変動


SIGMA DP1 Merrill

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選挙で政権が変わると、為替が大きく変動するかもしれないという。
すでに数週間前からやんわりと動いているが、ドーンと変わるのだろうか。
外国からものを買うなら今のうちかな・・・
なんて思っていたが、よく考えたら猶予はあと2日しかないぞ。
カードの締め日を過ぎてから・・なんて待っている余裕はないことがわかった。



今日の時計ベルト。
カラトラバ3923に、ジャン・ルソーでオーダーしたカーフのアイボリーをつけた。

色の正式名称はわからない。
というより、アイボリー系のカーフというだけで、一般向けの名前は特に決まっていないのだろう。
店頭でサンプルを見せてもらった時、たまたま目に留まった革である。
在庫が少量しかないので、ネットショップなどには出していないないものだという。
製造現場では、どうしてもこういう中途半端な材料は出るものだ。

カラトラバのカジュアル路線用に考えていた色に近かったので、試しにそれで作ってみることにした。
ベルトの形状はフラットにして膨らみは排した。
コバを黒に近いダークブラウンで塗ってもらい、アクセントをつける。
定革は2連の固定式とし、裏材はアンチスエットのブラウンにした。

しかしお店では、これは失敗するのではないかと危惧していたようだ。
ちょっと前例が無い仕様のようで、あまりお勧めしないという。
色も白っぽくてはっきりしないし、フラットでコバを濃く塗るというのも、厚みばかり強調される可能性があると指摘を受けた。

しかし僕自身は勝算があったので、失敗してもいいから実験的に作って欲しいとお願いした。
果たして出来上がってみると、なかなか上品な仕上がりで、カラトラバとよくマッチしている。
特にアクセントのダークブラウンが効いている。

お店の人も結果が意外だったようで、よく合っていると驚いていた。
ただ面白い組み合わせではあるのだが、これを僕が着こなすのは正直なところ難しい。
女性的な繊細感を持つベルトなので、そういうスマートな男性がつけなくては駄目だろう。

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