COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
陸の王者
一方陸上で最強の生物といえば、これはもうヒグマしかない。(ホ・・・ホ・・・ホンマか?)
あるハンターから聞いたのだが、ヒグマというのは「羆」と書いて、普通の熊とは区別されるのだそうだ。
百獣の王ライオンなんて目ではない、ヒグマこそが地上で最強の、ハンターにとって最も用心すべき動物であるからだという。
あの強靭な筋肉と鉄のような爪の一撃を喰らったら、人間の首などもげてしまうかもしれない。
しかしヒグマはホオジロザメと違って非常に頭がいい。
ゆえに人間の実力をよく知っており、むやみに戦いたがらない。
人間が自動車に乗り、家を建て、明かりをともして生活しているのを、彼らは物陰から見ているのだ。
人間を恐れているといってもいいだろう。
彼らが襲ってくるのは、多くは出会い頭でビックリした時と、子供連れの時だ。
もし森でヒグマに出会ってしまったら、絶対に走って逃げてはいけない。
ヒグマは本能的に逃げるものを襲う。
しかも時速60キロの速度で走れるので、追いかけっこになったらまず勝てない。
その場でヒグマを睨みつけ、低い唸り声を上げて牽制し、相手があきらめていなくなるのを待つだけだ。
ところで「止め足」と呼ばれるヒグマの得意技をご存知だろうか?
ヒグマを狙うハンターは、ヒグマから一定の距離をおいて執拗に追跡し、少しずつ距離をつめていく。
ヒグマも後を追われるのが嫌で、なるべく人間が歩くのが困難な険しい場所を選んで逃げる。
それでもじわじわと追跡者が迫ってくるのを感じると、ヒグマは「止め足」というトリックを使うことがある。
自分の足跡をもう一度正確に踏みながら後退し、一定の距離戻ったところで脇に飛びのくのだ。
足跡を頼りに追ってきたハンターは、突然足跡が途絶えるのでぎょっとなる。
同時にクマに後ろをとられたことに気付き慄然とするのである。
ヒグマの方は、そのまま逃げてしまうことも可能だが、追いつめられていた場合は襲いかかることもあるだろう。
ウーム、恐ろしいやつ・・・
以上ここに書いたのは本で読んだことに過ぎず、ヒグマ本人から聞いたわけではないので保証の限りではない。
実際にヒグマに出会った時、実践してうまくいかなかったとしても、当方は一切関知しないので悪しからず。
D70s + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
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