監督:ウィリアム・マローン
出演:ディラン・パーセル、シェリリン・ウィルソン、ジェフリー・コムズ
<ストーリー>
病院に監禁された連続殺人鬼が超能力で夢遊病の美少女を操り、連続殺人ゲームを仕掛ける。
<感想>
“眠れる美女”ことローラを演じた女優さんは、出し惜しみもせずにおっぱいを見せて、時には返り血で全身真っ赤になったりと頑張っていましたね。
それにそこそこの美貌もありましたのできちんと画になっていた。
鏡に覆われた夢の世界と、終盤での操られた母娘がクラシックを弾き奏でる中、ギミックが動き回る舞台は私好みの作り。
殺人鬼が超能力で夢遊病少女を操り、人を殺していくといった奇抜なアイデアも○。
只、少女を連れ去る主人公の青年がイケてない。
ルックスもそうだが、何か頼りなさ過ぎ。
見た目から、こいつに任せてはいかんだろって思っちゃう。
よくよく思えば、病室に寝ていた少女に一目惚れしたから自宅に連れ帰って世話する、って事自体が一般的に考えたらおかしいだろ。
道端に落ちているものを食べる少女がそんなに可愛いか?
ナイフで襲ってくる少女がそんなに愛おしいか?
異色のマニアだね君は。
当然、そんな彼に少女を守る力などなく、殺人鬼に終始やられっ放しで、主役がヒーローになれずに終了。
しかし、これを悲劇をもっての始まりとするラブ・ストーリーと見れば、意外とラストシーンが美しく感じとれるんです。
私は切なくなったんだけれどね。
オフィシャル・サイト(英語)
評価:★★☆

10/03/29DVD鑑賞
ウィリアム・マローン ホラー ショーン・ヤング DVD新作


にほんブログ村