ワックス


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

大きな画像

床屋に行った。
すると新しく始めたサービスを勧められた。
鼻毛取りだそうだ。

どうするのかと思ったら、ワックスでくっつけて抜くらしい。
例のブラジリアンワックスというやつだ。
花粉症なのでフィルターの役割をしてくれる鼻毛を抜いてしまうのはどうかと思ったが、抜くのは入り口付近の毛だけだと言う。
実はこの数日間、花粉症の薬は断っており、薬なしで乗り切ろうと頑張っているところだったので、この際思い切ってやってみることにした。

一通りいつもの髪の毛を刈るコースが終わり、最後に鼻毛取りをやることになった。
その時点で担当者が店長から別の若手の社員に交代した。
鼻毛取りのスペシャリストがいるのだという。
それなりに技術を必要とするようで、専門の教育を受けたものが担当するようだ。

まずは椅子の背もたれを少し倒して、顔を斜め上に向かせた。
最初に鼻の中に綿棒のようなものでオイルを塗る。
滑りを良くするためだろうか。
奥の方の毛まで抜くわけではないので、オイルを塗るのは入り口周辺だけだ。
あくまで鼻の穴から時折ちょこっと出てくる入り口付近の鼻毛が対象である。

それから温めたワックスを棒の先に付けたものを鼻に入れる。
ワックスは専用の電気器具であらかじめ温められている。
火傷をするほどではなく、ちょっと熱い程度だ。

両方の鼻の穴に入れるのかと思っていたが、それだと息が出来なくなってしまう。
鼻毛取りは片方づつ行うものらしい。
入れると言っても入り口付近に軽く引っかける程度だ。
そのスペシャリストの男性が棒を微妙に動かして、周囲の鼻毛がワックスにうまく絡むようにしてくれる。
あとはそのまま1分半ほど放置し、ワックスが冷えて固まるのを待つ。
歯医者で歯型を取る時に似ている。

「いいですか、ワン、ツー、スリーでいきます」
と言って、エイヤッでズボッという感じでワックスの付いた棒を抜く。
思わず構えてしまったが、痛みはほとんどなく、ただドスンと一気に抜けていった感じ。

それからワックスにくっついた鼻毛を見せてくれる。
驚くほどの量ではないが、しっかりと根元から抜けている。
この見せる儀式が重要なようで、これでお客さんがオオ!と喜び納得するのだろう。

最後に綿棒に液体を付けて、鼻の中を消毒する。
デリケートな鼻の粘膜から強引に鼻毛を抜いてしまったので、この後処理も重要な作業のようだ。
お金を取る以上、この辺はしっかりやる必要があるのだろう。

根元から抜けるので、これで約1か月ほどは鼻毛が伸びてくることは無いようだ。
家に帰ってから鏡に映して自分の顔を見たが、鼻の穴の入り口の内側に生えていた毛が見事にすべて消えて、ツルツルになっていたので驚いた。
最初の数日は違和感があると言われたが、今のところほとんど感じていない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 片付け 気になること »
 
コメント
 
 
 
Unknown (st)
2018-05-05 00:33:39
素朴な疑問ですがなぜ痛くないんでしょうか、
テレビでもよくやってますよね。
ふつう指で抜くと涙が出るほど痛いんですけど。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2018-05-05 03:20:10
指で抜くと生えている部分の皮が垂直方向に引っ張られて目一杯負荷がかかりますからね。
ワックスに毛を根元近くまでピッタリ固定させて一気に横方向に抜くので、あっと思った瞬間には終わっていて痛みを感じる暇がない感じですね。
ワックスをゆっくり引っ張ったら痛いかもしれません(笑)
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。