銀幕大帝α

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ヘルドライバー

2011年12月07日 22時16分55秒 | 邦画アクション
HELLDRIVER/10年/日本/117分/バイオレンス・アクション・ホラー/R15+/劇場公開
監督:西村喜廣
脚本:西村喜廣
キャラクターデザイン:西村喜廣
編集:西村喜廣

出演:原裕美子、しいなえいひ、波岡一喜、柳憂怜、ガダルカナル・タカ

<ストーリー>
ゾンビの蔓延を防ぐため、高い壁で列島を分断した2XXX年の日本。人工心臓を埋め込まれた少女・キカは、日本刀型チェーンソーを手にゾンビ軍団と戦いを繰り広げる。
<感想>
私の中ではクズ作品『東京残酷警察』の西村喜廣監督と主演のしいなえいひが再びタッグを組んだ、ゾンビ・スプラッター映画。

相変わらず人が殺される度にカメラレンズに向かってホースから噴射されたかのように飛び散る真っ赤な血糊。
やり過ぎにも程がある血飛沫。
毎度、人体の一部が切断されると推定2mは噴き上がっております。

正直、下品だし汚いしで食事しながらは断じて観れないくっだらねぇ描写・内容なんだが、ところがどっこい

何故か普通に観れる!
普通に面白いやん!

という不思議さ。
西村喜廣監督作でこういう心情になれたのは正に奇跡。

特に目を引いたのが、いつも適当加減に思えた死体損壊やクリーチャーの造形。
今回は気合入ってるじゃねぇか!と賞賛するに値する程の見事な出来栄え。

耳障りな奇声はウザいが、阿修羅像みたく数本の刀を手に持ち襲い来る蜘蛛ゾンビは中々の作り込みに感心した。

それと人体パーツで組み合わされたゾンビ車との大草原のカーチェイスは、尺が長い割にはアクションが完成されていて、かなり楽しめちゃったんだな。

ギャグ要素も当然放り込まれていたが、これもまた寒くない程度に仕上がっていて安心した。
改造車とゾンビとのチャンバラなんて面白い画になっていたよ、うん。

今作のゾンビは頭部にメロンのヘタみたいなのが飛び出しているんだが、ガダルカナル・タカ総理が誤って額にコルク抜きを突き刺してしまい、ゾンビに間違われて射殺されてしまうというシーンも実にユーモアが効いていて笑えた。

今回もとことん作品に対してけなしてやろうと準備万端だったのに、終わってみればそこそこに満足していたのは本当に予想外だった。

技術力を少しは高めたか、西村監督。
次回作もこのまま、いやこれ以上のクオリティとエンタメ色を発揮して取り組んで頂きたい。

オフィシャル・サイト

参考:
『AVN/エイリアンVSニンジャ(2010)』(SUSHI TYPHOON まつり)
『ヘルドライバー(2010)』(SUSHI TYPHOON まつり)
『極道兵器(2010)』(SUSHI TYPHOON まつり)
『デッドボール(2011)』(SUSHI TYPHOON まつり)

評価:★★★
11/12/07DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-12-02
メーカー:日活
コメント (6)
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