革命


SIGMA DP2 Merrill

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ハーバード大学の研究グループが、まったく新しい方式のレンズを開発したという。

Flat lens offers a perfect image

極薄のシリコンウエハー上に、ナノアンテナと呼ばれるV型構造体が多数配列されていて、透過した光線を一点に集める。
これにより厚さたった60ナノメ-ターの平たいレンズで、光を正確に歪みなく焦束させることに成功した。
厚みのあるガラスを使った補正と違い、光はレンズの表面で瞬間的にシフトする。
構造体の大きさ、角度、間隔を変えることで、特定の波長の光に調整することができる。

将来より研究開発が進めば、従来の様々な光学部品が、この方式を応用したレンズに入れ替わる事もあり得る。
薄くて超高品質なレンズの登場となるか。



今日の時計ベルト。
ボーム&メルシエのアンティークのスモールセコンドに、ジャン・ルソーのアリゲーター丸斑、つや消しのグレーをつけた。

以前同社のアトリエで購入したベルト。
直接お店に行くと、このような既製品が入荷していることがある。
オーダー品に対し割安で入手できる。

グレーのアリゲータ丸斑に赤いステッチという、特殊な組み合わせのベルトである。
当初はグレーの糸が使われていたが、わずかな綻びが発見され、修理してくれるというので、どうせならと赤い糸に変えてもらったのだ。
赤いスモールセコンドの針を持つこの時計と、色合いの上でぴったり合う。

ただし現代的にソフィスティケイトされた形状のジャン・ルソーのベルトは、こういうシンプルなデザインのアンティーク時計には、必ずしもマッチしているようには見えない。
ベルトの厚みは5mmあるが、それを強調したモダンで迫力のあるデザインに、時計が押され気味である。

時計ベルトのフランス御三家は、それぞれが独自のカラーを打ち出している。
その中でジャン・ルソーの製品は、現代的で力強いデザインに特徴がある。
ブライトリングなどを意識した、7mmという特厚のベルトも注文可能である。
先日まで銀座スウォッチビルの真裏にアトリエがあった(現在は同じ銀座内で移転)のも、最新の高級時計との組み合わせを想定してのことだろう。

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