銀幕大帝α

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共謀家族

2021年11月25日 20時45分49秒 | 亜細亜サスペンス
誤殺/SHEEP WITHOUT A SHEPHERD
2019年
中国
112分
サスペンス/犯罪/ドラマ
劇場公開(2021/07/16)



監督:
サム・クァー
出演:
シャオ・ヤンリー・ウェイジエ
タン・ジュオアユー
ジョアン・チェンラーウェン警察局長
フィリップ・クンデゥポン議員
シュー・ウェンシャンピンピン
チョン・プイ食堂の主人ソン



<ストーリー>
妻とふたりの娘たちと幸せに暮らす映画マニアのリー。ある日、娘が誤って暴行犯を殺してしまい、リーと家族は犯罪映画のトリックを応用して完全犯罪を計画する。

疑われたのはある平凡な一家――
家族は秘密で強くなる。


―感想―

タイに住んでいる中国人家族ていう設定なんかな。

お父さん、かっけえ!
俺も所帯持つとなったら、こんなお父さんになりてえわ。
映画好きてのも一緒やし、結婚して子供出来たら、このお父さんと同じ様になれるチャンスあるか!?
いやまて、自分の娘が強姦されることが前提やんけ、それはアカン、普通の幸せを過ごしたいっす。

完全犯罪に参考にした映画がハリウッド映画でもなく日本映画でもなく、ヨーロッパ映画でもない。
なんと韓国映画の『悪魔は誰だ』
目の付け所がすげえよ。
『悪魔は誰だ』は良く出来た映画だったからね、そう考えるとやっぱり韓国映画のサスペンスものって何処の国よりも脚本からして完成度が高いのだろう。
それは俺自身も認めている位だし。

絵に描いたようなクズ青年とその親。
お偉い役職に就いている親の息子てのは甘やかされて育てられたからか相当のバカ、んでワル。
なんかこの構図、日本でもちょっと前にあったなあ。
例え不良息子でも可愛い我が子ではあって、息子の行方不明に関与しているであろう平凡な家族を警察での地位を盾に鬼畜的な尋問をする姿に腸煮えくりかえる思いで観てしまう。
けど、どうやってアリバイを作り、その尋問に対して知らぬ存ぜぬで通していくのか、その過程が緊張感あり過ぎて見入ってしまった。

上級民VS.下流家族

完全犯罪がバレるかバレないかの駆け引きは見応えがあり、死体を隠した墓を大勢の町の人達やメディアの前で掘り起こすシーンは紛れもなくベストハイライトだろう。

「違うじゃないか!」

罪のない家族を拘束した事に怒り爆発した人達によって暴動にまで発展した事件の顛末。
しかし、話はそこで終わらないてのがミソ。

不慮な事故で殺害してしまったとしても罪は罪。
その罪を隠したままするのか、それとも。

お父さんが最終的に取った行動、それに続くかのように妻と娘までもが・・・大変興味深く面白く観れた内容であったが、物凄く考えさせられる内容でもあった。

映画好きのお父さんが架空の話として思いついた脱獄計画。
このオープニングで描かれたものが現実となるけれど、実行しちゃうんかね(笑)、ポジティブな方向に想像を膨らませる憎いエンディングでした。

これはあくまでも個人的な印象、娘役の女優さんが広瀬アリスに若干似てるような似て無いような。

後、本作は吹き替えがあり、もしそれが無かったら中国映画を字幕で観るのはちょっと・・・と躊躇しちゃう俺なもんで、吹き替えが収録されているのが分かって借りたけど、仮にもし吹き替え無しかよ、じゃあいいやてスルーしていたら、とんでもない大傑作を見逃してしまう所だったんだよなてのを思うと、吹き替え入れてくれてサンクス!

