日曜日、
地方競馬から第三中手骨外顆完全骨折で帰って来た競走馬の内固定手術。
完全に割れてしまっていたが、
関節面のずれはなく、
関節面の骨折線にピースがないことを確認できたので、
関節鏡を球節に入れることはなくスクリュー固定することにした。
X線透視装置は、手術室においてあって、「これなんですか?」とよく訊かれる。
うちではおかげさまで、たいへん重宝して使わせてもらっている。
整形外科のスクリューやプレートの使用量は我がセンターが最も多いとのことだ。
手術中の画像モニターが適切に撮れれば、内固定手術は順調に進む。
専用の充電式ドリルTRSもとても使い勝手が良い。
馬の内固定手術を30年。牛の内固定手術を15年。
やっとここまで来た。
私が初めてサラブレッド子馬の橈骨骨折のプレート固定手術をしたときは、手回しのドリルでやったんだよ;笑
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この競走馬、キャストではなく伸縮性包帯で球節を締め付けて帰されてきた。
皮膚は紫っぽく変色し、内出血した斑が散在していた。
バンデージで強く締め付けて骨折した肢を守ろうとするのは無理がある。
皮膚がひどく損傷したら内固定手術も難しくなる。
危なかった。
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日曜日午後はこじれた跛行。
細菌性種子骨炎と判明した。
月曜午前は2歳競走馬のTieback&cordectomy。
午後は、1年越しの篩骨血腫、食道内視鏡検査。
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とうちゃんはやすみのひはまきわりしてる
こんなわりにくいたまはおらもかじっててつだう
滅菌の都合やそう言った事に今思えば何だったんでしょと言うコストをかけていたのかも知れませんね。
意識変化やトレンドというものであって、否定されるような過去ではないのかも知れません。
便利な透視装置もコンパクトで多分これは移動式でしょうか。
その点でポータブルの照射装置と同様に取り扱われているのでしょうけれども、据え置きの大動物レントゲン装置ですとシールド室が施設上必要になっていますよね。
術者の防護服等どの程度の線量を想定されて運用されているのか写真ではよくわからない部分が多いです。
その辺に透視装置が落ちていても素人は真似してはいけない苦笑
リスクもあるなか長時間かけてやってきたおんまさん、順調な回復となるいいなぁ。
オラ君、いいものもらったね!窓ふきも頑張りぃ!
透視装置は意外に被曝線量は多くないようです。その分画質は悪いですが。
薪割りしていると、近づいてきてかじりたがるのが面白いです。食べ物だと思うのか・・・肉塊じゃないことは離れていてもわかるはずですが。