真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
CALENDAR
2023年2月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
前月
翌月
ENTRY ARCHIVE
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
RECENT ENTRY
夜這ひ海女/ex.DMM戦
パーフェクト・キス 濡らしてプレイバック
好色美容師 肉体の報酬/ex.DMM戦
むちむちネオン街 私たべごろ
横浜シャイアン 女の湿地帯/楽天TV戦
下ネタトリオ マドンナを狙へ
実録 (秘)通勤痴女日記
東京秘密ホテル けものの戯れ/DMM TV戦
絶倫探偵DX 愛と淫慾のバイブ
タクシー野郎 夜の淫花/DMM TV戦
RECENT COMMENT
ドロップアウト@管理人/
本番熟女 急所責め
通りすがり/
本番熟女 急所責め
ドロップアウト@管理人/
い・ん・び/ex.DMM戦
はる/
い・ん・び/ex.DMM戦
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
三十路家政婦 いかせ上手
通りすがり/
三十路家政婦 いかせ上手
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
あ行
(128)
荒木太郎
(74)
池島ゆたか
(113)
小川欽也
(80)
か行
(309)
加藤義一
(68)
小林悟
(69)
さ行
(302)
関良平
(3)
関根和美
(101)
た行
(113)
竹洞哲也
(77)
友松直之
(23)
な行
(60)
中村和愛
(6)
新田栄
(127)
は行
(101)
浜野佐知(的場ちせ)
(132)
深町章
(129)
ま行
(28)
松岡邦彦
(31)
森山茂雄
(11)
や行
(115)
山﨑邦紀
(62)
主に渡邊元嗣と、わ行
(138)
一般映画、雑記
(89)
索引
(20)
BOOKMARK
m@stervision
説明無用、日本最強のピンクス。但し、もう建物をお出になられた
新約ピソポソ
2007年九月で消滅した旧本館より継続して使用中の掲示板です
エクセスフィルム
全面刷新したエクセス公式サイト
駄楽ひまなときブログ
行きつけのお店のブログ、下戸なのに。しかも閉めたんだけどね
ツイッタ
戯れに呟いてみたりもする
友松直之のブログ
友松直之監督のブログ、激しくエモーショナル
影への隠遁Blog
山﨑邦紀監督のブログ
To Live and Die in Tokyo
歴戦のピンクス、キルゴア二等兵氏のブログ
こびりつき映画記
サイボク氏のブログ、ピンク映画に関するエントリー多し
BATTLE BABES HC
SHIN氏のブログ、ピンク映画啓蒙運動も展開中
横浜のロマンポルノファンのブログ
そのまんまです
MY PROFILE
goo ID
dropoutcowboys
性別
都道府県
自己紹介
福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
痴情報道 悦辱肉しびれ/ex.DMM戦
池島ゆたか
/
2023年02月28日
「
痴情報道 悦辱肉しびれ
」(1998/制作:セメントマッチ/配給:大蔵映画/監督:池島ゆたか/脚本:五代暁子/撮影:清水正二/音楽:大場一魅/編集:酒井正次/助監督:森山茂雄/監督助手:佐藤吏・広瀬寛巳/撮影助手:岡宮裕/録音:シネ・キャビン/スチール:津田一郎/現像:東映化学/協力:青木大介/出演:冴島奈緒・篠原さゆり・水原かなえ・かわさきひろゆき・杉本まこと・神戸顕一・藤森きゃら・北千住ひろし・山ノ手ぐり子・大場一魅・おくの剛・石動三六・池島ゆたか・三国コキジ)。出演者中、三国コキジは本篇クレジットのみ、アナグラムな。
夜道を進む車の車載視点、ガーン!とか虚仮脅しの音効鳴らしてクレジット起動。運転するのはかわさきひろゆき、助手席に座る篠原さゆりの「ねえ、何処行くの?」といふ問ひに対し、「当てはある」とだけ答へる。監督クレまで完走した上で、暗転タイトル・イン。要は駆け落ちの風情を窺はせる、に過ぎないといへばそれまでの中身に、土台高々一時間のうち、二分弱を費やすアバンが早速間延びも否めない。