評価:★★★★★
21/11/25DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2021-11-19
メーカー:インターフィルム

関連作:
『ビジョン(2015)』(ヒンディー語リメイク)
『共謀家族(2019)』(中国版リメイク)

オフィシャル・サイト
情報<2020東京・中国映画週間>

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ホワイト・ストーム

2021年02月28日 15時17分41秒 | 亜細亜サスペンス
掃毒2天地対決/THE WHITE STORM 2: DRUG LORDS
2019年
中国/香港
99分
サスペンス/犯罪
R15+
劇場公開(2020/11/13)



監督:
ハーマン・ヤウ
『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』
脚本:
ハーマン・ヤウ
出演:
アンディ・ラウ
ルイス・クー
ミウ・キウワイ
カリーナ・ラム
クリッシー・チャウ
ケント・チェン




<ストーリー>
香港最大の裏組織に属するティンは、麻薬に手を出さないという掟を破った義兄弟・地蔵の指を切り落とす。15年後、金融界で成功したティンは麻薬撲滅に力を注ぎ、一方の地蔵は麻薬王となっていた。

―感想―

麻薬、ダメ、ゼッタイ!

オープニングゲロ。

指を詰めろつうから、小指か薬指をナイフで切り落とすのかと思ってたら3本同時にぶった切りやがった。
やっぱ、海外はスケールが違うやね。

スケールの違いと言えばハイライトシーンよ。
よくあんなの思いついて実行させたなて目が点になったわ。
何せ2台の車が地下を爆走してそのまま地下鉄線にダイブしちゃうんだ、バッカじゃねえのww←俺なりに褒めてます

警察と麻薬王と実業家による三つ巴の戦いを壮絶な映像を交えて描いた本作。
人が撃たれたり、切られたりして殺される姿もリアル。
そして衝撃な決着があなたを待ち受ける。
血で血を洗うとは正にこのことなり。

評価:★★★☆
21/02/28DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2020-12-02
メーカー:ツイン

情報<のむコレ2020>

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雪暴 白頭山の死闘

2020年02月19日 16時42分52秒 | 亜細亜サスペンス
雪暴/SAVAGES
2019年
中国
113分
サスペンス/犯罪
劇場公開(2019/01/24)



監督:
ツイ・シウェイ
脚本:
ツイ・シウェイ
出演:
チャン・チェン
ニー・ニー
リャオ・ファン
ホアン・ジュエ
リー・クワンジェ
リウ・フア




<ストーリー>
中国と北朝鮮の国境近く白頭山の麓にある小さな町で、強盗団による黄金輸送車強奪事件が発生する。豪雪で犯罪の証拠が消えゆく中、刑事のワンは同僚で古くからの友人・ハンと共に捜査を進めていくが…。

―感想―

韓国映画だとばかり思って借りて観始めたら中国映画だったでござる。
この時点で既に萎えた(笑)。

中国産サスペンスもので以前観た『迫り来る嵐』で痛い目に遭ったからなあ。
カンフーものとかは相性いいんだけど、どうにもサスペンスものとは相性が悪い。
本作も最初は普通に観てたんだけど、テンポが悪いのか似た様なシーンが続くからなのか、どんどんと集中力が途切れてきて2倍速での鑑賞へとチェンジ。
2倍速でも十分に鑑賞出来たのだから、多分話の進み方がせかせかとしていなかったんだろう。
後、どうしても中国語に慣れないてのもある。
吹き替えが収録されていたら、もしかしたら最後まで2倍速なんかにしなかったかもしれない。

主人公よりも豊川悦司似の男の方が印象というかインパクト強い。
それなりに出血もあり、ドンパチもありで見所らしいシーンを確認する事は出来たが、だからといって2倍速を止めて、という気持ちにはならなかった。
中国サスペンスに対する私のイメージ=「そう大して面白くない」というのが最初から邪魔をする。
きちんと観たら「面白かった」かもしれない、けど一度付いた悪いイメージには勝てない。

以上、全く感想になっていない駄文でした。

評価:★★★
20/02/18DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-02-05
メーカー:アット エンタテインメント

