閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

変わり雲

2012-09-25 11:50:48 | 日々

 

ときどき変わった雲が釣れる。
どうしてこういう形ができるのか、とても不思議。

 

こんなのとか・・

 

 

こんなのとか・・

 

こんなのとか。

 

先日、庭にいたら、とつぜん飛行機の大きな爆音がして、
顔を上げると、山の陰から、びっくりするほど大きい
(というか、近い)飛行機があらわれ、そのまま右に旋回して
「うわー、うわー」と言ってるうちに、山の向こうに消えました。
その間、たぶん、4秒か5秒くらい。

「今の、なんだった? ヘリコプター?」
2秒の差で見そこなったMに聞かれて、
「ヒコーキ! すっっごく近かった!」
「写真撮れた?」

言われて気がつくと、手にはカメラを持っている。
そういえば、わたしはそのへんの花を撮っていたのです。

「・・撮ってない」
「だめじゃん」

そうなの。こういうとき、とっさの行動ができない人。

「何だった? 輸送機みたいなやつ?」
「わかんない」
「見たんでしょ」
「見たけど・・ビックリして、覚えてない」

ふつうは、驚くようなものを目撃したら、その光景が
「目に焼きつく」ものじゃないのかなあ。
驚いたということだけが記憶を占め、視覚情報が保存されていない。
この頭の構造、われながら、不可解ナリ。

空を飛ぶものを見るのが好きである。
ヘリコプターの音がすると、すぐベランダに出てみる。
うわー、と口をあけて見送る。手を振りたくなる。
大きな鳥もいい。
悠々と舞うトビ、翼竜のようなアオサギも素晴らしい。
たまに都会に出かけても、ビルの上空のカラスに見とれる。
あんなに自由に、らくらくと、かるがると飛ぶものがいる。
そう思うと、どきどきする。

彼らの位置から見れば、このおおぜいの人間は、
池の水底の藻のあいだを這う生物のように見えるかしら。
信号を待ちながら、ぽけっと上を向いている人は他にいない。
カラスなんてもう見飽きて、うんざりしているのだろう。
それとも、見て見ぬふりをしているのかも。
カラスに見下されていることを認めたくなくて?
そうかもしれない。
見下されたって、べつに、いいのに。

 

本日のゲスト。

天までのぼれカタツムリ。

 

あれ? 「やっぱりオウチ帰る」?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする