送迎


Z9 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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工場に出勤する時は、早朝の決まった時間の電車に乗る。
駅で車に乗り換えて会社に向かう。
電車は、時折遅延はあっても、基本的にいつも同じ時刻に駅に到着する。
しかし駅から会社までの移動にかかる時間は、日によって前後する。

信号への引っかかり方で、数分の違いが出るのだ。
片側一車線の狭い交差点で、右折車が混ざり道を止めてしまうと、信号が青でも通過できないことがある。
とは言え、それに要する時間的ロスはある程度決まっているようで、会社に到着する時刻は、遅れても5分程度の範囲に収まっている。

大きく狂うのは雨の日である。
駅までご主人や子供を送る車で、駅周辺の道路がごった返すのだ。
しかもドライバーが大抵運転に慣れていない人なので、交通全体がスムースに動かなくなる。
駅前ロータリーで道の真ん中に堂々と車を停めて人を降ろしたり、右折する際に右に寄らずに道を塞いだり・・・
他の車の抗議のクラクションが鳴り響く。

その混乱から抜け出すのにけっこう時間がかかるのだ。
裏道に逃げることも考えたが、誰も思いつくことは一緒で、結局そちらもスムースには動かない。
しかも天気も悪いので、悪条件が重なってしまう。

まあ、雨の日は家族が車で送迎する・・というのは当然のことなのだろう。
実は我家は、父親が運転免許を持っていなかったので、僕が子供の頃は、送ってもらった経験がまったく無い。
横殴りの雨の中でも、雪の降り積もった中でも、かじかんだ手で自転車を運転して駅に向かった。
そのため、ずいぶん皆楽をしているなあ・・と羨ましく思う。
今は駅前に住んでいるので、そういうことは無くなったのだが・・・

というわけで、雨の日は会社に到着する時間の予測がつかない。
駅前の道路が両方向とも車で埋まってしまい、そこを抜け出すのに何分かかるか分からないのだ。
ほとんど動けないまま、信号機が何度か変わるのを眺めているだけのこともある。
仕方が無いので、始業時間より30分以上前に到着するくらいの余裕を見て家を出ている。
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