情報<のむコレ3>

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迫り来る嵐

2019年07月15日 19時58分35秒 | 亜細亜サスペンス
暴雪将至/THE LOOMING STORM
2017年
中国
119分
サスペンス/ドラマ/犯罪
劇場公開(2019/01/05)



監督:
ドン・ユエ
脚本:
ドン・ユエ
出演:
ドアン・イーホンユィ・グオウェイ
ジャン・イーイェンイェンズ
トゥ・ユアンジャン警部
チェン・ウェイリゥ
チェン・チュウイーリー警官



<ストーリー>
警備員のユィ・グオウェイは、近所で起きている若い女性の連続殺人事件の捜査に、刑事気取りで首を突っ込み始める。警部から捜査情報を手にいれたユィは、自ら犯人を捕まえようと奔走し…。

真実は目の前でこぼれ落ちる――

―感想―

なんだ中国映画かいな。
韓国映画かと思って借りてきたら中国語喋り出したのでビックリですわ。
中国語て殆ど聞き慣れていないから吹き替え収録して欲しかったかも。
それだけでも大分観る気が違ってくる。
兎も角その聞き慣れていない中国語を耳に入れながら観ていたのだが、なんかね主人公の顔がムカつく(笑)。
まあそれは我慢すればいいだけの話なのだが、行動が不愉快。
他人の事に首ツッコむ前に己の周りに気を使えよて凄く思う訳で。
恋人を餌にして犯人誘き出そうとする考えが糞過ぎる。
で、只の警備員が正義感ぶった結果、全然関係のない男を殴り刑務所行という傍から見たら馬鹿じゃねぇのか、な顛末。

そして真犯人についても明確にされないまま映画は終わる。
モヤッモヤッとする作品。

途中、謎の男を工場内で追い掛け回すシーンがクライマックス。
そこからはどんどん尻つぼみしていき、そしてモヤッと感だけを残して映画は終わるのだから、なんだかなあ。


この写真はどういう事よ!と主人公に見せる場面で映る酒井法子の写真の方に目が行く。
当時は酒井法子のヘアスタイルが流行ってたのだろうか、そっちばかり気になっちゃった。

評価:★★☆
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レンタル開始日:2019-07-03
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目撃者 闇の中の瞳

2018年07月31日 19時53分21秒 | 亜細亜サスペンス
目撃者之追凶/WHO KILLED COCK ROBIN
2017年
台湾
117分
サスペンス
PG12
劇場公開(2018/01/13)



監督:
チェン・ウェイハオ
脚本:
チェン・ウェイハオ
出演:
カイザー・チュアンワン・イーチ―/シャオチー
シュー・ウェイニンマギー
アリス・クーシュー・アイティン
クリストファー・リーチウ・ジンカイ
メイソン・リーウェイ



<ストーリー>
新聞社で実習生として働いていたワンはある日、自動車同士の当て逃げ事故を目撃し上司に報告するが、記事にはならなかった。9年後、敏腕記者となったワンが中古で買った愛車の前の持ち主が9年前の当て逃げ事故の被害者と判明し、そこから順風満帆だったワンのキャリアに危機が訪れる。

9年前の死亡事故。当事者は7人。事件の真相は、誰も知らない――

―感想―

主人公の兄やんがちょいちょいドニー兄貴の面と被って集中出来ひん(映す角度によっては似てると思ったのは俺だけか?笑)。

序盤ちょっともたついている感があるけれど、終盤怒涛の展開を見せます。
二転三転、というか、どんでん返しの連発といった形。
個人的にはもう少し尺を短く纏められたんじゃないかなあと思う。
若干テンポの悪さが目に付くが、後半の衝撃でチャラかもね。

あんま余計な事を書くとネタバレ記事になりそうだから、一言だけ。


全・員・悪・人!!(もしくは全・員・噓つき!!)


以上。

評価:★★★
18/07/31DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2018-07-18
メーカー:フルモテルモ

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