ネットで本を買うのは便利だが、
書店でみかけて読んでみようという気になることもある。
獣医外科学の中では、「整形外科」と分類して習うことはなかった。まあ、私たちの頃は、なのかもしれない。
そもそも、牛は整形外科的症例の治し方をきちんと教わることはないかもしれない。まあ、少なくとも私は教わった記憶は無い。
だいたい整形外科って何よ?
骨や軟骨を扱う外科、くらいのイメージしか私にもなかった。
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整形外科の扱う範囲は?・・・・・頭以外のすべて!
なんだそうだ。
馬の浅屈腱エコーも整形外科なんだな。
ヒト医療でも、有訴者の上位は「肩こり」「腰いた」なので、整形外科の患者さんは多いのだそうだ。
しかし、生き死に直接かかわらないので、ドラマになることが少ない、と著者は嘆いている;笑
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ヒトに多い整形外科障害がイラストでわかりやすく説明されている。
もちろん治療方法、手術方法も紹介されている。
獣医さんの不調も、腰が痛い、膝が痛い、腕が上がらないなど整形外科領域が多い。
手元においておくと参考になりそうだ。
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大動物獣医師が扱うことが多い骨折が、ヒト医療でどのように処置されているかわかる。
部位と折れ方で細かく分類され、専用の治療方法で処置されていることに驚く。
大動物でも進む方向はそういうことなのだろう。
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一方で、脊椎の障害、肩の障害、神経の障害、リウマチ、などわれわれ大動物獣医師がうとい障害の治療が多いのにも驚く。
これも勉強しておくと大動物臨床に参考になり、あるいは自分や家族がその病気をわずらったときに役に立つかも。
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ところどころに挿入されているcolumnも楽しい。
現役整形外科医の本音や整形外科の実状が書かれている。
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整形外科では、女性医師は少ない。
そもそも外科が女性医師が少なくて6.2%なのだが、整形外科はさらに少なくて5.2%。
急患が多い、X線を使用する、力仕事が多い。が理由だろうと筆者は考察している。
さて数日後から牛の骨折内固定を教えに行く。
牛臨床で整形外科が根付くように、がんばってこようと思う。
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薪割りは腕、肩、腰の鍛錬になる。
脚も疲れるような斧の振り方をしないといけないのかも。
まだまだ修行が足らんな。
牛さんはhig先生に期待。
薪割り、大好きだったけど今はできるとは思えない。需要もないけど
今シーズン初の雪道ドライブ。
薪割りは、単純に作業がおもしろいのではなく、薪が貯まっていく達成感が味わえるから頑張るのかもしれません。必要がないならやりませんよね。
整形て形を整えるもの、という意味なのでしょうね。
五体満足の不具に関わるもの、なのでしょう。
頭はその前提ですからね。正確にいうと顎関連は整形でしょうね。
外傷治療も大小ではなく整形に関わる如何で分類すると一気に深掘りされると思いますね。
予後予測が経済価値に直結するので治療もさりながら診断なのかも知れません。
これだけでも十分整形外科というカテゴリーにイントロダクションされるでしょう。
コロナは10年戦争の気配ですが、かまけてれば世の中回らないですからね。
どこまで行くかは存じませんが、道中話なんてのもこのご時世なかなか貴重かも知れません。
ぼちぼちwith corona で活動していかなければなりません。zeroにはならない、でもリスクを増やさないように、賢く、しぶとく、でないでしょうか。