてこそ、みたいなのがあるようです。

監督8作目となる『ヘイトフル・エイト』は一周回って、原点、そう『レザボアドッグス』西部劇版を目指して製作された、なんてのもためになるエピソードですよね。

タランティーノ監督は10作撮ったら、監督業を引退する、てのはファンの間でも知られています。

現時点での9作目となっているのが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。

はてさて10作目は監督人生フィナーレとして、どのような題材の映画を撮り、完成させるのか、今後の動向が気になるばかりです。

某ジブリ監督みたく「辞める」宣言詐欺だけはしないで欲しいものですな(笑)。

とは言え本当に引退しちゃったら、寂しいものは凄くありますが。

出来ればディカプリオやブラピの証言も聞きたかったなあてのは欲張り過ぎですか(笑)。

久しぶりに『レザボアドッグス』か『パルプフィクション』のどちらかを観直したくなったよ。

評価:★★★☆

24/04/20DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2024-04-19

メーカー: インターフィルム

オフィシャル・サイト

コメント

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男 [DVD]

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サムシング・イン・ザ・ダート

2024年03月18日 15時39分25秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)

SOMETHING IN THE DIRT

2022年

アメリカ

116分

SF/ミステリー

劇場公開(2023/11/24)

監督:
ジャスティン・ベンソン
アーロン・ムーアヘッド

『モンスター 変身する美女』

製作:
アーロン・ムーアヘッド
ジャスティン・ベンソン

脚本:
ジャスティン・ベンソン
撮影:
アーロン・ムーアヘッド
編集:
ジャスティン・ベンソン
アーロン・ムーアヘッド

出演:
ジャスティン・ベンソン・・・リーヴァイ
アーロン・ムーアヘッド・・・ジョン

<ストーリー>

隣人同士のリーヴァイとジョンはある日、奇妙な結晶体が浮遊する現象を目の当たりにする。ふたりは一攫千金を夢見て、その現象を証明するドキュメンタリー映画を作ろうとするが…。

まばゆいほどに囚われる

―感想―

予告編観た時は面白そうに思えたんだけどな、実際観たらつまらんかった。

あ、つまらんかったは言い過ぎた、退屈だった(一緒やんけw)。

以上。

感想終わり。

じゃ流石に良くないので、ちょっとだけ補足。

なんでもコロナパンデミック時に、監督の2人が何か作れないかとアイデアを出し合い、自分らを主役にして超常現象的なものを撮ろうか、となって本作の製作に取り掛かったとか。

別にそこまで無理して撮る必要無かったんじゃない?

やっている事は、初めタバコの吸い殻入れが浮き出し、その後色々と浮き始めるが、合間昔語りをしているだけの内容。

何時か面白くなるんじゃないかと観ていたが、1時間程して、なんかそういう雰囲気起こりそうにないなと悟り、我慢の限界に達した俺は・・・倍速にした(笑)。

オチ位、見所にはなっているだろうという思いも虚しく、結局謎が謎のままで、一体何を伝えたかったのか理解出来ないまま終わってしまった。

主役1人のアレはストーリーとして衝撃的なんだろうけど、1枚画で済ますって、余りにも省エネ過ぎる。

最初の30分と最後の30分だけを観れば十分。

要するに後の1時間はどうでもいい。

無駄に昔語りが多いからあくびばかり出ちゃって、こんな内容で2時間はキツイわ。

雑誌ムーとか、陰謀論とかが好きな人なら、楽しく観れるんじゃないかな知らんけど。

評価:★☆

24/03/18DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2024-03-06

メーカー: クロックワークス

オフィシャル・サイト

コメント

サムシング・イン・ザ・ダート [DVD]

↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドアーズ

2023年02月13日 17時43分39秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)

DOORS

2021年

アメリカ

84分

SF

劇場未公開

監督:
サマン・ケッシュ
ジェフ・デソム
デュガン・オニール

出演:
ジョシュ・ペック
リナ・エスコ
ウィルソン・ベセル
キップ・マローン

<ストーリー>

突如世界中に謎の黒い壁が出現し、人々を混乱に陥れる。その物体は「ドア」と名付けられ、「ドア」に接触を図る者は「ノッカーズ」と呼ばれるように。果たして、謎の物体の正体と目的とは…。

―感想―

雰囲気ムービー。

砂鉄を磁石で動かした様な気味の悪い動きを見せる黒い壁を巡って、4つのエピソードから謎を紐解いていく。

とは言え、結局、「何だったんだ?」て思うんですけどね(^^;)

それでも、壁の向こう側はどうなっているのか、壁と直接交信する事でどのような事が起きるのか、各エピソードは上手く鑑賞者に興味心を持たせる作りとなっているので、妙に引き込まれる作品ではありました。

独特な世界観は僕好みでしたから、飽きなく観る事は出来たけど、モヤモヤした気持ちが残るのは確か。

未知なる星から来た物体の正体を明らかにするのは、現在の地球人では困難だ、というのを間接的に描きたかったのかとも思ったり。

起承転結を求める人には向いてないかもしれない。

あくまでも壁の不気味さと、それに触れる事により進展する先への期待を抱ければ、それなりに楽しめるんじゃないかなあ。

評価:★★★

23/02/13DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2023-02-08

メーカー: アドニスSQ(アメイジングD.C.)

 

コメント


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デウス/侵略

2022年11月14日 18時55分26秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)

DEUS

2022年

イギリス

90分

SF

劇場公開(2022/07/17)

監督:
スティーヴ・ストーン
脚本
スティーヴ・ストーン

出演:
クローディア・ブラック
デヴィッド・オハラ
フィル・デイヴィス

<ストーリー>

火星軌道に突如出現した正体不明の巨大な黒い球体を調査するため、天体物理学者のカーラを含む調査班が編成される。宇宙船に乗り、黒い球体まで到達した彼らの下に球体からのメッセージが届く。

―感想―

全ては”茶番”に過ぎなかった・・・(笑)

「私は性交は致しません」

これをAIとして言わせたかっただけの映画としか思えない完成度。

SFの体はちゃんと成っているが、それ以下でもそれ以上でもなく、兎に角暗い展開が淡々と続くのみ。

作品として言いたいことは分かるが、それが面白いのか?となると話は別。

ミステリー要素を随所で漂わせつつも、行き着く所は、あれですから。

幾ら何でも「へえ~」とはならんでしょ、何じゃそれ、と思うのが普通。

まあ何にせよアクションシーンとかが無いまま、先に書いた様に全てにおいて暗さしかなく、気を抜けば寝落ちするのは確実で、俺は開始から1時間位までで目が虚ろになっていき、そこから先は完全に寝てた(後でちゃんと観直したよ。どんなラストだったのか気にはなったから寝た所からきちんと観たら、そういうラストかい(苦笑)、てなりました。)

後、こういう系統の映画って、大概生き残るのは一人だよね。

「俺が行く。お前は生きるんだ」

似た様な台詞を他の映画で聞いた気がするなあ。

評価:★★

22/11/14DVD鑑賞(新作)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村

レンタル開始日: 2022-11-09

メーカー: ツイン

情報(カリコレ2022)

 

コメント


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする