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ピトー管


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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中学生の時、技術家庭の授業で、飛行機の速度はどうやって測るか・・と先生が質問した。
僕一人が手を上げて
「ピトー管で測ります」
と答えた。
先生は、誰も答えられないことが前提だったようで、お前よく知っているな・・と言われた。

ピトー管は、航空機のプラモデルを作るものなら、知らないものはいない。
当時僕は1/144のプラモデルに凝っていて、自宅に百機以上は置いてあった。
1/144というと小さいので、ピトー管を折らないように作るのに、いつも気を遣っていたのだ。
塗装図では、ピトー管の先端部のみを銀色に塗装するよう指示が書かれていた。

もっともそれが何をするものかは、プラモデルを作るだけでは分からない。
速度を測るためのもの・・という話は、恐らく最初は父親から聞いたのだろう。
そこまでは知っていたが、それで具体的にどういう原理で速度を測るかは、よく知らなかった。
何かの本で読んだ、圧力の差・・という程度の知識しかなかった。

ピトー管は、まず先端分にある穴が、空気の流れをまともに受ける。
それとは別に、流れの影響を受けない側面などに、もうひとつ穴がある。
そのふたつの受ける圧力の差から、ベルヌーイの定理に基づいて、対気速度を算出する。
・・・のだそうだ(笑)

言われてみれば、それもどこかで読んだ記憶があるが、もうすっかり忘れていた。
ちなみに上の画像は、(オリジナルかどうかは分からないが)靖国神社に展示されている零戦52型のピトー管である。
見ると管の段差の少し先まで銀色になっているが、僕はこの段差の部分までしか銀色の塗料を塗っていなかったよ・・・
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