車が辿り着いたのが、当てとはいへ単なる空家。兎も角二人は、そこで情を交す。一転、昼間の校舎外景を一拍挿み、冴島奈緒大先生がキネコで飛び込んで来る。最後まで抜けなかつた、大仰な口跡で。劇中高校と学園とで名称がブレる、間を取つてメイワ高園の三年生・サエキ奈津美(篠原)が担任の内海ナオヤ(かわさき)に誘拐された事件を、FMW局のリポーター・キノサトマドカ(冴島)が伝へる。何でまた、フロンティア・マーシャルアーツ・レスリングと思くそ被るFMWにしたのか、直截な疑問が脊髄で折り返す。取材班は多分ディレクター辺りの遠藤(杉本)と、撮影部に照明部。ホント刹那的にしか映らない、これ照明部はひろぽんかなあ。横柄以前に髭が胡散臭い教頭(神戸)以下、ファミマの表で捕まへた奈津美と同級生のモモコ(水原)ともう一人(大場)。同僚教師(山ノ手)に、内海が暮らすアパートの大家夫婦(藤森きゃらと北千住ひろし)。奈津美が救ひを求める電話を直接取つた、元都議会議員で資産家の父親(池島)以外は皆が皆内海が教へ子を拐かすだなどと、何かの間違ひではなからうかと信じ難い印象で一致してゐた。それはさて措き、水原かなえは兎も角、大場一魅がセーラー服でぬけぬけと飛び込んで来るカットの、弾けるやりやがつた感。
配役残り、おくの剛は今度はマドカが消息を絶つた事件を伝へる、モップを載せたやうな髪型のアナウンサーか番組司会。石動三六が適当な苦言を呈する、憎々し気なコメンテーター。三国古事記、もとい三国コキジがよく判らないが、FMW局の撮影部でないとすると、写真といふか写メでのみ登場する、奈津美本命のウェーイな彼氏・リョースケくらゐしかそれらしき人影は見当たらない。
出馬康成のピンク映画最終第四作「
猥褻事件簿 舌ざはりの女
」(1995/制作:シネ・キャビン/主演:菊地奈央)で水揚げ、同年大御大・小林悟の怪談映画「
色欲怪談 発情女いうれい
」(如月吹雪と共同脚本)と、四作後の「
パイズリ熟女・裏責め
」(脚本:五代暁子)に主演。三年ぶりで冴島奈緒が大蔵に帰還した、池島ゆたか1998年薔薇族込み最終第八作。その後は更に十一年空き、吉行由実の「
アラフォー離婚妻 くはへて失神
」(2009)。2012年に没した冴島奈緒にとつて、大蔵での戦績は全五作となる。不勉強にして、冴島奈緒が“3000年型の淫売サイボーグ”なる、カッ飛んだ異名を誇つてゐたのをこの期に及ぶまで知らなかつた。何処の天才の発案だ、あるいは紙一重で惜しい人か。
全体誰が介錯するのか見当のつかなかつた、三番手の濡れ場はモモコが教頭と援交してゐる形で思ひのほかスマートに処理。三本柱各々の絡み―マドカは上司的な遠藤と男女の仲―をふんだんに見せつつ、外堀も丁寧に埋めて行く前半は、普通に手放しで充実してゐた。遠藤は詰まらない仕事と軽く呆れる、千葉の漁師を朝一取材するアポを通して内海と偶さか遭遇してしまふ、早朝の外房線にマドカを乗せる段取りも地味に秀逸。と、ころが。尺の折り返しを跨いでの東浪見篇の冒頭、内海を知る者全員が首を傾げた騒動の真相を、生存者の回想でアッサリか呆気なく開陳。さうなると後半は特異な状況に放り込まれた、ヒロインが如何なる酷い目に遭ひ、そこから逆襲に転じるのか的なサスペンス系アクション。さういふ方向にでも、転ばざるを得ないといふか転ぶのだらう。そんな、素人考へなんて何処吹く風。そのまゝ真直ぐ突つ込んでのけるのが、演者としても演出家としても大根と当サイトは評する池島ゆたかの、台詞回しと同様に棒状のドラマツルギー。凶行に至る仔細に驚愕の十分を割いた末、終に完全に壊れた内海に、何故かマドカが奈津美になりきり寄り添ふ意味が全く一切力の限り判らない、木端微塵の着地点がケッ作、断じて傑作とはいふてをらん。要はかわさきひろゆきが無様な右往左往に終始する、満足に振り回せもしないチェーンソーを、漫然と持て余すばかりのちんたらしたショットを無駄に長く回した挙句、カメラすら徒に動いてみせたりする。演出部も俳優部も頼みの綱の撮影部さへ、全滅する壮絶なラストは別の意味で衝撃的。壊れた男を描くのは勿論構はないが、映画ごと壊れる必要は別にないと思ふ。外堀が丁寧に埋まつたかと思ひきや、本丸がまさかの掘建小屋。前半戦は首位ターンした筈なのに、気づくと最下位でシーズンを終へてゐた、まるで2015年のベイスターズのやうな一作。改めて振り返つてみるに、そもそもお芝居に下手な癖のある大先生ではあつたが、なかなか作品自体にも恵まれなかつた冴島奈緒のフィルモグラフィには、悲運の冠が最も馴染むのではあるまいか。
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
おすすめブログ
【コメント募集中】スタッフの気になったニュース
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!