激流


D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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何をとち狂ったかと言われそうだが、台風の最中、奥日光に行ってきた。
断続的に非常に激しい雨が降る。
金精峠は通行止めという情報が入った。
もしいろは坂で土砂崩れが発生したら、奥日光は孤立してしまう。

そういう危険を感じながら、坂を上っていった。
奥日光の道沿いには急な斜面が多く、山から流れ出た水が何本も道路を横切って流れていた。
大丈夫だろうかと、山の方を見ながら恐る恐る進んだ。

強い恐怖を感じさせたのは、大谷川の激しい流れであった。
平地を走る川ではないので、もともと流れが大人しいわけではないのだが、今日の状態は尋常ではない。
凄まじい水量の茶色い水が、上から覆い被さるように絶え間なく押し寄せてくる。

明治35年の台風による氾濫を知っているだけに、猛り狂う川に一層の恐怖を感じた。
あの時は男体山が土砂崩れを起こし、中禅寺湖に津波が発生し、溢れ出た水が日光市街を襲ったのだ。
日光は非常に微妙なバランスで成り立っている土地という印象がある。

中禅寺金谷ホテルに着くと、さすがにお客さんは少なめであったが、それでも十数組は宿泊している。
意外にもの好きな人は多いようだ(笑)
今回は軽装に徹し、カメラはD3Xに35mmを付けたものを選び、交換レンズは持って行かなかった。
ミニノートが修理中だったので、パソコンを使った作業も一切出来ない。

何もすることがなく、食事をして温泉に入った後は、早い時間に寝てしまった。
非常に健康的であった(笑)

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