朝食1


FUJIFILM X100V

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ネットでオートミールを使ったレシピを見て、自分で朝食を作ってみた。
オートミールにヨーグルトとミルクを加え、ベリー、ナッツを入れて数時間置く。
・・というだけのものだ。

前日の夜に作って、冷蔵庫に入れておくことにした。
と言っても、レシピには各食材の細かい分量は指定されていない。
好みに合わせて、適当に自分で判断する・・ということなのだろう。

まずはオートミール1食分の分量を、秤で正確に測り、容器の中に入れた。
けっこう多い。
そこにヨーグルトをどさっと入れた。
さらにはミルクを少量加えて、スプーンでかき混ぜた。
何だかねっとりしていて、美味しそうには見えないが、まだ途中だからこんなものであろう。

冷凍のベリー数種の詰め合わせから、ポロポロと凍ったベリーを入れた。
これで彩りがついて、美味しそうになるかと思ったが、ベリーは内部に沈んでしまって見えない。
そこにいつものナッツの詰め合わせを一掴み入れた。
その容器を冷蔵庫に入れておいた。

翌朝、食べるのを楽しみにしていた。
どんな味だろう・・・
見た目はよくないが、フルーツもナッツも入っているし、きっと美味しいに違いない。

と思ったのだが・・・
美味しくない。
というか、不味い・・・(汗)

見た目がぐちゃっとしているが、味もやはりぐちゃっとしている。
ミルクが染み込んではいるが、それでもオートミールのあの味がする。
しかも無糖のプレーンヨーグルトを入れたので、甘みがまったく無い。
ドロドロした質感は、まるで粘土か接着剤のようだ。

ベリーが多少酸味を加えてはくれるのだが、オートミールの味を打ち消すことは出来ない。
ナッツも申し訳程度の影響力しか持たない。
これは予想が外れた。
きっと甘みを加えないといけなかったのだろう。

それに何よりも量が多い。
袋に書かれている1食分のオートミールを使ったが、他にもいろいろ入れているので、全体量がかなり多くなってしまった。
食べているうちに嫌になってきて、そのうち食べることに苦痛を感じるようになった。
しかも乳製品が沢山入っているので、お腹もゴロゴロ鳴り出した。

映画の1シーンを思い出した。
「続・夕陽のガンマン」でリー・ヴァン・クリーフが、木のスプーンで何やらグチャグチャしたものを食べるシーンがある。
子供の頃から、昔はあんな不味そうなものを食べていたんだな・・と思って見ていたが、今がまさにそれを食べている気分である。

それにしてもオートミールって、味や食感が支配的で、なかなか難しい食材だと感じた。
分量を適当に決めたのもよくなかった。
ちゃんと味を考えながら、もっと緻密に調整していくべきなのだろう。
普段料理を作らないものだから、自分がそういうセンスに欠けていることが分かった。
再度挑戦することも考えたが、正直うんざりしてしまい、もう食べたくない(笑)
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